先生のラグビー日記

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ぽぽらっち3809

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横浜のSです@ タグラグビーの地方予選に向けて 横浜にいらしていたんですね!お忙しいと…
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saruyuri @ おつかれさまでした。 ぽぽらっち先生 酷暑のなか、おつかれさ…
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2008.12.28
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カテゴリ: 仕事
 冬休みに入り、ようやく一息つけました。

 忙しい、と言いながらも、週末のフットボール従事は欠かさず、自分で自分の首を絞めておりました。何人かの方からは「テレビに映ってたねぇ」と連絡を頂きました。ラグビーの人気低調の中、私に気付いていただき有り難い限りです。

 さて、忙しかった理由のひとつが「研究授業」。教員である以上、義務のようなものですが、今回は町の小・中学校の学習指導主任研修会の一環としての授業担当でした。
 内容は「意見文」、それも、単に自分の意見のみを書くのではなく、説得効果を高めるためにイソップ寓話を組み込む、という提案を行いました。
 指導主事からは「仕切ってくださって結構です」というお言葉を頂いていましたので、「小中学校の連携について」「文章を書く力の育成方法について」「ことばのはたらきについて」の三つについて話をさせていただきました。
 訳も分からず始まった中学校勤務ですが、今回に関してはかなりの「強み」でした。というのも、小学校の先生は「小学校では云々」という言い方で、中学校との違いを強調したがるのですが、私は小学校1年生~中学3年生まで、全ての学年を教えましたので、「いや、必ずしもそうとは言えません」と事実を以て反論ができるわけです。もちろん、中学3年と小学校1年が同じことができるわけはありませんが、小学校の先生は自分の教えたことが中学校のどこにつながっていくのか、中学校の先生は小学校ではどのようなことを教わってきているのか、双方が理解しようと努めないと、結局子どもが不幸になる、ということが言いたかったわけです。

 その中で、「学校裏サイト」の話も出ました。ある小学校の先生は、「人権感覚を身に付けさせること」の重要性を主張しました。私は、それも大事なことであるが、それと同時に、裏サイトでつかわれていることばの貧弱さに注目すると、問題の根本が見えてくるように思われる、という話をしました。というのも、「うざい」「きもい」「死ね」云々、どぎついことばが並んではいるが、分類すると、数種類にしかならないことに気付く。つまり、こういうことばを用いている子どもは、数多のことばの中からこれらを選んでいるわけではなく、こういう語彙しか持ち合わせていないのではないか。つまり、彼等は、乏しいことばでも表現できる、単純な思考しか持っていないのでは、と推察されるわけです。当然、こういった子たちの行動も短絡で瞬間的なものになりがちなのは推し量れるでしょう。彼等にすれば、学校裏サイトは格好の表現の場であるわけで、いくらこれらを虱潰しにしていっても、似たような形のものが出現すれば結局問題は繰り返されるわけです。
 これらの対策は容易ではありませんが、私の考えとしては、小さいうちから感情を表すことばを頭の中に落とし込むと同時に、感情・思考とことばを結びつける指導を繰り返し、語彙と感情表現の「量」を増やしていく必要がある、と話しました。つまり、何かできごとに直面したとき「すごかった」「つまらなかった」でしか片付けようとする子を放置せず、事実を述べさせ、自分の見解を表出させ、それに対して適切な助言を与えていく、という学習活動を行ってはどうだろう、というわけです。


 そんなこんなで、楽しい研究会でした。もっとも、ひとりで楽しんでいただけで、参加者はその限りではなかった、かもしれませんが

 さて、明日の夜、例年のごとく花園に向け出発します。いい試合がたくさん見られますように。





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Last updated  2008.12.28 16:49:23
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