★Latchkey Child★

★Latchkey Child★

ゴスペラーズ -音楽媒体ー


僕に音楽のすばらしさを教えてくれた

今まで中途半端に流した涙よりも

あなたたちの歌声で流した涙は本物だった

すべてがかぶっていた

幸せすぎる音楽の内容とは別の

残虐な一面もある歌詞。

それでも、好きだった


でもね、なぜだろう

幸せな歌詞を見ると

たまにふっと「じゃあ僕だけなぜ幸せにはなれないの?」って思う

それは、僕が動き出してないから?

それとも、あなたたちの虚無の世界の話だから

御伽話はいつも聞いているけど

なぜだか、あなたたちのクオリティーの高さには驚かされた。

写真一枚にしたって、プロモーションひとつにしたって

緻密に計算されたもの。

それのしたから除く素顔に本当にどきっとするときもある

でもね、僕にとってそれは「尊敬」なんだ。

この音楽をつきつめたり、求めたりすることは

たぶん「永遠に不可能」だと思う。

だって、それはクオリティーを求めてるあまりのことだから

僕にその「クオリティー」を目指す自信はない。

だから、歌を聴くたびに思う

どうやったらできるんだろう。

楽譜を見ても、本人を知っても

わからない奥深さ

まるで、神様のさいころみたい。

いろいろな面が出てきて

本当の答えは出てこないサイコロ。

それが、神様のだから

多面体っておはなし。

あなたたちの歌声も才能も詞も今も

尊敬しています。

でも、それは「愛する」ものではなく

「尊敬する」ものだと思っています。

だから、「アルバム」のクオリティーを求めていいですか?

今までのように

「アルバム何枚買った」とか「雑誌で見た」とかではなくて。

たった一枚のアルバムをすりきれるまで聞くでいいですか?

そんな身勝手なこと許してくれますか?

ごめんなさい。


今まで音楽を馬鹿にしてました


ここまで僕をとりこにしてくれるなんて。


北山さんという人に
「詞の奥深さ」や「本質」について教わりました

その人が言った言葉が身にしみてます

そして「今もまだ」

「詞を書く」ことで近づきたいと思っています

遠い遠い階段を一歩づつ踏みしめて

あなたたちのようにはなれないかもしれないけれど

でも、せめて

世界の中でたった一人だけでも

僕の詞の中でないてくれる人がいたら

僕の詞で、救われる人がいたら

それは、それで幸せだと思います

だから、あなたたちだけではない音楽に旅立ちます

ありがとう。
ごめんなさい。

そして、また会う日まで

おんがくの神様たちへの
ラブレター。


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