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猫屋敷のトイレの壁は白い。本来ならば生花を飾りたいところである。しかし残念ながらそれを維持するのは難しい。故に毎年、決まってバラの写真のカレンダーを掛ける事にしている。暮れに私が不在だった為、予め昨年の下に新たなカレンダーを掛けていた。それを何故だか「いらんことしぃ」は外して棚の上に置いていた。年も明けて、彼がカレンダーを掛けたと言っていた。その時、私は気にも留めなかった。今週始めの話である。付けたり外したり実に暢気だ。昨夜は珍しく雪が降った。5センチ以上あったので、私は夜勤明けのその足で雪を掃いてから眠りについた。日も高くなり始めた朝のこと。なにげにトイレに入ってカレンダーの日付を見る。今日が平日になっている。おい、今週の仕事は昨日で終わったぞ・・・とよ~く見てみると・・・去年のカレンダーではないか!!「コレ、去年のカレンダーだろ。」との問いに返って来た答えは「おや?掛け代えたはずだが・・・。」「いらんことしぃ」は間違えて今年のカレンダーを捨てていた。それに対して謝罪の言葉は無い。コイツの頭の中は一体どうなってるのか?私は平素の睡眠不足と雪掻きとそのショック?で今日はずっと寝ていた。体も脳ミソも・・・だるい。
Jan 14, 2012
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仕事始めである。他と変わらず初詣に出かけた。雪がちらつく中、境内の参門をくぐる。ふと人々の視線の先が気になり目をやると・・・ハトの片足を持って離さない3才児(多分)が居た。時々子供は手を降るのでハトは羽ばたくこともできず、ぶら下がったまま足もねじれて今にも足が折れそうである。人々が注目しているのを見ると「つい今しがた」の事ではないらしい。ある中年女性はそれを見て眉をしかめ、隣の亭主らしき人に耳打ちしている。親は何所じゃい!?と見回したら5メートルほど離れた所に居て、誰かと話こんでいた。人々の視線に気付いたか、やっと子供の存在を確認している。言わずもがなハトはそのまんま項垂れている。誰も見てみぬふりである。見かねて私は子供に近寄った。「ねぇ、ぼく。ハトさん放してあげて。」「そのままじゃ、ハトさん足が痛いよ。」子供は言った。「ハト、捕まえたの~。」子供のすることである。やっと捕まえたものの、持ち方を知らないし知る由もない。顔を見れば水っ鼻が垂れ、昨今見ないようなポワンとした顔をしている。しかし子供は私の言ったことを理解した様子で、両手でハトを支えた。間も無くしてハトはすぐさま飛び立った。男の子の握っていた指の力が抜けたのだろう。子供は飛び立ったハトをみて目を輝かせ、一言。「すご~い。」「すごいねー。(ハトさん)『ありがとう』って言ってるよ。」子供はハトが飛んで行った空を暫く見上げていた。昨今、「知らない人に声を掛けられたら・・・」と言われるご時世だが、私は言わずに居られなかった。何故、注意しないのか。祈祷を済ませて本殿から私達が出てくると、その子供は姉らしき子供や母親らと一緒にハトに餌をあげていた。「地域で子供を育てる」とは、金も口も出すことである。口うるさいオジちゃん、オバちゃんで大いに結構ではないか。私達は何れ、その子供達の力を借りて老後を過ごすことになるのだから。
Jan 4, 2012
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新年明けまして。無事帰国し、猫達と涙のご対面・・・かと思いきや、泣く間など無く怒涛のように新年を迎え本日に至る。相変わらずの猫屋敷の新年。「いらんことしい1号」は相変わらず喫煙している。ついに猫達が主に暮らしている二階デビューを果たした。室内がヤニ臭くなる為、自発的にベランダに出て吸ってはいるが・・・事件は起きた。「ああ、またベランダで吸ってたな。」と下階に居た私はサッシの閉まる音でそれを知った。普通ならほおっておくのだが、何だか足が二階へ向いた。入れ違いで奴は1階に降りて行った。夜だと言うのにカーテンも半開き。外は勿論氷点下~・・・ン!ンンッ!?・・・窓の外に動く二つの光。誰かが外に居る。「(Hey,you!・・・っぢゃない)よぅ見て閉めんかいっ!」(よく見て閉めなさいよ)と叫びたいのをググッっと堪え、外に居た誰か(黒いので瞬時には分からない)を部屋に入れた。ナナだ。耳も鼻も超冷たい。点呼して他に居ない子を探す。探して言った。「(ナナが)ベランダに出たのが分かんねーの!?」当人、感覚がすっかり鈍って居る為、猫に先を越される事が多くなった。それなのに自覚が足りない。あのまま気付かなかったらどーなってたことか。肝を冷やした新年の幕開けであった。-----------オマケ・英会話上達の秘訣・・・と言うほど大そうな物ではないのだが。常々、感じているので書こうと思う。人間、不思議なもので帰国して暫くは言葉に違和感を感じていた。空港を出たばかりでバスを待っていた私は、普段したことのないミスをした。買ったばかりの切符を落としたのだ。いざ乗車となり切符が無い事に気付いた私は焦って切符を探していた。後続の一人が指を刺していた。その指の先を見ると・・・あった!思わず出た言葉が「OH~! Thank you!!」見た目、どちらもガチで日本人である。私は英語が堪能ではない。しかし、使い付けている言葉は咄嗟の時に出ると言う事を改めて感じさせられた。「私は英語が話せない」と諦めている人が居たら私は言いたい。「習うより慣れろ」である。質問の例文集を1冊用意しよう。【即落有】英会話 質問例文集 CD付 英検 TOEIC対策:楽オク中古品価格:500円(税込、送料別)【送料無料】 相手にどんどん質問する英会話 会話上手になるための720文例 CD BOOK / 浦島久 【...価格:1,575円(税込、送料込)【送料無料】 質問にパッと答える英会話一問一答トレーニング CD BOOK / 味園真紀 【単行本】価格:1,680円(税込、送料込)確かに聞く力も大切だが、何所やらの「聞き流すだけで・・・」ではダメなのだ。外国へ行かずとも台所で、トイレで、テレビを観ながら呟いてみよう。英語で考える癖をつけると質問の答えも英語で考えるようになる。スペルはそれから覚えたって全然遅くないのだ。
Jan 2, 2012
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