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ところが…。
eepromとBIOSチップを交換したところで確認してみると、表示が乱れ、暴走しているような状態。
これは…。以前も経験したGPU起因の障害ではないか?
GPU搭載のT61では、この手の障害が多く見られた。ということで、めんどうだけど、GPUをヒートガンを使って炙ってリフローすることに…。
※問題?のGPU「nVIDIA Quadro NVS 140M」(右上) グリスは拭き取ってあります。

ヒートガンの熱風が、アルミホイルの隙間から基板内に入り込まないように、
両面テープを使って、入念にマスキングしておく必要がある。

※リフローの結果。無事に表示されるようになりました。
せっかくヒートガンを出したので、引き続きTPMの換装を…。
TPMの周りをアルミホイルでマスキング。準備ができたら、ピン周りにフラックスを塗って、ヒートガンで炙る。
しばらく炙ると、半田が溶けてピンが浮いてくるので、ピンセットを使って取り外す。(けっこう熱い…。)
チップが外れたら、アルミホイルのマスキングを外して、荒れたランドを半田ごてで「整地」。その後、フラックスを拭き取って、再度、フラックスを塗り直す。
TPMの半田付けはけっこう大変だ。フラックスを塗ってヒートガンで一気に貼り付ける方法もあるが、まだまだ技術的に未熟なので、ピンを一つずつ半田ごて半田付けしていくことにした。
ピンピッチが細かいのでルーペを使って位置合わせをして、まずは対角線の一方のピンを半田付け。さらに微調整をしてから、ピンを一つずつ半田づけしていく。最後に、ピン同士の短絡がないかを確認して終了。(視力が落ちてきているのでけっこうたいへんだった…。)
あとは、組み立てて、動作確認するだけ…。
結果は…。
なんと、192エラーが出ずに起動させることができた。
つまり、192エラーを回避するためには、3つのチップを一気に交換しなけらえばならないということか…。(おそらくTPMとBIOSチップはセットにしなければならないと思う。)
結局、このT61シスボ。処分を免れ、復活を目指すことになった。
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