道。
君は何を想うのだろう。
君が見えない世界を見て
君が聞こない音を聞いて。
君がいないことに気づかなくて。
ふと振り返った世界は
真っ暗で
おもえば自分の進む道すらわからなかった。
怖くて怖くて。
泣きながらはしった。
君がいない。
みんな言う。
「１人世界が消えただけ」
それでも怖くて。
それでも悲しくて。
いかないでしかいえなくて。
道を戻っては
君を探して。
泣きながら
泥にまみれて
黒い世界に溺れながら
まだ君が見えなくて。
貴方のせかいが遠く感じたり
近く感じたり。
ワタシを惑わす貴方が
好きだなんて
今まで気づかなくて。
遠いことがこんなにはがゆいだなんて
気づきもしなくて。
伸ばした手は遠く空をつかんだまま
ナミダを流すことしかできなくて。
ごめんね、気づかなくて。
君の声が聞こえてるから
僕は歌えたんだよね。
君の姿が見えたから
いつも笑っていられたんだね。
君がいないこの世界で
僕はどうしたらいいんだろう。
電話のメモ。
「どこにいるん？」
助けて。
僕はココだよ。
ココにいる。
ココだってば。
おいてかないで？
どこまでもついてくから。
僕の手を
握ったまま。
君の優しさに
くるまれていたいの。
どこにいても。
どこにでもいる人なんて存在じゃないから。
ココにいるの。
いつでも
君の隣に。
ココだよ・・・。
ココだよ。
ココだってば。
君の見えないすぐソコ。
僕から見える君は
美しい翼を広げて
また新しい世界へ空へと羽ばたいていくんだね。
ごめんね。
気づいてあげれなくて。
そして
君のいるソコから
僕は見えますか？
離さないでね？ずっとずっと。
ココにいるから。
ココから動くことなく
君を好きという気持ちは
ずっと変わらないまま
今もこれからも
密かに
生き続けあふれるから。
安心して
君の空へ羽ばたいていて？
君のかえる場所は
僕が守るから。
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