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現在実践中の・白髪対策はカラートリートメントで対応・可能な範囲でセルフカットを継続すると、いくらくらい節約になるのか試算してみました。まずこれまでかかっていた金額を計算。★3~4週間に1回のリタッチ&トリートメント→1年は52週なので4週に1回として@6,000×13=78,000円★2か月に1回のカット→@4,000×6=24,000円★4か月に1回の縮毛矯正→@10,000×3=30,000円しめて合計132,000円(税抜き)えっ!(絶句)必要経費と思って具体的に計算したことなかったけれど、こんなにかかっていたのか。実際には矯正・カット・リタッチ・トリートメント全部まとめてやったりサロン専用シャンプー&コンディショナーを購入したりもしてたので正確な費用全額ではありませんが、ざっくり目安としてはこんな感じ。超くせ毛な剛多毛白髪頭を人並みの外見に整えようとすると、これほどまでにお金がかかるという現実。対して、現在チャレンジ中の★白髪対策はヘアカラートリートメントで→1本1か月で@3,000×12=36,000円★可能な範囲でセルフカット→美容師さんカットを4か月に1回とすると@4000×3=12,000円★縮毛矯正は当面しない→0円しめて合計48,000円(税抜き)実際は割引や楽天ポイントgetで1本3,000円かからないし、カットももっと安い所へ行けばさらに経費削減が可能。その差、年間84,000円(税抜き)。ミュージカルオタク的な換算をすると帝劇S席6~7枚分。A席なら実に9枚分、B席だと20枚分!オーマイガー!でかい。そりゃあ今もサラサラストレート艶々ヘアには憧れるけれど、ないものねだりはキリがないし、えてして隣の芝生は青いもの。人は人、自分は自分。それでいい。このコロナ禍でいろいろ考える中、そんな風に思えるようになった自分がいます。とりあえず、今の方針で続けてみます!やめてみた。 本当に必要なものが見えてくる暮らし方・考え方 [ わたなべぽん ]楽天で購入さらに、やめてみた。 自分のままで生きられるようになる、暮らし方・考え方 [ わたなべ ぽん ]楽天で購入
2020年09月09日
美容院での白髪染め(リタッチ)をやめてみたのに続き、今度は美容師さんに髪を切ってもらう頻度を減らすことに挑戦。そう、いわゆるセルフカットです。自分で髪を切る。費用かからず。予約も不要。切りたい時に切りたいだけ切ればいい。しかし。怖っ!学生の頃は前髪くらいなら自分で切ったりしてましたが、社会人になってからは全て美容師さんにお任せしていたので、いざ自分で切るとなると、やはり怖い。。。とはいえ、コロナ外出自粛期間直前に切ってもらった髪が伸び放題で、正直鬱陶しい。気候的に、まだしばらくの間はまとめ髪にしているだろうし、多少切りすぎても、毛先がそろってなくてもバレやしない。そう、やるなら今しかない。最悪失敗しても、髪ならすぐ伸びる。ということで。思い切って切ってみました。自分で。普通のハサミでちょきちょきと。結果。すっきりした~!快適!とりあえず特に伸びが気になっている部分だけ他に揃える感じで切ってみましたが、意外と何とかなりました(笑)なんとかなったことに勢いを得て、やはりちゃんとしたハサミで切らねばとセルフカット用ハサミを購入。すきバサミ(セニングシザーってやつですね)も。届いたら、古代エジプト人みたいなコケシみたいな、この髪の厚みとって軽くするぞー!もちろん最終的には美容師さんにお願いすることになるとは思いますが、少しでも頻度を減らせれば、お財布的にも時間的にも余裕が生まれていいかな、と。とにかく一度やってみよう精神です。Amazon富士山 シザー 日本製 カットシザー セニングシザー 2丁セット プロ仕様 ハサミ セニング スキバサミ 散髪 はさみ楽天富士山 シザー 『日本製』 ハサミ 【送料無料】 カットシザー セニングシザー 美容 すきばさみ 散髪 はさみ 理容 セニング スキバサミ ホームカット セルフカットシザー楽天で購入
2020年09月08日
利尻ヘアカラートリートメントのクチコミで時々見かけるマイナス点として、こんなものがあります。・使っているうちに容器から出しにくくなる、最後まできれいに出し切れない・最初はいいが、途中から、出すときにブシュッと周りに飛び散ってしまい使いにくい実際に使ってみると、なるほど、確かにその通り。その通り・・・なのですが。解決方法はいたって簡単。要は、中身が減るに従い、容器に空気が入って出しにくくなるわけだから。結論。開封したヘアカラートリートメントは逆さまに置いて保管すべし。重力で中身は下に、空気は上の方に溜まることになるので、容器を押しても周りに飛び散ることはないし、最後まで綺麗に全部使えます。お試しあれ~。Amazon利尻ヘアカラートリートメント ダークブラウン 200g楽天利尻ヘアカラートリートメント白髪染め2本セット無添加の白髪染め 敏感肌用!利尻昆布エキスで髪を傷めない!自宅で!利尻白髪染め【あす楽対応】【送料無料】【サスティ】【ピュール】楽天で購入
2020年09月07日
コロナ禍を境に、長らく続けてきた美容院での白髪染め(リタッチ)をやめてみました。20代の頃から若白髪あったし、太くて硬くて量も多くて超くせ毛。おしゃれの最強の敵、我が髪の毛。社会人として身だしなみを整えるという意味でも・3~4週間に1回のリタッチ&トリートメント・2か月に1回のカット・4か月に1回の縮毛矯正は、必要経費と割り切って長年続けてきたわけですが。コロナの影響で美容院に行けなくなった。いや、さすがに現在では行こうと思えば行けるけれど、改めて、白髪対策を考えさせられるきっかけになった。実際、年間で考えるとかなりの出費だし。これから先ずっと、おばあちゃんになるまで白髪染めと縮毛矯正を続けるのか?近年、慢性的な頭皮の痒みとか、施術時の刺激感とか、気になることが増えつつあったこともそんなことを考える要因になりました。で。とりあえずのお試し、実験のつもりで、思い切って、美容院に行くのをやめてみました。白髪対策としては、髪や頭皮への刺激などを考慮してヘアカラートリートメントを使ってみることに。使ったのはコレ。利尻ヘアカラートリートメント白髪染め無添加の白髪染め利尻昆布白髪染め!利尻昆布エキスで髪を傷めない!【2本以上で送料無料】【あす楽対応】【男女兼用】【サスティ】【ピュール】楽天で購入利尻ヘアカラートリートメント。いろいろ調べてみたところ、これが白髪用ヘアカラートリートメントとしての評価が一番良かったので。初めて使うにはちょっと思い切りの必要なお値段かもしれませんが、とにかく試してみないことには良し悪しも判断できないからね。えいやっ!で買っちゃいました(笑)で、実際使ってみたら。結構いいぞ、これ!説明通り、最初の1・2回ではあんまりしっかりとは染まらないけど、3日目で「お、染まった!」と感じました。髪質にもよるのでしょうが、私は週に1回ペースで使うのが髪色キープの意味でもいいみたい。私は髪の伸びがかなり速いので、2週間経つと頭頂部の根元が少し目立ち始めます。とはいえ、美容院でのリタッチと違い、染めてる部分と伸びた部分の境目がそこまでハッキリしないので、仮に2週間経ってしまっても、根本白髪のストレスは以前より格段に少ないです。ヘアカラーにありがちは嫌な匂いが一切ないし(無臭)、そもそもトリートメントなので、使用後に髪がしっとりまとまるもの嬉しい。これを使い始めてから、頭皮の痒みもほぼ消えました。とりあえず試してみたい方は、Amazonや楽天で1本購入して使ってみるのがよいかと。ドラッグストアでも大きな所なら大抵扱っています。公式サイトなら、初回のみ20%offで購入可能。一度購入実績を作ってしまえば、誕生月にも20%offで買えるので、そのタイミングでまとめ買いしてもいいかもしれませんね。いわゆるグレイヘアも考えました。が、今はまだ早いかな、と。いつか、もう少し白髪の割合が多くなったら、カラートリートメントをやめて挑戦してみるつもり。それまでは、当面このカラートリートメントで維持していこうと思います。Amazon利尻ヘアカラートリートメント ダークブラウン 200g楽天利尻ヘアカラートリートメント白髪染め2本セット無添加の白髪染め 敏感肌用!利尻昆布エキスで髪を傷めない!自宅で!利尻白髪染め【あす楽対応】【送料無料】【サスティ】【ピュール】楽天で購入
2020年09月06日
コロナの影響で生活のいろいろな部分がこれまで通りにはいかなくなったけれど、そんな中だからこそ発見した楽しみもある。それは。電子書籍。はい、AmazonのKindleとか楽天Koboとかですね。めっちゃ便利。そしてお得。もちろん以前から存在は知っていたけれど、利用したことなかったんですよ。やっぱり本は紙でしょ。電子書籍なんて絶対目が疲れるわ、とか思って。でも、3月からの外出自粛で本屋さんも図書館も閉まってしまい、仕方なく利用してみたところ。。。なにコレ、すごくイイ!何冊買っても分厚い本でも置き場所必要ないし、アプリで読めば持ち運びも超軽い。おまけに紙の本よりディスカウント価格で購入できる機会も多い。とりたてて目が疲れやすいとかもなかったし。今や私の中では、雑誌、コミック、小説、ビジネス書的なものは電子書籍一択。勉強に使うテキストなどは紙、という住み分けになりました。ちなみKindleはアプリで十分。快適な読書生活が楽しめますよ。Amazon 浅田次郎の名作シリーズ第1巻。時間を忘れる面白さ!
2020年08月08日
8/1にWOWOWでやっていたオリジナル番組『劇場の灯を消すな!』第2弾が面白かった。第2弾は40周年記念の劇団☆新感線フューチャーのプログラム。粟根まことさんのサンシャイン劇場バックステージ案内や、高田聖子さんと入江雅人さんの朗読劇も見ごたえアリでしたが、個人的に一番面白かったのが、いのうえひでのりさん・徳永京子さん・中井美穂さん3人による『勝手な聞き放談』。とりあげたのは2011年上演の『髑髏城の七人』通常ワカドクロ。演劇ジャーナリスト徳永京子さんが、かねてよりいのうえさんに聞きたかった質問を根掘り葉掘り聞くというコーナー。が、ふたを開けてみたら、映像を見ながら徳永さんのオタク的みどころ解説を聞く展開に。捨之介の立ち回り時の見所ポイントは、着流しの裾が乱れ、そこから覗く太腿(いのうえさん的には”フンチラ”)とか、森山未來天魔王は登場時の足元がモデル立ち(バレエの5番)とか、太一蘭兵衛の笛や刀をぎゅっと握らず人差し指をかるく添えている、とか。一番のオタクっぷりは「本当に美しいアクションは逆再生しても表に見える」という発見(つーか、そもそもどうして逆再生したのか。どういう発想なんだ???笑)一幕ラスト、蘭兵衛が髑髏城に向かう殺陣の場面、太一くんの魅力がMAX堪能できる見所の塊みたいなシーンですが、ココ、逆再生でもまるでブレや違和感がなく、本来の(逆再生じゃない)殺陣と同じものを見ているみたいなんですよ。逆再生でも妖しく美しく、ため息出るほどかっこいい。スピード・キレ半端なし。当時19歳の太一蘭兵衛、やっぱり伝説。Amazon
2020年08月05日
来週あたりから、ようやく観劇再開できそうな気配。どうか無事に観られますように。。。3月、滑り込みでなんとか観られた最後の舞台がミュージカル『アナスタシア』でした。リピートできなかったので、ひたすらサントラ聴いて舞台の余韻を反芻してました。牛。Amazon※個人的には幼いアナスタシアとディミトリの出逢い場面がかなり好き♪
2020年08月04日
今月の観劇。『TENTH ネクスト・トゥ・ノーマル』@シアタークリエ『TENTH ニュー・ブレイン』@シアタークリエ『髑髏城の七人season月・上弦』@ぐるぐる劇場もといIHIステージアラウンド東京『黒蜥蜴』@日生劇場『テロ TERROR』@紀伊国屋サザンシアター以上の5本でした。ダイジェスト版とはいえ大好きなN2Nが再び観られて本当に良かった。今度はぜひフルバージョンで再演を!森新太郎さん演出の『テロ』は、私にとって初めての観客参加型作品でした。非常に面白かった!いわゆる法廷モノなのですが、観客は「参審員」という立場でその裁判に参加している形式をとっており、最後に有罪か無罪か、自分が思う投票箱に一票を投じます。そして、有罪、無罪、投票の多かった方がその公演回の結末となります。私が観た回は「無罪」でした。面白いことに、日本では有罪無罪がほぼ半々で拮抗していること。外国ではほぼ無罪。この差がどこからくるのか。非常に興味深いですね。アマゾン★Next to Normal CD★★Next to Normal ペーパーバック★★Terrorペーパーバック★
2018年01月30日
予想以上にハマったミュージカル『フランケンシュタイン』の東京公演が終わって早数日。あまりに好きすぎてフランケンロスな日々ですが、終わりがあれば始まるものがある、というわけで。。。今月の日生劇場はミュージカル『ビッグ・フィッシュ』が開幕。7日から。映画も有名な作品だったようですが私は観ていないので、まっさらな状態での観劇です。浦井くんはじめキャストのみなさんがどんな芝居をみせてくれるのか、白井晃さんがどんな演出をなさっているのか、いろいろ楽しみ(^^)アマゾン★Big Fish★★ビッグ・フィッシュ コレクターズ・エディション [SPE BEST] [DVD]★
2017年02月01日
ミュージカル『王家の紋章』千秋楽の日から、今日ではや5日。未だに油断すると脳内上演が始まってしまう重症さですが、さすがに細部の記憶は怪しくなってきました。以下、自分用の感想覚え書き。(もしかしたら記憶違い等あるかもしれませんがご容赦を)この作品で一躍、私の中での株が急上昇した役者さん、平方元基くん。よもや自分がここまで平方イズミルに惚れるとは思ってもいませんでした。正直なところ『レディ・ベス』でのフェリベが良かったくらいで、その他の役はあまり印象に残ったことがなく(ごめん)、今回のイズミルもどんな風になるのか全く想像がつきませんでした。が。いざ開幕してみたら、なんと魅惑的なイズミル王子!おまけに回を重ねるごとに、芝居の密度は増していくし歌の迫力もUPしていくし!以前、宮野イズミルとの対比で、「歌」の宮野に「演技」の平方、と書きましたが、またまた前言撤回。平方イズミル、歌も凄くイイ!迫力!! 情熱的!!!とくに、キャロルを惑わすほのかに色っぽい『囁き』から、『略奪』での王者感全開の盛り上がりが素晴らしい!芝居も、千秋楽にしてなお進化し続けていました。平方イズミルは、表情を観ているだけでもキャロルに対する気持ちの変化が良くわかって面白い。最初はエジプト王が気に入って側においている娘、くらいにしか思っていないのが(出会い~略奪まで)、キャロルの英知や不思議な力を知ったことで興味がわき始め(ヒッタイトへ向かう船上、鞭で打った後)、その後徐々に愛しさが増していき(とにかく平方イズミルはキャロルを見つめていることが多い。視線の先にキャロルあり!)、メンフィスとの一騎打ちでキャロルに怪我を負わせたことに動揺している自分に気づきさらに狼狽、みたいな。メンフィスも残忍で傍若無人なファラオから、キャロルと出逢って初めて人を愛することを知るわけですが、イズミルもまた、常に冷静沈着で感情を見せなかったのが、運命の女性キャロルと出逢って嫉妬したり動揺したりと人間的な面をみせるようになるわけで。キャロルを挟んで、絶対的な支配者である二人の王(王子)が、ともに人間的になっていくさまが面白い。平方イズミルは、前半がクールで落ち着いた王子の印象なので、余計に後半の熱くなる感じがダイナミックに感じられるのかもしれません。個人的に初演平方イズミルでツボだったところ。(←バカです。でも来年再演を観た後に見返すかもしれないので書いとく~♪)・テーベの町でキャロルを誘拐する場面の『囁き』。新妻キャロルとの組み合わせだと催眠術感が半端なくてとても魅惑的。・キャロルをヒッタイトに連れて帰る船の上での、頭の布を取った姿。長い髪を片側で束ねている姿がたまらなく色っぽい。(←ルーズに乱れている点がポイント。宮野イズミルだと色気を感じない場面なので不思議)・ヒッタイトでキャロルとメンフィスが出逢った後、舞台上下で、イズミルとキャロルが互いに相手の行動を読む場面。ここも新妻キャロルとの組み合わせだと「相手のこと分かっている感」が強くて萌える。・キャロルがメンフィスを逃がすため再びイズミルに捕まる場面。イズミルの苛立ちとメラっと嫉妬の炎に包まれる感じが最高。・メンフィスをかばったキャロルを切ってしまい、下手で動揺している姿。私、素の元基くんを全く知らなかったもので、宮野さんのラジオにゲスト出演した回を聞いてイズミルのイメージがガラガラと崩れ落ちるのを禁じ得ませんでしたが(^^;)、イズミルの役作りなどについて語る場面はさすがに興味深かったです。オリジナルミュージカルの初演となれば(しかも少女マンガ界のレジェンド作品だし)、スタッフもキャストも、そのご苦労はいかばかりだったかと。。。あんな素敵な舞台を、イズミル王子を見せてくれて、本当に感謝です。イズミルで元基くんに興味がわいたので来月の『スカーレット・ピンパーネル』も俄然観たくなりました。佐藤隆紀さんとWキャストというのも全然カラーが違って見比べが面白そう。Wロベスピエールトークショー観てみたい!と思ったら、大阪だけだった・・・(泣)。来年(王家の再演が終わってからでいいので)元基くんと宮野さんと矢田くん@ルカでトークショーやってほしいな~。アマゾン★気鋭のミュージカル俳優たち: Actor's Mind 上原理生 海宝直人 小西遼生 成河 中川晃教 平方元基 古川雄大 ★楽天ブックス★気鋭のミュージカル俳優たち [ 徳間書店 トリックスター編集部 ]★
2016年09月01日
感想の続き。お次は浦井メンフィスについて。(いまだ興奮が冷めずの長文&乱文です。ご容赦いただける方だけどうぞ読んでやって下さい)ある意味、千秋楽公演は、メンフィスが一番大化けだったかもしれません。中でも、これまで観た回と比べて最も変化を感じたのは1幕ソロの『ファラオとして』でした。歌いだしからみなぎる気迫。パワー炸裂。激しさ全開。 傲岸で猛々しい、若い雄ライオンのような強さとしなやかさ。滲む残忍さ。 きた~!これですよ、これ!!!キャロルに影響される前のメンフィスは、超がつくほど傲慢なファラオでなくては!(もちろん傲慢というのはあくまでも現代人目線ですが)浦井メンフィス、この一週間で何かが吹っ切れたのか?明らかに、ひとつ殻を破った感がありました。ソロが終わった後の拍手の大きさに、この日の観客のエキサイト具合が表れていたように思います。他にも、1幕、キャロルと出逢って彼女を"狩ろう"とする際の獣度も上がっていました。まるで野生の豹。どう見ても意図的にキャロルを威嚇しながらなぶって楽しんでいるので、現代人目線では人として最低!なヤツなんですが、古代の支配者目線、メンフィス目線ではキャロルは文字通り「獲物」なので、何が悪い、といったところでしょう。こういうメンフィスの乱暴で残忍なところ、それを隠そうともしないところが、個人的には萌えポイントのひとつで大好きでした。それから、浦井メンフィスは回を重ねるごとにだんだん若くなっていった印象があります。幕が開いた当初より、楽では印象としては3歳くらい若い青年ファラオだったのでは。メンフィスが若く見えることは、彼の精神面での不安定さや危なっかしさ、統治者としての未熟さを匂わす上でも有効だったと思うし、キャスト間のバランスという点でも、落ち着いた大人な平方イズミル王子との対比がより鮮明に感じられ、面白かったです。メンフィスの感情表現もどんどんストレートに。これも良かった。キャロルと出逢い、彼女を愛しいと思う自分の気持ちに気づいてそれをためらいなく周囲に知らしめる。キャロルに「メンフィスの側にはいられない」と言われてショックを受けて怒ったり、思い通りにならないキャロルに苛立って怪我を負わせてしまうと、そのことを悔やんで人知れず葛藤したり、そんな自分にさらに苛立ったり。キャロルがイズミルに切られて大怪我を負うと、抱きしめながら大声をあげて泣き叫ぶし。(←イズミル王子が歌っている場面なので、あくまでもメンフィスはそういう演技をしているだけで実際に声は出していませんが)姉アイシスに対する想いも以前はあまり表に出していなかった気がしますが(メンフィスがアイシスをどう思っているのかいまひとつよく分からなかった)、千秋楽が近づくにつれ、姉として敬愛はしているけれど、女性として愛しているのはキャロルだけ、という毅然とした態度が見えてきました。アイシスにすがられての「姉上。やめて下さい」も、最初の頃は割とあっさり言っていましたが、後半になるにつれ「・・・やめて下さい」と微妙な間が入るようになり、口調にも、憐憫のような、謝罪のような、そんな姉上は見たくないという願望のような、なんともいえない複雑なニュアンスを帯びるようになってきました。つまるところ、メンフィスにとっては家族愛、アイシスにとっては男女の愛、なんだよねー。。。←アイシス、切ない(泣)。観る人によっては、いくつもの課題も感じた初演メンフィスだったかもしれません。でも今はそれはひとまず脇に置いておいて。。。今はとにかく、以前、浦井くんがこの作品を「メンフィスの成長の物語でもある」と言っていたことがすとんと腑に落ち実感できた千秋楽公演で本当に良かったと思うし、そんなメンフィスを楽しませてくれた浦井くんに感謝です。この後、秋には新国立劇場での『ヘンリー四世』が控える浦井くん。ハル王子を演じることは、きっと再演でのメンフィスを演じる上でも大きな糧となるに違いありません。再演で浦井メンフィスに逢える日を、楽しみに待っています!再演は心置きなくリピートできるよう、仕事の休みGETへの準備とチケット資金の積立を今から始めるのだ~!(←バカです)
2016年08月28日
本日8/27、ミュージカル『王家の紋章』千秋楽公演を観て参りました。楽のWキャストは、宮澤佐江キャロル・平方元基イズミルでした。終わっちゃったよー!!!(泣)来年4月まで、もうメンフィスもアイシスもキャロルもイズミルも観られないなんて・・・。寂しい。寂しすぎる。しばらくは王家ロスの日々が続きそうです。。。そんな打ちひしがれた気分ではありますが、しばし気をとりなおして本日の感想。千秋楽にして、メンフィス、アイシス、イズミル、三人そろって化けた!おいおいおい、プリンシパルが揃って化けるなんて、そんなことがあるのか。(←今回あった!)10年以上観劇してますが、こんな体験初めてです。『王家の紋章』おそるべし。とはいえ実際のところは、前回観たのが一週間前なので、あれから徐々に進化してきたのか、それとも今日いきなり飛躍したのかは分かりません。が、とにかく前回観た時より三人とも格段にスケールアップしていたことは間違いなくて。こんな貴重な公演を観られた幸運に、心から感謝。まずはアイシス。1幕序盤の『王家の呪い』からして、迫力が倍増!これまでだって十分「さすが濱めぐさん!」な迫力がありましたが、今日はそのさらに上をいくレベルで。まさに、怒れる神アイシス、降臨。キャロルと共に観客までが、絶対的な王者、神の逆鱗に触れたようで、リアルに鳥肌が立ちました。アイシスソロ『いつも(想い儚き)』の切なさも増大。幼い頃からただひたすらメンフィスだけを見つめてきたアイシス。でもメンフィスが姉として以上には自分を愛していないことに、実はちゃんと気づいている。メンフィスが、いつか自分以外の女性を愛するようになるという予感。キャロルの出現でその予感はさらに大きくなって、アイシスは不安で押しつぶされそう。2幕の『イシスとオシリスのように』でも、神々になぞらえてメンフィスを翻意させようとするしかないアイシスが観ていて辛い。メンフィスからは「冥府でなら姉上と結ばれよう」と言われちゃうし。アイシスが欲しいのは現世でのメンフィスの愛なのに。はてはイムホテップからもキャロルとの結婚こそ正しい道、国民の望みとまで言われて、もう立場も気持ちの行き場もないアイシス。懸命に女王としての威厳を保とうとしながら、堪えきれず肩を震わせる姿に思わず涙。そんなアイシスの一途さと弱さがたまらなく愛おしく感じるのは、やはり濱めぐさんだからなのだろうなぁ。。。と同時に、アイシスは自分に愛を告げてくれるミヌーエ将軍に「何をする、けがらわしい!」と言い放ったり、ヒッタイトの従者たちをいとも冷酷に毒殺させたり、はては隣国の王女ミタムンまで自らの手で焼き殺す、女王ならでの傲慢さと残忍さを併せ持った人でもあります。そもそもヒッタイトとの間で戦争が起きたのも元はと言えばアイシスがミタムンを殺したからなわけで。それでも決していアイシスが悪役にならない(みえない)のは、ひとえにメンフィスへの愛に生きる姿のいじらしさと、身勝手で非情な女王のギャップが、絶妙なバランスで成立しているから。こんな難しい役をあそこまで魅力的に演じられるなんて。濱田めぐみさん、本当にミュージカル界の宝です!ありゃ。アイシスだけで長くなってしまったので、ここでひとまずUP。
2016年08月27日
ミュージカル『王家の紋章』。初めて観た時は正直ここまでハマるとは思ってもいませんでしたが、新妻キャロルを観てしまったのが運の尽き。久々に、沼まっしぐら。・・・というわけで、今週末も再び帝劇へ。ありがたいことに8/20ソワレと8/21マチネを観ることが出来ました。キャロルはもちろん新妻聖子ちゃん。イズミルは20日が平方元基くん、21日が宮野真守さん。前回の感想で言い尽くしたので新妻キャロルの素晴らしさについてはもう書きませんが、二日続けて観たことで、イズミル王子の個性の違いがより具体的に体感できて、非常に面白かったです!前回、二人の違いを「動」の宮野に「静」の平方、あるいは「陽」の宮野に「陰」の平方と表現しましたが、今回もうひとつ追加。「歌」の宮野、「演技」の平方。もちろんお二人とも歌も芝居もそれぞれに魅力的ですが、宮野さんはクリアな発声と迫力ある歌(2幕中盤のソロ『略奪』は圧巻)が、元基くんは緻密な演技と役の造形の確かさが、強みのように感じました。私はどちらかというと芝居重視のミュージカルファンなので、もしもあと1回だけ観られてキャストを選べるとしたら、平方イズミルをチョイス、かな。(このWキャストは実に対照的なので、どちらが良い悪いではなく、完全に好みの問題)二日連続で観たばかりなので今はまだいろいろなナンバーが頭の中をぐるぐる回っていて大変幸せなのですが、多分、数日もしたら徐々に記憶は薄れてしまうはず。今度の土曜日には千秋楽だなんて、信じられない。来年までこの作品が観られないだなんて辛すぎる~。。。せめてCDを出してくれませんか、東宝さん!ライブ盤が無理ならスタジオ録音のハイライトでもいいから!(ライブ盤は再演の時にぜひお願いします)余談ですが。二人のイズミルの違い、実は、文系の宮野イズミル、理系の平方イズミル、というのもチラッと頭をよぎりました。
2016年08月21日
先日、来年2017年1月に日生劇場にて上演されるミュージカル『フランケンシュタイン』の制作発表記者会見が行われましたね。早速、主役を演じる中川晃教くんと柿澤勇人くんの歌唱披露映像がUPされました。ぎゃ~、かっこいい!伴奏はピアノ一本なのに、それでここまでキャッチーでドラマチックでエネルギッシュって。韓国ミュージカル恐るべし。二人の衣装とも相まってゴシック調な雰囲気も素敵です。ラスト、ロングトーンしちゃうアッキーが自由すぎ(笑)は~。。。。この一曲を聴いただけで、俄然観たくなってしまった。・・・というわけで、気が付いたら、ホリプロオンラインで先行チケットをポチッとな。してました(^^;)1月なんてそんな先の予定は正直全然わからないけど、仕事の休みが取れるかも怪しいけど、とにかくアッキーとカッキーのフランケンを観る機会を確保しておくのだ!我ながら、珍しく前のめり。でもね、主演二人もだけど、演出はあの板垣恭一さんだし、共演は小西遼生くんや濱田めぐみさん、鈴木壮麻さん、音月桂さんなど豪華だし、ミュージカルファンにとっては外れなしの作品だと思うので、いいのです。(←自分への言い訳)
2016年08月20日
ミュージカル『王家の紋章』感想の続き。Wキャストのイズミル王子、宮野真守さんと平方元基くん。それぞれ個性的で見応えがありました。宮野イズミルは、とにかく華やか。動きも大きくてアクティブなイメージの王子でした。イズミル王子のソロはロックナンバーが多いのですが、彼の明るめの声質が曲によく合っています。一方の平方イズミルは、シックで(注:決して「地味」ではありません!←ここ重要)、クールで知的。そしてどこかミステリアス。発散型の宮野イズミルとは対照的に、感情をぐっと内に秘めているイメージ。ソロナンバーではグワっとパワーを炸裂させますが、それでいてやっぱり印象としてはクールなんです。原作のイズミル王子のイメージに近いのは、どちらかといえば元基くんの方かな。一言で二人の違いを表現するとしたら、「動」の宮野、「静」の平方。あるいは「陽」の宮野に「陰」の平方、でしょうか。もともとの個性なのか、それとも稽古をしていく中でお互いを観てああいう方向に役作りを変えていったのか、とにかく好対照な二人。よくぞあの二人をWにしてくれました。キャスティングした人、ぐっじょぶ!二人に共通して言える事といえば・・・二人ともすごくカッコいい!ということ(笑)そもそも、あの衣装が反則。あんなマンガの中からそっくり抜け出てきたような衣装がリアルに存在するなんて。金糸の刺繍や織りが入った袈裟のようなゴージャスな布がポイント高いです。ロング丈で袖もたっぷりあって頭も布ぐるぐる巻きで顔しか肌の露出がないのに、どこか色っぽい二人のイズミル王子。豪華絢爛な浦井メンフィスも目の保養ですが、Wイズミルも眼福。空前のチケット難ではありますが、機会があるのであればぜひ両方のイズミルを観比べてみることをお勧めします。それぞれの良さが際立って、作品の面白さ倍増間違いなしです!アマゾン★ FRONTIER 【初回限定盤CD+BD】宮野真守★★MAMORU MIYANO LIVE TOUR 2015-16 ~GENERATING!~ [Blu-ray]★★気鋭のミュージカル俳優たち: Actor's Mind 上原理生 海宝直人 小西遼生 成河 中川晃教 平方元基 古川雄大★
2016年08月14日
7/13ソワレ、帝国劇場にて今期2度目のミュージカル『王家の紋章』を観て参りました。前回が宮澤佐江キャロル・宮野真守イズミルで、今回が新妻聖子キャロル・平方元基イズミルでしたので、効率よくWキャスト制覇!いや~、キャロルもイズミルもキャストによって全然違っていて、非常に面白かったです。これぞWキャストの醍醐味。結論から申しますと・・・・新妻キャロル無双。聖子ちゃん、凄いです。原作ファンを公言するだけあって、作品への愛がダダ漏れ。「役作り30年」は誇張じゃない。完全にキャロルが憑依しています。宮澤キャロルもよく頑張っていると思ったけれど、こうして新妻キャロルを観てしまうと、キャリアの差は歴然。歌も芝居も、細かな部分まで神経が行き届いた役作りも、全てが素晴らしい新妻キャロル。宮澤キャロルは元気いっぱいで気が強くて、いかにも現代っ子。ドタバタ感含め、原作1巻目のキャロルの雰囲気に限りなく近い印象でした。古代へタイムスリップしてからも(いい意味で)一人だけ浮いている感じがするし。ただ、キャロルが神の娘として古代の人々から愛され崇められるようになる流れでは、残念ながら少々説得力に欠ける気も。なんというか、「神の娘」と勘違いされるだけの知性や神秘性がまだまだ宮澤キャロルからは感じられないのですよ。古代での「神の娘」としての在り方や、キャロルが古代で生きていく決意をするまでの心の変遷をどう表現するかが、彼女の最大の課題なのかなぁ、と感じました。さて、もう一方の新妻キャロルはと言えば。冒頭のソロからぐっと観客をひきつける歌唱力・存在感はさすが。ビジュアルも美しくて可愛い!(←実年齢よりはるかに若く見えます!)新妻キャロルは、表情が豊かで演技も細やか。知的で好奇心いっぱい。とても魅力的なキャロルです。新妻キャロルと絡むと、メンフィスの心の変化や揺らぎも非常に分かりやすくて、浦井くんが「これはメンフィスの成長の物語でもある」と言っていた意味がすんなり理解できました。とりわけ秀逸だったのは、サソリに刺され瀕死のメンフィスを救うべきかキャロルが迷い葛藤する場面。(原作ではコブラに噛まれるシーンですが、舞台版ではサソリに変更されています)メンフィスが若くして死ぬことを知っているキャロルは、本来の歴史を守るため、死にかけれている彼に何もしないことこそが正しいのでは、と逡巡します。しかし、キャロルは人の命の尊さを説くキリスト教文化の中で育った女性。最終的には、例え歴史を曲げたとしてもメンフィスを救うことを選びます。ここでのキャロルのソロが絶品。一曲の中で人物の心情が劇的に変化する、ミュージカルならではの表現方法が最大限に活きている場面だとも思います。もうひとつ新妻キャロルで印象的なのは、物語のクライマックス、ヒッタイトの城でメンフィスとエジプト軍のために命をかける場面。メンフィスを案ずる想いや、古代エジプトの人々と共に生きようとする決心、(実際はただの人間であるにしても)神の娘と敬愛される存在であることの受容、一人の無力な女性としての必死さ、などが見事に表現されていて、とてもドラマチックに感じました。あそこまで原作の雰囲気を再現できるなんて。凄すぎる。、前回の感想で「主役はキャロルではない」と書きましたが、前言撤回。新妻キャロルは堂々たる主役でした。(浦井くん少々喰われ気味ですが(^^;)、あの新妻キャロルではそれも無理からぬことかと。ファラオとして悠然としていてくれればそれでいいのかな、と思います)アマゾン★SEIKO(新妻聖子)★★LIVE MOMENTS(新妻聖子)★楽天ブックス★SEIKO [新妻聖子]★
2016年08月14日
本日8/7マチネ、帝国劇場で上演中のミュージカル『王家の紋章』を観て参りました。よくぞここまで原作を忠実に再現したな!まずはこれに尽きるかと。最初のヒッタイト戦までを3時間ちょっとにまとめているので、当然端折(はしょ)られているエピソードや設定もあります。が、観終わってみれば、台詞ふくめ結構細かい部分までちゃんと再現されていたことに驚きを禁じ得ません。特に、冒頭、アイシスが「暁の光とともに はるかナイルの彼方より 太陽の神ラー現れ出(い)でん・・・」と語り始めた時は、心の中で思わず狂喜乱舞! だって私にとって、アイシス登場のイメージはまさにこのセリフなんですもの!とにかく、登場人物のビジュアル再現度が半端じゃないです。メンフィスやキャロル、アイシスなどのメインキャラはもとより、ナフテラやウナス、ルカ、ミヌーエ将軍まで、まさに原作からそのまま抜け出てきたよう。衣装や髪型、古代エジプト独特の冠や胸飾り、腕飾りなど、装飾品も細かいところまで凝っていて豪華です。今回、『王家の紋章』という少女マンガ界のモンスター作品を、アニメ化でも実写映像化でもなく、ミュージカルという形で舞台化したことは、大正解だったと思います。アニメにせよ実写にせよ、映像では、原作のあの展開とスケール感を成立させるのはとてつもなく難しいだろうけど、ミュージカルなら、音楽と歌、それにダンスという表現方法をフルに使って、それが可能になるわけで。演出の荻田さん、本当にいい仕事なさってます。素晴らしい。それから観ていてふと感じたことなのですが。この作品、兄妹(姉弟)間の恋愛的な「愛」が影テーマにもなっているのかな。弟メンフィスを愛する姉のアイシス。妹キャロルを溺愛する兄ライアン。妹ミタムンを想いメンフィスに敵対する兄イズミル。古代ヒッタイトがどうだったかは知らないけれど、少なくとも古代エジプトでは兄妹(姉弟)間の結婚も珍しくはなかったから、彼らの関係は、現代人の私たちが考える兄妹愛より、より恋愛感情に近いものだったのかも。(ライアンは現代人ですが、なんといっても彼はメンフィスとイズミルを足して2で割ったような男ですから!)特に濱田めぐみさん演じるアイシスは、王女であるが故の孤独感とメンフィスへの報われない愛があまりに切なくて。アイシスソロを聴いてたら不覚にも泣きそうになってしまいました。また、殺された後のミタムン王女が無残な姿で何度となく舞台上に現れるのも、イズミル王子の中での妹の存在を暗示しているのかなぁ、と。(だって、ぶっちゃけ、イズミルとルカ以外、誰もミタムンのこと考えてないよね?)キャロルが主役じゃない『王家の紋章』ってどんな?と思っていたのですが、観てみたら、確かに主役はキャロルではありませんでした。が、じゃあメンフィスがバリバリの主役なのかといえば、そうでもない。なんというか、古代エジプトを舞台にした(一部現代もありますが)「群集劇」という趣。レミゼも、主役はバルジャンだけど、それ以外のキャラのドラマも作品の中で幾重にも描かれていますよね。あんなイメージかな。プレビュー公演を含めても、幕が開いてまだ5日。まだミュージカル『王家の紋章』は生まれたばかり。これからますます成長していくに違いありません。Wキャストを観比べる楽しさはもちろん、さらにそれぞれのキャラがどう変化していくかにも注目です。アマゾン★ミュージカル 2016年7月・8月号 ★★王家の紋章 コミック 1-60巻セット (プリンセス・コミックス) ★
2016年08月07日
録画しておいた井上芳雄くん出演回の『情熱大陸』を見ました。・・・あらら(^^;)内容の方向性に、ビミョーなズレ具合を感じたのは私だけ?密着取材中に知念ちゃんとの結婚のことがスッパ抜かれたものだから、「今視聴者が一番知りたいのは彼の結婚に関することに違いない!」と番組制作側の人たちが勘違いしちゃったのかなぁ。。。ミュージカルファン(もちろん井上くんのファンでもある)な私としては、舞台本番に向けて役を創り上げていく過程の葛藤や試行錯誤とか、共演者やスタッフ・演出家から見た井上くんの姿やエピソードとか、井上くんの役者人生の中でターニングポイントになった作品やその理由など、もっと舞台や芝居に寄った内容を深く掘り下げてくれることを期待していたのだけど。私は、役者は舞台の上での姿が全てだと思うタイプのファンなので、プライベートなことはどうでもいいのです。だからか、結婚について語らざるを得なくなった井上くんの姿を見ていたら、なんだか逆に胸が痛くなってしまった。この番組を作った人たちは、普段あまりミュージカルや舞台を観ない方々なのかもなぁ。。。(←舞台俳優とファンの関係性をあまりよく理解していないように感じたので)せっかくの密着番組だっただけに、残念。アマゾン★Yoshio Inoue sings Disney ~One Night Dream! The Live★★YOSHIO INOUE meets Disney ~Proud of Your Boy~★楽天ブックス★Yoshio Inoue sings Disney ~One Night Dream! The Live★★ディズニー・ソングス・セレクションーデラックス・エディションー/井上芳雄★
2016年08月02日
『マクベス』おまけの感想。先日のブログにコメントをいただいたので(刺激を受けました!mさん、ありがとうございました!)、前回書かなかった感想をいくつか。まずは前半にある、マクベスと夫人のラブシーン。ここ、私は結構好きでした。魔物たちの予言がひとつ実現したことで、かなり興奮状態のマクベス。まずはその喜びを愛する妻と分かち合いたくて(なにはともあれまず妻をひと抱きしてから、といったところでしょうか。夫婦なんですからごく自然な欲求かと)、夫人にキスしようとしますが、既に心が未来の王位へ向かってしまっている夫人はマクベスのキスをするっするっとかわして、マクベス、残念ながらなかなかキスができません(^^;)。この夫と妻の温度差が、良かった。単純に喜んでいる男と、夢を実現させるため、計画を考え始めているリアリストな女。ここで夫人があそこまでマクベスをけしかけなれば、その後の悲劇はなかったかもしれない。後から振り返ると、実は重要な場面だったりもします。余談ですが。原作にないラブラブいちゃいちゃシーンという点では、劇団☆新感線の『メタル・マクベス』での内野聖陽さん&松たか子さんのバカップルぶりが思い出されます。←まさかの赤ちゃんプレイ、SMプレイ。松さんのレザー衣装、かっこよかったなぁ。←そこか。もうひとつ、印象的だったのが、マクベスが国王ダンカンを暗殺した時、両手に短剣を握っていたこと。うわ、まさかの二刀流!全身血まみれの二刀流ですよ。あんなの初めて観たよ!インパクト大でした。ひとつはもともとマクベスが持ってい短剣、もうひとつはもしかしたら、マクベスが幻で見たあの光る短剣なのかな。「幻」が「現実」に。劇中で何も説明はないけれど、そんな想像をさせてくれる今回の演出、絵的な衝撃と合わせて大好きでした。それから、ここからは少し辛口になってしまいますが(ごめんなさい)。今回、あらためてマクベス夫人を演じる難しさと感じました。女優さんにとっては相当ハードルの高い役なのでしょうね。残念ながら今回の夫人は私の好みではありませんでした(特に冒頭の登場シーン。独白が拙すぎ)。なので、失礼ながら勝手に希望の役者さんに脳内変換しながら舞台を観ていました。では自分はこの役を誰に演じて欲しかったのか。もちろん主演の丸山くんとの見た目のバランスなども考慮して。今、私が一番観てみたいと思うマクベス夫人は、ソニンちゃん。シェイクスピア作品出演の経験もあるし、なにより彼女の演技力&役の構築力なら、絶対に魅力的なマクベス夫人を創り上げてくれるはず。先月の『あわれ彼女は娼婦』での大化けっぷりが記憶に新しい、蒼井優さんのマクベス夫人も観てみたい。これまでのマクベス夫人像とは一味違う夫人をみせてくれそうな気がします。妄想キャストも観劇の楽しみのひとつ。皆さんだったら誰が観てみたいですか?
2016年07月13日
『マクベス』感想の続き。以下、ネタバレと感じる方もいらっしゃるかもしれないので未見の方はご注意下さいませ。それから私は丸山くんのファンでもジャニーズ好きでもありません。あくまでも一舞台好きとしての感想ですのでご了承下さい。さて。主演の丸山隆平くん。私の中では関ジャニのメンバーの一人、という程度の認識しかなく、演技しているところを観るのはこれが初めてでした。 丸山マクベス、思いがけず良かった。というのが正直な感想。正直なところ、実際に観るまでは、マクベス役は彼にはまだ荷が重いのでは、と思っていました。役柄の設定上、あまり若い人がやる役ではありませんし、これまでの観劇経験からも、それなりにキャリアのある中堅どころ(か、それ以上の人)が演る役、というイメージがあったので。では、丸山マクベスのどこが良かったのか。私が特に惹かれたのは、 彼の目の芝居。今回は幸い結構前の方の席だったので、双眼鏡を使わなくても、彼の眼の動きや表情がよく見えました。マクベスの迷いや葛藤、不安や恐れ、揺れる彼の内面が、目の動きによく表れていました。とりわけ終盤の、マクダフが母の腹をやぶって生まれてきた(今でいう帝王切開ですね)という事実を知らされた時の、すっと目つきが変わる様は秀逸で、思わずゾクッとしました。自分を殺せる人間はどこにもいないと信じていたマクベスが、自分はコイツに倒されるんだ、と悟った瞬間の、あのなんとも言えない目。絶望とか悔しさとかではなく、怒りでも諦めでもない。驚きのすぐあとに、何ともいえない醒めたような表情を浮かべるんです。いつもあんな芝居をしているのか、それともあの回たまたまだったのか。確認したい思いにかられています。それから、丸山マクベス全般に言えるのは、 セリフがちゃんと自分(=マクベス)の言葉として口から出ている、ということ。シェイクスピア劇はセリフが独特なので、ややもするといかにもセリフを言ってます、という感じになりがちなのですが(ベテランの舞台俳優さんでも時々こうなってしまう方がいらっしゃいます)、丸山マクベスにはそういうことがなくて。ああ、この人、あの膨大なセリフがきちんと自分の肚(はら)に落ちているんだな、と感じました。これ、凄いことです。本人の努力もあるでしょうし、演出の鈴木裕美さんの指導の賜物でもあるのかもしれません。まだ舞台発声が十分には出来ていなかったり、抑揚のメリハリが甘くなりがち(特に前半)な気はしますが、そんなことは大した問題ではなくて。本質的なところで丸山くんはマクベスをしっかり掴んでいるんだと思います。変な言い方かもしれませんが、感心してしまった、というのが一番しっくりくるかも。もうひとつ。意外だったのは、 丸山マクベス、なんだかカッコイイということ。テレビや雑誌等でちらっと見かける丸山くんは、失礼ながらあまりかっこいいと思ったことがないのですが(ごめん)、舞台上の彼はかなりカッコイイです。色っぽく見える瞬間すらあります。髪型や衣装の雰囲気もあるのでしょうが、一番のポイントはやはり表情かと。カーテンコールで素の丸山くんに戻った途端、いつものちょっとゆるっとした雰囲気になって、さっきまでのカッコよさが消し飛んでしまったのが可笑しかったです(笑)。丸山くん、マクベスなどという高いハードルをここまでモノにしているのですから、何気にシェイクスピア劇向いているのでは。これからさらにいろいろ挑戦して欲しいなぁ。。。個人的な希望としては彼の『ハムレット』が観てみたいです。ジャニーズ事務所さん、鈴木さん、第二弾、いかがでしょう?
2016年07月10日
本日、当日券で、東京グロ-ブ座にて丸山隆平くん主演の舞台『マクベス』を観て参りました。「当日券」とは言うものの、実のところは希望公演前日にチケットぴあに電話して整理番号をGETするシステム。←全然当日券じゃない気がする・・・(^^;)まぁ、なにはともあれ、とても気になっていた舞台だったので観られて本当に良かった!さっそく感想。(思いきりネタバレしていますので、未見の方はご注意下さいませ。それから私は丸山くんのファンでもジャニーズ好きでもありません。あくまでも一舞台好きとしての感想ですのでご了承下さい)とても面白かったです!マクベス夫人の演技が残念だったとか、これはミュージカル『モーツァルト!』悪夢シーンのデジャヴか?とか、晩餐での亡霊バンクォーのテーブルの下の出たり入ったりが可笑し過ぎだろ!とか、ツッコミ所は多々ありますが、そんなことはどうでもよろしい。とにかく鈴木裕美さんの演出がイイ!!鈴木さんは割とオーソドックスな演出をなさる方、というイメージがあったのですが、今回はいろいろ工夫をこらしてらっしゃいましたね~。最も印象的だったのは、三人の魔女の描き方。原作では「魔女」ですが、この作品では三人の「魔物」となっていて、男性ダンサーさん三人(加賀谷一肇さん・柴一平さん・宮河愛一郎さん)が演じています。(加賀谷さんは『エリザベート』のトートダンサーや『ダンス・オブ・ヴァンパイア』のダンサーもなさっていた方なので、東宝ミュージカルファンにもお馴染みの方ですね)面白いのは、この魔物たち、単に魔女を移し替えただけでなく、狂言回し的な役割も担っていること。同時に、彼らがマクベスの運命を支配しているようにも見えるんです。例えていうなら、そう、しゃべらないルキーニ、みたいな感じでしょうか。魔物としてだけでなく、時には物語の登場人物、門番や家来、暗殺者の役もこなしたりするので、実は結構な時間、舞台上にいます。←その点もルキーニと似てる。ちなみに彼らは、冒頭の戦闘シーンで殺された兵士たちです。死体だった彼らが、音楽と共に起き上がり、妖しく踊り、そのままの姿(軍服)で魔物になる演出。ゾンビにも見えて不気味。原作を知っている人にとっては「えっ、あんたらが魔女なの?!」という驚きがあって、その意外性がたまらなく面白い。ここ、演劇好きには見せ場の一つだと思うのでお見逃しなく。それからもうひとつ、強く印象に残っているのが、マクベスが国王ダンカンを殺す凶器の短刀(←幻です)を見る場面。作品によって様々な描かれ方をするこのシーン。本作では、魔物たちが光る短刀をマクベスに見せ、マクベスはそれに手を伸ばそうとしますがなかなか届かない、という風に描いています。その一連の動きを、マクベスと魔物たちが絡みあう、スローモーションのようなダンスのような動きで表現しています。今回の舞台『マクベス』はストレートプレイですが、鈴木さんはミュージカルの演出もなさる方だからか、ダンサーさんの使い方がとても上手い。そして、『マクベス』と言えば真っ赤な「血」のイメージ。国王を殺し、その返り血で血まみれのマクベス。自らもその血で手を染めるマクベス夫人。無残に殺されるマクダフ夫人とその息子。疑心暗鬼になったマクベスの命令で命を落とす、かつての親友バンクォー。そして最後にはマクベス自身がマクダフの手にかかって殺されます。その瞬間、舞台正面の加工ガラスのようなセット一面に真っ赤な血の雨が降りそそぎ、なかなかに凄惨、ショッキングでした。最後のシーンも良かったです。暴君マクベスが殺され、無事、ダンカンの息子マルカムが王位につきます。が、物語はそこで大団円では終わりません。上手にたたずむ、バンクォーの息子フリーアンスにもスポットライトがあたっています。そして、暗転。終幕。そう、魔物たちは、バンクォーの子孫たちがこの国の王になる、と予言していたはず。終わったかに見えた血なまぐさい王位簒奪の動きが、再び始まろうとしている・・・そんな予感を含ませた終わり方で、余韻の残る演出でした。この作品で、私、鈴木裕美さんに対するイメージが変わりました。こんな攻めた演出をする人だったとは。今回は端っこ席(最上手)だったので、叶うなら違う角度からもう一度観てみたいなー。正面や下手からだと、また違った発見がありそうな気がします。休憩なしの2時間半。あっという間でした。万歳、『マクベス』!今年(2016年)1月に観た成河さん&池田有希子さん版マクベスの感想はこちら。去年(2015年)9月に観た蜷川マクベスの感想はこちら。アマゾン※私が初めて観た『マクベス』が、この蜷川版唐沢寿明・大竹しのぶペアでした。★NINAGAWA×SHAKESPEARE V DVD BOX★※『マクベス』難しくてよくわからん、という方にはこちらの劇団☆新感線版がおすすめ。ふざけているようで実はとてもよく出来ています。★メタルマクベス スペシャルエディション [販路限定]★
2016年07月10日
7/2ソワレ、帝国劇場にてミュージカル『エリザベート』を観て参りました。今回のキャストはこちらの方々↓エリザベート:花總まり トート:城田優 ルキーニ:成河(ソンハ) フランツ:田代万里生 ルドルフ:京本大我 ゾフィー:涼風真世少年ルドルフ:池田優斗花總シシィに続きまして、今度は成河ルキーニの感想です。プリンシパルのほとんどが前回公演から続投する中、数少ない新規参入組の成河(ソンハ)さん。ルキーニ風に「結論から申しますと~♪」期待以上のルキーニでした!私はこんな新ルキーニを「待っていた!」(←ここだけトート風でお願いします)成河ルキーニは、小汚くて、イッちゃってる感満載で、危うくて、狂気で、皮肉屋で、世の中の全てに毒づいているようで、それでいてどこか飄々としていてユーモラス。独特の愛嬌があります。成河さんらしい、練りに練られた役作りと確かな演技力。聞き取りやすいセリフ。ストレートプレイで培われた能力を総動員して、ルキーニに挑んでいる成河さん。暗殺者として、狂言回しとして、自由自在に作品中を動きまわり、引っ掻き回します。かと思うと、突然電池が切れたみたいにピタッと動きがとまり、微動だにしないことも。後ろ姿でしたが印象的でした。おまけに。成河さん、歌うまいじゃないか!いわゆる声楽畑出身の方々のような朗朗とした歌い方ではありませんが、あの難しいルキーニのナンバーを見事に歌いこなしている成河さん。よく浦井くんが「芝居歌」という表現をしますが、成河ルキーニの歌い方はまさにそんな感じ。緩急自在。ファルセットも綺麗に出ています。『グランドホテル』やこの作品に向けて、きっと相当なトレーニングを積んできたんだろうなぁ。成河ルキーニで、個人的にツボだった仕草。終盤、シシィを暗殺した後、さかんに口元をぬぐうような動きをするんです。(まだ今期の育ちゃんを観ていないので、演出なのか成河さんオリジナルの演技なのかは不明)これ、今回の城田トートの動きにリンクしているように見えて、イイんですよ~。(あとでまた城田トートの感想も書きますが、今回の城田トートは、何度となく口元をぬぐうような動きをします。例えて言うならドラキュラが人の血をすったあとに口元をぬぐうような)今回、痛恨のミスは、最後の最後、シシィとトートを双眼鏡でガン見していて(花總シシィに魂奪われ中だった)、うっかりルキーニの首くくりシーンを見逃してしまったこと(泣)。途中で「あ、いけない!すぐそばにルキーニがいるはず!」と双眼鏡を横にずらしたものの、時すでに遅し。暗転前に一瞬息絶えるルキーニの姿が見えたのみでした・・・。く~、成河ルキーニ、どんな死に方してたんだろ。観たかった~!私が観た公演、観客の熱狂ぶりもすさまじくて、カーテンコールは本当に熱い空気でした。ここまで熱気のあるエリザ、東宝版初期の頃以来かも。作品自体幕が開いてまだ1週間にもならず、成河ルキーニに至ってはまだ3公演目という回の観劇でしたが、この時点でこの完成度だと、これから先どこまで進化するのでしょう。末恐ろしいです、今回のエリザ。チケットGETもそれに比例して相当に難しくなっていますが、できることなら成河ルキーニと他のWキャストの絡みも観てみたいなぁ。
2016年07月03日
本日7/2ソワレ、帝国劇場にてミュージカル『エリザベート』を観て参りました。今回のキャストはこちらの方々↓エリザベート:花總まり トート:城田優 ルキーニ:成河(ソンハ) フランツ:田代万里生 ルドルフ:京本大我 ゾフィー:涼風真世少年ルドルフ:池田優斗私にとって、初・花總シシィでした。前回公演時、花總さんの評判が非常に良かったので観てみたいと思いながら、結局チケットとご縁がなくて。。。念願かなって今回ようやく観ることが出来ました。さっそく感想。花總シシィ、ブンダバー!歌の上手さは言うに及ばず。私は彼女の表情の豊かさ、演技の巧みさに魅了されました。まず、少女時代の可憐さが驚異的。もはや化け物としか思えません(←最大級に誉めてます!)。That's 舞台マジック!!!いろいろ思うところはあるのですが、とてもまだ整理しきれていない状態なので一つだけ。花總シシィの演技で特に印象的だったもの。それは「笑顔」。シシィの時系列の中、ポイントポイントで見せる笑顔がそれぞれ違う表情を持っていて、その演じ分けがとても面白い。まず、少女時代の無邪気な笑顔。まさに天真爛漫。きらっきらの満面の笑みで、プリンセスシシィ、まるで天使です。フランツと出逢うと、そんな無邪気さの中に、甘さや色気がほの混じるようになります。恋の力ですね。そして、シシィが自我に目覚める『私だけに』。このナンバーのラストでも花總シシィは笑顔なんですよね。そこには、もはや少女の面影はなく、大人の女性への脱皮と、これだけは譲れない、という強い決意がみなぎっています。次にシシィが笑顔を見せるのは、ハンガリーを訪れた時、だったでしょうか。三色旗のドレスでハンガリー国民の心をがっちり掴み、優雅な笑顔で手を振るシシィ。純粋にハンガリーの人々に受け入れられた喜びの表れともとれるし、自分の美貌がもたらす効果をわかった上での、計算された笑顔ともとれます。あるいはその両方なのかもしれません。そして、2幕前半での『私が踊る時』の勝ち誇った笑顔。ここはある意味シシィ絶頂の時期なので、わが世の春、これ以上ないほどの驕り(おごり)に満ちています。最後、ルキーニに刺され、死を迎えたシシィがついにトートを受け入れる時も、笑顔。もがき苦しんだ現身から魂が解放されたことで、全てがふっきれたような清々しささえ感じます。同時に、死ぬことでしか安らぎが得られなかったシシィの生涯を思うと、何ともいえない気持ちにもなるわけですが。。。私の中で、とりわけ強烈なコントラストを感じたのは、少女時代の無垢な笑顔と、『私が踊る時』。『私が踊る時』は相手がトートだからこそ、ここまで正直な表情を見せているわけですが、それにしても、同じ人が、歳を重ねていくことでこんなにも変わるのか、と。歳をとるってそういうこと・・・なのかもしれない。あまりにストレートで、逆に観ていて爽快だったりもしますが、でも同時に、人の心のえげつなさや危うさを感じたりもして。う~ん、複雑。いずれにしても、歴代シシィで笑顔が気になった人なんてこれまで一人もいなかったので、そういう意味でも花總シシィほんと興味深いです。叶うなら、もう一度観たいなー。もいっかい観て、もっときちんとこの想いを自分の中で整理したい。チケットの神様、どうかもう一度微笑んで下さいませ。他のキャストの感想はまた後で。アマゾン★エリザベート ― オリジナル・ウィーン・キャスト★★オール・インタビューズ ミュージカル『エリザベート』はこうして生まれた★★Elisabeth: Das Musical von Michael Kunze & Sylvester Levay★★ミュージカル エリザベート 2012ライブレコーディング 韓国キャストOST★楽天ブックス★『エリザベート』とクンツェ&リーヴァイの世界★★ミュージカル『エリザベート』はこうして生まれた [ ミヒャエル・クンツェ ]★
2016年07月02日
さらにさらに感想の続き。どの役者さんも前回よりパワーアップしていましたが、とりわけすごかったのが伊礼ソランゾ様の召使い、ヴァスケス役の横田栄司さん。もはや彼こそが影の主役と言っても過言ではありますまい。あまりに存在が濃すぎて、普段は濃いめ担当の伊礼くんがあっさりして見えるほど。(←どんだけ)アナベラの侍女プターナをだまして閉じ込めるシーンなんて、もう、やりたい放題。情があるのかないのか。愛嬌があるのかないのか。年齢不詳の喰えない男。本当の心のうちを決して他人に見せないヴァスケス。主人のソランゾ坊ちゃんをいとも簡単に手玉にとり、思うがままに動かします。(余談ですが、伊礼ソランゾのお坊ちゃまっぷりも観ていてとても面白かったです。単純で少々考えの浅いお坊ちゃま役なんて、伊礼くんには珍しいので)横田ヴァスケスが出てくると、どうしたって目がそっちに釘づけです。すごい吸引力!私が初めて横田さんを観たのは、蜷川さん演出『卒塔婆小町』の詩人役でした。その時から上手い人だとは感じていたけれど、よもやこんな濃いオーラばちばちの個性派になるとは思いもしませんでした。で、例によって帰りの道々こんなことを考えていました。横田さんのルキーニが観てみたい。もちろん歌がそれなりに歌えることが前提ですが(ストレートプレイしか拝見したことがないので、どのくらい歌える方なのか全く存じず)、こと演技や役作りに関しては、絶対にいい味だしてくれると思うんですよねぇ。。。文学座俳優のエリザ出演は内野さんという前例もあることですし、ぜひご一考下さいませ、東宝さま。
2016年06月26日
感想の続き。浦井くんのジョヴァンニについては初回観劇時に書いたのでもう書かないつもりでしたが、個人的にとても驚いたシーンがあったので、追記。それは、2幕終盤、ジョヴァンニがヴァスケスや盗賊たち(?)にやられ、床に倒れた場面。ギョッとしました。というのも、浦井ジョヴァンニの腕が、まるで骨がないかのようにグニャグニャだったから。ぎょえっ、浦井くん、さっきのアクションで腕が折れたのかっ?!もしかしたら先日のかっきーのアキレス腱断裂のことが頭のどこかにあって、とっさに「怪我っ?!」と思ってしまったのかもしれません。もちろん浦井くんは怪我なんてしておらず、腕がぐにゃぐにゃに見えたのも全て演技でした。(←ついでに言うと肩関節も外れているように見えました)あ~、びっくりした・・・。心臓に悪いってば。よもや最後の最後でこんな風に演技を変えてくるとは。インパクト大でございました。
2016年06月26日
6/25夜、2度目の『あわれ彼女は娼婦』を観て参りました。前回は気づかなかった演技を発見したり、より進化&パワーアップした役者さん達の演技を堪能することができました。ジョヴァンニとアナベラの純粋すぎるほどの禁断の愛。そして彼らを取り巻く人々の、エゴに満ちた人間模様。誰も彼もが復讐復讐と呪いの言葉をまき散らすけれど、それもまたエネルギーの発散には違いなくて。ある意味生命力の爆発といえなくもない。純愛と俗、そのギャップがより鮮明に感じられ、観劇後もなかなか興奮が冷めませんでした。面白かった。最初に観た時より、さらに面白かった!これぞ舞台演劇!そして、今回のマイMVPは、何と言ってもアナベラを演じた蒼井優さん。前回は普通に良い(日本語が変でスミマセン)と思った程度でしたが、今回は別人のようでした。表情も、セリフのテンポも抑揚も、立ち姿でさえ前回とは違っていて、時に凄みすら漂わせる蒼井アナベラ。蒼井優が化けた!そう思いました。特に印象的だったのは、冒頭、薄明りの中、下手の階段から登場して舞台セットの赤い十字架を奥に向かってハケていく場面と、2幕中盤での、ボロボロになりながら同じような動きをする場面の対比。無垢な魂に、暗い影を暗示するような冒頭シーン。2幕。1年にも満たない短い間に激変した彼女の世界。重い足取りと表情が、観客の心をえぐります。どちらの場面も戯曲にはないので、きっと栗山さんオリジナルの演出なのでしょう。他にも、アナベラが独りで舞台上にいる時の、絵画的な美しさといったら。それは神々しさすら感じるほどでした。作品中でジョヴァンニはじめ男たちが幾度となく「美しいアナベラ」というセリフを口にします。初回観劇時は正直それに少しひっかかりを覚えたものでしたが(←あんたらアナベラの容姿だけに惹かれているんかい!というツッコミと、実際そこまで美しいか?という多分同性ならではの失礼なツッコミ。ごめんなさい)、今回はそのセリフに激しく同意しながら観劇している自分がいました。だって確かにこれ以上ないほどに綺麗なんですもの。醜く顔を歪めていてさえ、美しい。こんなことがあり得るのですね。蒼井さんの演技と栗山さんの演出が見事に昇華した、今回のアナベラでした。蒼井優さん、大好きになりました。こんな演技をする役者さんだとは知らなかった。2度目を観ることができて本当に良かったです。※戯曲を読んで、演出家と役者さんたちの凄さを改めて感じました。『あわれ彼女は娼婦』の戯曲が掲載されている貴重な雑誌『悲劇喜劇』7月号↓アマゾン★悲劇喜劇 2016年 07 月号★★'Tis a Pity She's a Whore (Drama Classics)★楽天ブックス★悲劇喜劇 2016年 07月号 [雑誌]★
2016年06月26日
朝の仕事をひとつ終えて、昨日の感想の続き。観終わった後、『Endless SHOCK』の堂本光一くんが頭に浮かびました。なんとなく似て感じたんです、今回のかっきーと光一くん。もちろん作品のテイストも役柄も本人たちの個性も全然違いますが、1公演1公演、魂込めて全力で役を生きている様が共通していたからかもしれません。キースとコウイチ。どちらの役も、精神的にも体力的にも演じるのはきっと相当に大変なはず。言葉でいうのは簡単だけど実際、毎公演を全力で演じきるなんてそうそう出来ることではないと思います。昼夜2公演の日だってあるし、ペース配分とか体力温存とか、普通、考えると思う。でも、キースもコウイチも、そんな役者の計算は微塵も感じられなくて。体力・精神力ともに、いつも、最後の最後まで出し切っている。そんな限界マックスの輝きに、私たち観客は魅せられ、どうしようもなく心を動かされるのだと思います。キースは歌もセリフも多いし、叫ぶシーンも何度かあるので、千秋楽までどうか喉を傷めませんように。。。
2016年06月19日
本日6/18マチネ、日比谷にあるシアタークリエで、柿澤勇人くん主演のミュージカル『ラディアント・ベイビー~キース・へリングの生涯~』を観て参りました。かっきーキース、凄くイイ!!!キースはほとんど出ずっぱり。歌もセリフも多いし、ちょっとでも噛んだら即音楽に遅れてしまいそうなマシンガン早台詞・長台詞も。動きも激しくて、踊ったりジャンプしたり走り回ったり。ゲイの役なので、上半身裸、男同士でちょっとセクシーな場面も。かっきー、まさに全身全霊でキースを演じています。終演したらぶっ倒れるんじゃないかと心配になるほど。そんなキースがあまりに愛おし過ぎて、終盤涙目のワタクシ。子供時代のエピソードも少しだけありますが、ストーリーの大部分はニューヨークに出てきてから亡くなるまでの約10年間を描いています。31年間という短いキースの生涯。でも最後の2年間、彼は最高に密度の濃い時間を過ごしたはず。柿澤勇人、渾身のキース・へリング。この作品は間違いなく彼の代表作になることでしょう。実は私、開幕早々の6/9にも観劇していたのですが、その日は、作品とキャスト放つエネルギーの大きさ・熱さに、完全にノックアウトされてしまい、感想を書くどころではなく。。。観劇後、身体をくねらすように踊るキースの姿やメロディが頭の中でぐるぐる回り続け、夢にまで出てくるほどでした。とにかくこの作品、舞台上から客席へむかって発散されるパワーが尋常じゃないんです。特に1幕中盤のパラダイスのシーンとか、大興奮!そして、印象的なキーワードの数々。「art」「move」「draw」「space」。とりわけ、動くこと=move、時間と空間=space、という単語が、英語と日本語で見事にセリフや歌詞に取り込まれていて、うまいなぁ、と思いました。・・・どうしよう、もう1回観たいよ~。当日券、挑戦しちゃう?自分?(←ドツボ)アマゾン★Keith Haring: The Authorized Biography★★[キース・ヘリング] Keith Haring ネックレス(ブラック×レッド) HRMN000880FR★★[キース・ヘリング] Keith Haring DOGネックレス HRMN000550RG★
2016年06月18日
6/12マチネ、新国立劇場プレイハウス(中劇場)にて『あわれ彼女は娼婦』を観て参りました。以下、ネタバレしていますので未見の方はご注意下さいませ。物語は中世イタリア。裕福な家庭の兄妹ジョヴァンニとアナベラ。兄は勉学・人格ともに優れた青年。妹はその美貌のために求婚者が後をたたない美少女。舞台は、兄ジョヴァンニ(浦井くん)が妹アナベラ(蒼井さん)を女性として愛していることを修道士に告白する場面からスタートします。真っ赤な十字架を思わせる舞台美術(床?盆?傾斜のついた通路?)、照明、音楽が印象的でした。特にマリンバの生演奏が素晴らしかった。時代モノのストレートプレイでこういう音楽の使い方は珍しいのでは。センスいいなぁ。また、上手側からライトをあて、下手壁に役者の影を映す手法も良かったです。アナベラのシルエットにジョヴァンニの影が重なったりして、絵的にも美しく、幻想的。そう、浦井ジョヴァンニと蒼井アナベラの兄妹は、近親相●というリアルに考えたらかなりエグい関係であるにも関わらず、舞台上では、綺麗で、そして清らかでさえあるのです。(←●は公序良俗規制対策)これは多分に浦井ジョヴァンニのカラーが影響しているのだろうな。彼が優しげで端正な容姿であることも関係しているかもしれない。ほのかにノーブルな雰囲気も。もちろん二人の絡みは官能的でもあります。ちょっとドキドキ。でも決して生々しかったり厭らしかったりしないのが観客としてはありがたい。衣装も興味深かったです。中世のイタリアが舞台ということで、大半の登場人物はそれらしいコスチュームなのですが(伊礼ソランゾの蜷川作品感も面白かった)、ジョヴァンニだけは白いブラウスにブーツという、現代にも通じる服装で。ジョヴァンニは理知的な青年です。当時絶対的規範だった教会の考えに対して、懐疑的ともとれるセリフを言ったりもするし、そういう意味では、現代を生きる私たちと価値観的には近いものを持っているともいえるわけで。ひとりジョヴァンニの衣装が現代風なのは、そんな彼の異質性を示してもいるのかなぁ、と思いました。ジョヴァンニとアナベアの衣装が終始「白」だったことも、二人の純粋さを表しているように感じられ、好きでした。この作品、ジョヴァンニは終盤までひたすら悩み、思いつめ、まるでハムレットです。舞台の奥や手前で俯いてじっとアナベラを見つめていたりして、とにかく感情をぐっと抑えている場面が多い。静か動かで言ったら9割がた「静」です。だからこそ、終盤の惨劇がより鮮烈に印象に残ります。真っ白なブラウスを真っ赤な血で染め、アナベラの心臓を剣先に刺して現れるジョヴァンニ。愛していた妹なのに、なぜ殺すだけでなくその胸から心臓をえぐりだしたりしたのか。このシーン、ジョヴァンニの口調が、わずかにそれまでの場面とは違うんですよね。どこか呂律が回っていない感じというか、心ここにあらずな感じというか。ここでのジョヴァンニは精神的に破綻しています。妹を愛したが、その妹は自分の子供を身ごもり、身ごもったことを隠したままソランゾ(伊礼彼方くん)と結婚してしまった。自分と妹の愛を否定する教会に抗いながらも、本当は誰よりもジョヴァンニ自身が近親相●の罪深さを意識していたのでは。ヴァスケスに刺されても、最後までアナベラの心臓を握りしめていたジョヴァンニ。破滅的で陰鬱な結末。それと相反するような二人の愛の清廉さ。観終わった後、不思議な感覚に陥りました。他にも、ソランゾの召使いヴァスケス(横田栄司さん)や、ひどくゲスな枢機卿(中嶋しゅうさん)など、魅力的な登場人物が続々。シリアスな場面ばかりでなく、おバカな貴族(?)のバーケット(野坂弘さん)とその召使いポジオ(佐藤誓さん)コンビ&その叔父ドナート(春海四方さん)がとてもいい味を出していました。笑いのシーンが適度にちりばめられていて、全体として緩急の効いたバランスの良い構成です。終演後、劇場から新宿駅まで歩きました。作品のことを考えていたらあっという間に着いてしまいました。観劇後にいろいろ考える楽しみをのこしてくれる演出。大好きです。さすが栗山さん。アマゾン★復讐者の悲劇・無神論者の悲劇 (エリザベス朝演劇集)★★悲劇喜劇 2016年 07 月号★★'Tis a Pity She's a Whore (Drama Classics)★楽天ブックス★悲劇喜劇 2016年 07月号 [雑誌]★
2016年06月12日
舞台とは全然関係のない話です。先日、久しぶりに歯科へ行ってきました。1年ほど前に治療を終えて以来、行かなきゃ行かなきゃと思いつつ定期健診を怠っていたため、先日やっと重い腰を上げ行ってきたという次第。虫歯、なし。歯周病、なし。ほっ。プロの手で歯をクリーニングしてもらって、はい終了。気になっていた歯の着色も綺麗になったし、歯がツルツルで気分的にもすっきり!歯磨きについてドクターから「きれいに磨けています」とのお褒めの言葉をいただきました。ちょっと嬉しかった。というのも、1年前に突然の激痛(レントゲンの結果見えない部分がひどい虫歯になっていた)でお世話になって以来、心を入れ替え、歯磨きとフロスの併用で口腔ケアには気をつけてきたから。歯の痛みは辛い。治療となれば、時間的にも金銭的にも、結構な負担になります。もう二度とあんな思いをしないよう、これからは定期健診もしっかり行くようにしなくては。ちなみに、1年前から私は花王のディープクリーンハブラシのコンパクトスリム「やわらかめ」(No.81)を愛用しています。以前治療の帰りに、歯ブラシが充実しているドラッグストアで迷った末に買ったのが最初でしたが、使ってみたらこれがすごくイイ!問題の虫歯が奥歯の一番奥側(頬側でも舌側でもなく、文字通り歯の一番奥の部分)だったので、そこを綺麗に磨けるものでなくてはいけなくて。この歯ブラシはブラシ部分が小さく細いので、奥の方も非常に磨きやすいんです。おまけに毛が細くて段差がついているので、歯と歯の間も歯ブラシだけでかなり綺麗に磨けます。これに1日1回フロスを併用すれば自分で行うケアとしては十分かと。個人的なモチベーションとしては・・歯が痛いとせっかくの観劇に集中できませんからね。(←結局そこか!)アマゾン★ディープクリーン ハブラシ コンパクトスリムやわらかめ★★ディープクリーンハブラシ コンパクトスリム ふつう★楽天マツモトキヨシアネックス★花王 ディープクリーン ハブラシ コンパクトスリム やわらかめ★楽天爽快ドラッグ★ディープクリーン ハブラシ コンパクトスリム やわらかめ(1本入)★★ディープクリーン ハブラシ コンパクトスリム ふつう(1本入)★
2016年06月12日
きた~!!!ついに! ようやく!!KinKiのNEWシングル『薔薇と太陽』が7/20に発売されます!!!今回のラインナップは初回盤A・初回盤B・通常盤の計3種類。初回盤のDVDもそれぞれ魅力的ですが(←特に初回Bの闘牛剛とマタドール光一が気になる)、なにより大事なのは楽曲。イエモンの吉井和哉さんが作詞作曲です。どんな感じになるんだろう・・・全然想像がつかなくて、正直ちょっと不安もありますが、でもやっぱり楽しみ。おまけにジャケット写真は俳優斎藤工さんが撮影!嬉しいなぁ~。こんなに早くカメラマン斎藤工さんとのコラボが実現するなんて。何がどんな縁につながるか分からないものですね。素敵なご縁に感謝。アマゾン★【早期購入特典あり】薔薇と太陽【初回盤A】(DVD付)(クリアファイルA付)★★【早期購入特典あり】薔薇と太陽【初回盤B】(DVD付)(クリアファイルB付)★★【早期購入特典あり】薔薇と太陽(クリアファイルC付)★楽天ブックス★【A4クリアファイルA・B・C付】 薔薇と太陽 (初回盤A+初回盤B+通常盤セット)★★【A4クリアファイルA付】 薔薇と太陽 (初回限定盤A CD+DVD)★★【A4クリアファイルB付】 薔薇と太陽 (初回限定盤B CD+DVD)★★【A4クリアファイルC付】 薔薇と太陽 (通常盤)★
2016年06月10日
浦井健治くんのソロデビューアルバム『Wonderland』が8/3に発売!アマゾン等のネットショップでもすでに受付開始されています。まだ収録曲等は未発表ですが、どうやら初回限定盤と通常盤の2種類がある模様。どちらもCD+DVD。タイトルが同じ・・・ということは、9月のソロコンサートもこのアルバムのナンバーが中心になるのかな?詳細発表が待ち遠しい~。アマゾン★Wonderland(CD+DVD)(初回限定生産盤)★★Wonderland(CD+DVD)★楽天ブックス★Wonderland(初回限定生産)★★Wonderland★
2016年06月09日
本日の『KinKi Kidsのブンブブーン』、ゲストは俳優の斎藤工さん。いや~、久々にドストライクな回でした!面白かった~!!!特に大笑いしたのが、銭湯女湯での剛くんのドライヤーシーン。さすが持っている男、堂本剛。ミラクル発動!(笑)昭和のパーマ機(お釜をかぶるみたいなヤツ)の形をしたドライヤーに剛くんが挑戦。が、いざやってみたら髪の毛の一部だけがまるでプロペラみたいにクルクル回って、その様子が可愛いやら可笑しいやらで大爆笑。それを見て光一くんは涙流して笑ってるし。も~、剛くん、グッジョブ!それから、思わず何度もリピ見してしまったのが、斎藤工さんがKinKiの二人を自前カメラで撮影してくれたシーン。なに、あのカメラ。魔法のカメラなの?そうなの?どうやったらあんなにカッコイイ写真があっさり撮れてしまうわけ???紹介された綾野剛くんの写真もめっちゃカッコよかったけし(アーティスティック!)、剛くんのも光一くんのもそれぞれの個性がすごくよく出ていて素敵でした。剛くんは身体を斜に構え、芸術家っぽい雰囲気で脚を組んだポーズ。なぜか裸足。なぜここで靴を脱いだのか謎ですが、結果としてはこの「素足」が非常に高ポイントでした。分かった上で狙ったのか?それとも本能なのか?いずれにしても剛くんらしさがにじみ出た素敵な写真で、テレビの前で大興奮。一方の光一くんは、カメラに真正面から向き合います。椅子に深く腰かけ、脚をやや広めにひろげ、両こぶしを膝のあたりに乗せた、いわゆる結婚式写真でのお父さんのポーズ。が、被写体が堂本光一でカメラマンが斎藤工さんだと、このポーズが奇跡のカッコよさに。古風でストイック。ほのかな色香。芯の強さとブレの無さ。そして潔さ。光一くん、カメラ嫌いなはずなのに、雰囲気ありすぎでしょ!そしてとどめはKinKi二人のツーショット。斎藤工さん、よくぞ撮って下さいました。あの写真、欲しい!!!! 剛「斎藤くんが専属のカメラマンになってくれたら楽やな~」光一「楽やな~」 工「「ほんとに(撮影)すぐ終わりますね」 剛「うん、枚数少ないもん」いかに少ない枚数で斎藤さんがあの写真を撮っていたかが伺える会話でしたね。本当にあの写真、次のアルバムに使ってくれないかなぁ。。。話題性的にも十分だと思いませんか、ジャニーズ事務所さん?映画にドラマにと大活躍の斎藤工さん。が、舞台好きとしてはやはり一度舞台での斎藤さんを観てみたい。まだ一度も拝見したことないので。世間ではイケメンでセクシー路線の俳優さんのようですが、私の中では未だに3年前に放送されたドラマ『カラマーゾフの兄弟』の印象が強かったりします。内容的にはかなりヘビーでしたが、稀にみるハイクオリティな作品だった・・・。アマゾン★カラマーゾフの兄弟 DVD-BOX★★カラマーゾフの兄弟 Blu-ray BOX★楽天ブックス★カラマーゾフの兄弟 DVD-BOX★★カラマーゾフの兄弟 Blu-ray BOX【Blu-ray】★
2016年06月05日
藤岡正明くんが再びミュージカルコンサートをやるとの嬉しい情報が!『M's Musical Museum Vol.3』開催決定~♪8/6(土)14:30~、19:00~8/7(日)13:00~、17:30~@渋谷マウントレーニアホール全席指定8,000円・・・と、喜びはしたものの、ええと、マウントレーニアホールって名前は聞いたことあるけど、渋谷のどこですか?(^^;)そして肝心のキャパは?(←重要。前回は小さめ会場だったためチケット争奪戦が)ググッてみたら、あらびっくり。シブゲキ!と同じビルでした。しかも同じフロア。あのビルそんなに広かったっけ?でも駅から近いのはありがたい。ゲスト含め詳細は後日発表とのことですが、なんとか予定をやりくりしてチケットもGETして参加したいと思っています。今度は何を歌うのかなー。藤岡くん、世の歌ウマミュージカル俳優さん達とは選曲基準が違うので、どんなナンバーが聴けるのか、今から楽しみです。個人的な希望としてはぜひとも『カテドラルの時代』(@ノートルダム・ド・パリ)を歌って欲しい!!!で、ぜひVol.3もCD化して下さいませ。絶対買うから。(もちろん前回のCD『M’S MUSICAL MUSEUM CONCERT』持ってます)アマゾン(試聴できます♪)★DISCOVERY★★朝靄★
2016年06月03日
すっかり出遅れてしまいましたが、6/8に堂本剛くんのミニアルバム『Grateful Rebirth』とライブDVD/ブルーレイ『TSUYOSHI DOMOTO TU FUNK TUOR 2015』が発売になります。実のところ、最後に剛くんのライブに行ったのはいつだっけ?というくらい、ここ数年はライブに参加できていませんが、今も彼の音楽は大好き。無理せず自分なりのペースで、ゆるゆると応援しています。アマゾン★Grateful Rebirth ふつうよし(通常盤)★★Grateful Rebirth とくべつよしちゃん盤(初回盤)(CD+DVD)★★TSUYOSHI DOMOTO TU FUNK TUOR 2015(初回盤) [Blu-ray]★★TSUYOSHI DOMOTO TU FUNK TUOR 2015(通常盤) [Blu-ray]★★TSUYOSHI DOMOTO TU FUNK TUOR 2015(初回盤) [DVD]★★TSUYOSHI DOMOTO TU FUNK TUOR 2015(通常盤) [DVD]★楽天ブックス★Grateful Rebirth (通常盤)★★Grateful Rebirth (初回限定盤 CD+DVD)★★【セット組】TSUYOSHI DOMOTO TU FUNK TUOR 2015【Blu-ray 初回盤】&【Blu-ray 通常盤】★★【セット組】TSUYOSHI DOMOTO TU FUNK TUOR 2015【DVD 初回盤】&【DVD 通常盤】★
2016年06月01日
NHKのEテレ「ミュージック・ポートレイト」に、吉田鋼太郎さんと藤原竜也くんがご出演だとか。放送予定は6/9(木)・6/16(木)。おそらくリアルタイムでは見られないので、忘れずに録画予約しておかなくちゃ。鋼太郎さんは今や映像でもメジャーな俳優さんですが、もとはと言えば舞台をメインに活躍してきた方。蜷川作品の常連さん、というイメージが強いです。一方の藤原くんは、そもそもこの人の『弱法師』を観ていなかったら、私は今のような舞台好きにはなっていなかったはず。演出はもちろん蜷川さんでした。収録自体は蜷川さんが亡くなる前にされていたようですね。でも当然蜷川さんの話題も出ているはず。お二人から見た蜷川さん像?蜷川さんとの印象的なエピソード?どんな話がお二人の間であったのでしょう。早く見たいなぁ。。。
2016年05月31日
先日、来月観たい舞台を挙げましたが、実はそれとは別に気になっている舞台がひとつあります。それは、関ジャニの丸山隆平くんが主演を務める舞台『マクベス』6/26~7/24@東京グローブ座。彼のことは関ジャニのメンバーだという程度のことしか知らないのですが(申し訳ない)、見れば演出は鈴木裕美さんじゃないですか。あら、もしかして結構本格的な『マクベス』だったりする・・・?『マクベス』といえば今年1月に観たwitsの『マクベス The tragedy of Mr.&Mrs.Macbeth』が秀逸で非常に面白かったのですが、今回、鈴木裕美さんがシェイクスピア素地の無い(であろう)丸山くんをどんなマクベスに導くのか、興味津々。また、おそらく観客も、普段あまりシェイクスピアに縁のない人たちが少なくないでしょうから、そういう人たちに楽しんでもらえる作品をいかに創り上げるか。役者陣も大変でしょうが、この企画は誰よりも演出家のハードルが一番高いのではないかしら。一舞台ファンにすぎない私がチケットGETできる可能性は限りなくゼロに近いでしょうけれど、もし機会があれば観てみたいなぁ。。。
2016年05月30日
遅ればせながら、StarSの3人が出るというので録画しておいた『関ジャム 完全燃SHOW』を見ました。相変わらず冴えわたる井上くんのブラックっぷり(笑)お金ネタもWキャストとは友達になれないネタも、もはや鉄板。評判が良い舞台は観ないとか「やんなくて良かった」とか、ここまで言えてしまうのはある意味井上くんだからこそ。(←井上くんの場合、腹黒さえキャラとして魅力のひとつになっていますから)井上くんは本業の役者としての活躍は言うまでもありませんが、トークもかなり面白い人なので、ご興味を持った方は機会があればぜひ彼のコンサートなどにも足を運んでみていただきたい。浦井くんはこういうバラエティ番組になるとややおとなしめ。さすがにテレビで普段の天然炸裂というわけにはいかないでしょうから、仕方ないか。個人的には、舞台映像で『シャーロックホームズ ~アンダーソン家の秘密~』が何度か流れたのが嬉しかった。番組内でやったライトとLの演じ分けはちょっと・・・でしたが、『・・・アンダーソン家~』での彼の双子演じ分けは本当に凄かったのですよ。育ちゃんは、3人の中では一番バラエティ慣れしている感じ。このまま徐々にテレビの仕事がメインになっていったりして・・・、と思わないでもありませんが(それはそれで悪いことではない)、とりあえず12月に控えている主演舞台『PRISCILLA the musical~プリシラ~』の稽古に入るまでは、普段ミュージカルを観ない人たちに最大限顔と名前を売っておいて欲しいところ。多忙な中、時々とはいえ今でもこうしてStarSとして活動してくれていることに感謝。願わくばどうかまた3人でのコンサートを!アマゾン★StarS First Tour -Live at TOKYU THEATRE Orb- (DVD2枚組+CD)★★ミュージカル「シャーロック ホームズ ~アンダーソン家の秘密~」 [DVD]★
2016年05月29日
来月6月も観たい舞台が目白押し。●『ラディアント・ベイビー~キース・へリングの生涯』6/6~6/22 @シアタークリエ柿澤勇人くんと松下洸平くんが恋人役と知った時点で観劇確定。稽古映像でちらっと聴けた音楽も良いし、共演の知念ちゃんも好きな女優さんなので楽しみ。かっきーと洸平くんと言えば『スリル・ミー』レジェンドの初演Bチームなわけですが、どうやら今回は役の立場が逆転する様子。洸平くん演じるカルロスがグイグイ系でキースなかっきーが受け身なのかな?洸平くんがかっきーを後ろから抱きしめている稽古写真が衝撃でした。(←萌えポイント高し!)●『あわれ彼女は娼婦』6/8~6/26 @新国立劇場・中劇場先月の『アルカディア』に続き、栗山さん演出のストレートプレイに浦井健治くんが出演。共演に蒼井優さん、伊礼彼方くん、浅野雅博さん、横田栄司さんなどかなり豪華な顔ぶれです。ずっと以前に蜷川さん演出・三上博さん主演で観たことがある作品なのですが、正直ほとんど覚えておらず・・・(^^;)なので初見のつもりで観劇です。とりあえず現時点でチケットを持っているのは上記2作品のみ。以下はチケットの神様の御心次第。できるだけ全部観られますように。(←お財布的にはかなり厳しいことになりますが^^;)●『エリザベート』6/28~7/26 @帝国劇場なんといっても一番の目玉は新ルキーニの成河(ソンハ)さん。演技達者な成河さんですから、高島兄の創り上げたものとは全然違うルキーニを私たちに見せてくれるに違いないと期待しています。4月に『グランドホテル』で主演経験のある成河さんではありますが、ルキーニの出番の多さと歌の多さ難しさは桁違いだと思うので、とにかく千秋楽まで声をつぶさないよう祈っています。(ストプレなら多少声をやられてもなんとかなりますが、ミュージカルでは致命的ですから)●コクーン歌舞伎『四谷怪談』6/6~6/29 @シアターコクーン出演:中村勘九郎・中村七之助・中村獅童・中村扇雀 他。勘九郎さん&七之助さんがご出演の作品は叶うなら全部観たい!●『Murder for Two』6/1~6/12 @世田谷パブシックシアター坂本昌行さんと松尾貴史さんの二人ミュージカル? どんな作品なのか興味津々。●ミュージカル『Tell Me on a Sunday~サヨナラは日曜日に~』6/10~6/26 @新国立劇場・小劇場濱田めぐみさんのソロ・ミュージカル。作曲はアンドリュー・ロイド=ウェバー。小劇場でめぐさんの歌が聴けるなんて!貴重!なんとか日程をやりくりして観に行きたいと思っています。さあ、果たして何本観劇できるかな。アマゾン★エリザベート ― オリジナル・ウィーン・キャスト★(試聴もできます♪)★Murder for Two (Original Cast Recording)★(こちらで試聴もできます♪)★Tell Me on a Sunday★(試聴もできます♪)
2016年05月28日
5/21マチネ、屋良朝幸くん主演のオリジナルミュージカル『THE CIRCUS!』を観て参りました。正直言って脚本と演出はまるでダメダメでしたが(ごめん)、久しぶりに屋良っちのダンスが観られたのでまぁいいか、という感じです。今回、私の中でのMVPはサーカスの団長演じる石井一彰くん。歌うまい。声もいい。そして何より光っていたのはその存在感。ワチャワチャとにぎやかな登場人物が多い中、石井くんの堅実な役作りは逆にインパクトがありました。誰よりも地に足がついている。そんな石井くんの次の舞台はミュージカル座の「BEFORE AFTER」。二人舞台なのかな?演出は以前レミゼでジョリ役もやっていた中本吉成さん。音楽もかなり良さそうだし、観てみたいな~。アマゾン★ミュージカル「シャーロック ホームズ ~アンダーソン家の秘密~」 [DVD]★楽天ブックス★ミュージカル「シャーロック ホームズ ~アンダーソン家の秘密~」★石井一彰くんと言えば真っ先に思い浮かぶのがこの作品↑ 副音声でさとしさんや一路さん、浦井くん、板垣さんに話のネタにもされていましたね(笑)
2016年05月27日
すっかり間があいてしまいましたが、そんなことはしれっとスルーし今月私が観た舞台の覚え書き。・心理スリラーミュージカル『ブラック メリー・ポピンズ』@世田谷パブリックシアター・井上芳雄くんコンサート『YOSHIO INOUE sings Disney』@東京国際フォーラム・ホールA・屋良っち主演オリジナルミュージカル『THE CIRCUS』@よみうり大手町ホール・ダンス公演『WASABEATS 第3弾』@Zeppブルーシアター六本木・文楽鑑賞教室『曽根崎心中』:国立劇場 小劇場我ながら、相変わらずジャンル節操なし。それぞれの感想はまたいずれ。が、ひとつだけ書いておくと。。。ディズニーコンサートでまさかの井上フロロー降臨!『HELLFIRE』予想もしていなかっただけに嬉しかった~!私の中では劇団四季の村俊英さんの声のイメージが強いのですが(劇団四季の吹替版をよく聴いていたので)、井上くんが歌うとまた全然違う雰囲気で素敵でした。ドラマチックで、よりミュージカル的。苦悩と迫力。敵役のはずなのに清廉な感じさえするのは井上くんだからかな。ディズニーのナンバーの中では確かにフロローの『HELLFIRE』はかなり毛色の違う珍しい曲なのかもしれませんね。ゲスト浦井健治くんが歌った『Go the Distance』も、シックなアレンジでとても良かったですよ~(^^)ソロコンでも歌ってくれるといいなぁ。アマゾン★Yoshio Inoue sings Disney ~One Night Dream! The Live★★YOSHIO INOUE meets Disney ~Proud of Your Boy~★★ノートルダムの鐘 ― オリジナル・サウンドトラック (日本語版)★★ノートルダムの鐘 ブルーレイ+DVDセット [Blu-ray]★楽天ブックス★Yoshio Inoue sings Disney ~One Night Dream! The Live★★ディズニー・ソングス・セレクションーデラックス・エディションー/井上芳雄★
2016年05月26日
そしてもうひとつ、気になる舞台情報が解禁されました。■ミュージカル『フランケンシュタイン Frankenstein』 2017年1月 日生劇場音楽:イ・ソンジュン脚本・歌詞:ワン・ヨンボム演出:板垣恭一音楽監督:島健 振付:黒田育世キャスト:中川晃教・柿澤勇人(Wキャスト)/加藤和樹・小西遼生(Wキャスト)/音月桂/鈴木壮麻/相島一之/濱田めぐみ 他きた~! 板垣さん演出の韓国ミュージカル! かっきーとあっきーのWキャスト。小西くんと音月さん、初演時のブラ・メリ兄妹。おまけに私の大好きな鈴木壮麻さんや濱田めぐみさんまで。このキャスティングを決めた人、グッジョブ。絶対に観ます。
2016年03月15日
またひとつ、浦井健治くんの出演情報が解禁されましたね。鬼も笑う来年の話ですが、舞台情報というのはそういうもの。■ミュージカル『ビッグ・フィッシュ BIG FISH』2017年2月7日(火)~2月28月(火) 日生劇場 脚本:ジョン・オーガスト音楽・詞:アンドリュー・リッパ 演出:白井 晃 出演:川平慈英 浦井健治 霧矢大夢 他慈英と浦井くんが父子!(笑)浦井くん、パパの濃さに負けるな~!私は映画を観ていないので「ビッグ・フィッシュ?なにそれ???」状態でしたが、ブロードウェイ版の動画をちらっと見てみたら、歌ありダンスありで、いかにもブロードウェイミュージカルという感じの作品のようですね。ファンタジー系の要素もあるのかな? 白井さんの演出にも期待しています。アマゾン★Big Fish★(←試聴できます)★ビッグ・フィッシュ コレクターズ・エディション [SPE BEST] [DVD]★
2016年03月15日
念願かなって、昨夜3/12(土)夜、シアタークリエにて舞台『ピアフ』を観て参りました。いわずと知れた、大竹しのぶさん主演の本作品。2011年の初演以来、大変な評判で、2013年の再演時にもチケットが取れず、再再演の今回ようやく観劇することができました。感想。凄い舞台でした!やはり大竹しのぶは化け物だった!!(←誉めてます!)大竹ピアフに魂ぶん取られました!!!実際のところ、ミュージカルを見慣れた身には、しのぶさんは決して歌がうまいとは言えないし、いい声をしているわけでもありませんでも。この作品に関してはそんなことは全然問題ではないのです。大竹ピアフの歌には、観客の心を動かす力がある。歌詞のひとつひとつに、時にこちらの胸をグサグサ突き刺すような、時にずっしりと浸み込んでくるようなインパクトがある。彼女の歌は、全身全霊をかけて放出されるピアフのエネルギー。魂。よく浦井くんが「芝居歌」という表現を使うけれど、しのぶさんの歌はまさにそんな「芝居歌」なのかもしれません。この作品は、決してミュージカルではなくて、あえて言うなら「音楽劇」。あれだけふんだんに音楽・歌が使われているのに、まるでストレートプレイを観たような気分になるのは、ひとえに演じているのがしのぶさんだからなのでしょう。作品自体は、ミュージカル系の女優さんが演じれば即「ミュージカル」になるものと思います。そういう意味でも興味深かったのは、彩輝なおさん演じる友人マレーネ・ディートリッヒと大竹ピアフのデュエットシーン。ミュージカル的な歌い方をするマレーネと、「芝居歌」なピアフ。背が高くてゴージャスでクールビューティなマレーネと、小柄で決して美人とは言えないピアフ。ここまで対照的な二人もないだろう、と思わせる二人。一見相容れないようなのに不思議と二人の世界が成立していて、二人の盟友関係も伝わってくる。見事な融合でした。脇を固める役者さんたちも、皆さんそれぞれ魅力的。中でも、古くからの友人トワーヌ役の梅沢昌代さんや、何役も見事に演じてらした辻萬長さんといったベテラン勢の演技がさすがでした。イブ・モンタン役大田翔さんの『帰れソレントへ』も素敵だったな~。(初演では田代万里生くんが、再演では藤岡正明くんがこの役を演じたんですよね。観られなかったことが本当に悔やまれます)鳴り止まない拍手。心からのスタンディングオベーション。歓声。終演時の客席の興奮と熱気は、きっとキャストの皆様にも届いたことでしょう。観ることが出来て本当に良かったです! アマゾン★プレミアム・ツイン・ベスト ばら色の人生~エディット・ピアフ・ベスト★(試聴できます)★エディット・ピアフ 愛の讃歌 AO-013★★彩の国シェイクスピアシリーズ NINAGAWA SHAKESPEARE DVD BOX★
2016年03月13日
浦井健治くん出演のドラマ『ニーチェ先生』が、ようやく関東でもスタートしましたね。脚本・演出は、ミュージカルファンにもお馴染みの福田雄一さん。とはいえ、映像の福田さんは私の中では当たり外れが大きいので(『33分探偵』や『新解釈・日本史』は苦手だったけど、『アオイホノオ』は面白かった)期待と不安が半々でしたが、実際に見てみたら。。。ドラマ『ニーチェ先生』面白~い!場面は基本コンビニのレジ周りがほとんど。第一話は登場人物のキャラ紹介的な内容で、とにかく皆さん、キャラの立ちっぷりがお見事。ウザさと面白さがいい感じのバランスです。松駒くん(@浦井くん)が好みの女性のタイプについて力説するシーンはちょっと衝撃的でした。いや、好みは人それぞれだからいいんだけど、それにしても指定がニッチすぎてちょっとコワイ・・・(^^;)松井玲奈ちゃんも良かったです。下手したらイタイだけの芝居になりそうなキャラを、可愛く可笑しく演じてらっしゃいます。ほとんどモノローグで顔の演技が忙しいことに(笑)。そして、今回一番「おっ!」と惹かれたのが、ニーチェ先生演じる間宮くんの読経の声が予想外の美声だったこと。(般若心経唱えながら、周囲を気にする松駒くんの肩に手をやって自分の方へ向かせる動きもツボでした)私はまだ舞台での間宮くんを拝見したことはないのですが、これから先ミュージカルに出演の予定があればぜひ観てみたいなぁ、と思いました。二話目以降も楽しみです♪アマゾン★ニーチェ先生~コンビニに、さとり世代の新人が舞い降りた~ 1 (MFコミックス ジーンシリーズ)★★ニーチェ先生~コンビニに、さとり世代の新人が舞い降りた~ スペシャルセレクション★楽天ブックス★ニーチェ先生~コンビニに、さとり世代の新人が舞い降りた~(1)★★ドラマ 「ニーチェ先生」 ビジュアルファンブック★
2016年01月24日
昨日1/16夜、両国にあるシアターX(カイ)にて『マクベス The tragedy of Mr.&Mrs.Macbeth』を観て参りました。出演:チョウ・ソンハ、池田有希子、佐藤友演出:西悟志上演台本:wits(松岡和子訳による)そう、舞台好きな方にはお馴染みの、あの成河(ソンハ)さんです。(書き分けるのもなんなので、以下、普段通り「成河さん」と表記させていただきます)成河さんと池田さんがご出演とくれば、そりゃあ観ない手はないでしょ!というわけで、全席自由というハードルにも負けずに行って参りました。(←自由席だと、良い席で観たいと思ったら早めに劇場に着かなければならないので、精神的な負担感が結構あるのです。出遅れると、自力で空席を探さなければいけない面倒くささもあるしね~^^;)ともあれ。とっても面白かったです!!観ることが出来て本当に良かった。以下、ネタバレしていますので今回未見の方はご注意下さいませ。(将来再演があったとしたら、ぜひ予備知識ゼロで楽しんでいただきたいので読まない方がいいかも)マクベスを二人芝居に仕立てるって、いったいどうやるんだろう?と思っていたのですが、成河さんも池田さんもさすがの演技達者っぷり。門番役以外は、すべての役をお二人が演じます。もちろんマクベスは成河さんが、マクベス夫人は池田さんが演じていましたが、それ以外の部分ではあえて男女を逆に配役している場面もあったりして、なかなかに凝った造りでした。特に成河さんは結構なテンションでしゃべりっぱなし状態なので、体力的にも頭脳的にも相当消耗するのではないかしら。役者さんって本当に凄い!ちなみに門番役を演じたのは佐藤友さんという若い女優さん。菊川朝子さんの秘蔵っ子という紹介が成河さんからありました。マクベス夫妻がダンカン王を殺した後のシーンで、重そうに門を開けながら登場するのですが、その姿が妙に『リング』の貞子みたいでドキッとしました。酔っ払い演技も、思わずくすっと笑ってしまうネタで。この門番役が今後の舞台出演につながるといいですね。脚本もすごく良く練られており、演出も意外性に満ちていて非常に面白かったです。見応えありました。ステージ上には、昔の漫才の舞台みたいにスタンドマイクが1本あるのみ。いわゆるセットは一切なし。そこに漫才師コンビよろしくお二人が登場。ここではまだ成河さん・池田さんとも素のままという体(てい)で、シェイクスピア作品についての簡単なレクチャーから始まります。時に客席に質問を投げかけてレスポンスを求めたり、うまーく客席をいじりながら空気を暖めていくお二人。おかげでシェイクスピアの生年と没年、覚えました(笑)(←1564年生まれ、1616年没。あれ?でも肝心のごろ合わせの記憶がすでに曖昧・・・。人殺し(1564)いろいろ(1616)書いたシェイクスピア、だっけ???あんなに成河さんが連呼していたのに~)四大悲劇や史劇の話も。特に史劇については、浦井くんの『ヘンリー四世』出演が発表されたばかりだったので心の中で思わずニンマリしてしまいました。肝心の物語『マクベス』は、漫談スタイルから一転、突然始まります。スターウォーズ形式(!)でマクダフ夫人と息子が殺される場面からスタート。そこから冒頭の魔女のシーンへと物語が巻き戻るという作りで、なかなかに印象的でした。(ちなみにマクダフ夫人は成河さん、息子は池田さんという配役です。男女が逆)成河さんも池田さんも、とにかくすごい熱量。シェイクスピア独特のくどい修辞がうまく日常のセリフに噛み砕かれていて、今まで見たマクベスの中でも断トツにセリフが聴きやすかったです。緊張感と笑い、物語と現在がイイ具体に混在した作品で、100分間があっという間でした。これほどの舞台がたった2日間の公演で終わってしまうなんて、もったいなさすぎる。日程が合わなかったりチケットが入手できなかったりで今回観劇できなかった舞台ファンの方々も多くいらっしゃったと思いますしぜひ再演を! 叶うなら、再演だけでなく他のシェイクスピア作品もwitsで観てみたいです。(できれば全席指定にしていただけるとさらに助かります。←個人的な希望^^;)
2016年01月17日
舞台とは全然関係ない話題です。去年はなかったジャニーズの年末カウントダウンコンサート(カウコン)のTV中継が今年復活するようですね。まだ正式発表ではなく新聞報道レベルのようですが、まあ、きっと本当なのでしょう。単純に、良かったな、と思います。ここ数年はKinKiコンとも縁がなくなってしまい寂しい限りの私にとって、カウコン中継は、衣装やセットを含めKinKiコンの様子を垣間見られる貴重な映像だったので。当然出演者(グループ)情報はまだありませんが、今回もKinKiのステージを使うのでしょうから、おそらくKinKiは出演するものと期待しています。個人的な希望としては、V6やTOKIOなどKinKiと同世代のグループがまた出演してくれるようになると嬉しいのだけどなぁ。。。アマゾン★【早期購入特典あり】夢を見れば傷つくこともある 【通常盤】(A4サイズクリアファイル付き)★★【早期購入特典あり】夢を見れば傷つくこともある 【初回盤A】(DVD付)(A4サイズクリアファイル付き)★★【早期購入特典あり】夢を見れば傷つくこともある 【初回盤B】(DVD付)(A4サイズクリアファイル付き)★楽天ブックス★【A4サイズクリアファイル付】 夢を見れば傷つくこともある (初回盤A+初回盤B+通常盤セット)★
2015年10月20日
そうそう、『デスノートTHE MUSICAL』 WOWOW放映を観ていて驚いたシーンがひとつありました。それは、終盤の倉庫の場面。ライトがデスノートに書いた設定をナレーション的に言う場面で、突然かっきーの声が流れてきたのです。浦井ライト回に、まさかのかっきーライト特別出演。←声のみ。Wキャストとはいえ、あんなハプニングがあったのね。知らんかった。舞台は生モノなので当然ハプニングも起こり得るわけですが、よりによってその数少ない回が収録日だったとは。すごい確率。ある意味貴重(^^;)
2015年10月20日
10/17、WOWOWで放映された『デスノートTHE MUSICAL』浦井ライトver.を観ました。面白かった!映像ならではの良さを満喫させていただきました。映像だと、役者の細かな表情までよく分かるし、役者が上手・下手に分かれて歌う場面でも、二人の顔のアップを並べたりして両方の演技を同時に楽しめる。いつもライト&Lのデュエットでは、ライトに注目するとLが観られないしLを観るとライトの表情が追えないしでジレンマだったから(笑)。ぶっちゃけ、あのストーリーを2時間ちょっとにまとめているので脚本的に厳しい部分は確かにあるけれど(展開が唐突だとか映画やドラマのようには細かなエピソードが描けていないとか)、何よりこのミュージカル版デスノートは、音楽が素晴らしいのと、アンサンブル含め役者陣が良いのが最大の魅力。キャッチーなメロディが沢山あるので、観終わった後も頭の中で音楽がリフレインします。浦井ライトは、登場時点で既に特別感があるというか、クラスメート達とはちょっと異質な感じの役作り。無意識な上から目線&クレバーな感じがいかにもライトっぽくで好き。(一方のかっきーライトは最初はいかにも普通の高校生なのが対照的で面白い)観るたびに思うのですが、ライトの♪犠牲は覚悟だ~♪の「犠牲」って誰(または何)のことを指しているんだろう。。。新世界を作るために粛清される犯罪者たちのことともとれるし、そのために手を汚す自分自身のことのようにもとれる。歌詞ひとつとっても、その意味をどうとらえるかで受ける印象はだいぶ違ってくるはず。そういう想像を楽しませてくれるあたりもこの作品の面白さだと思います。セリフや歌詞、演技の意味を観客にゆだねるのは、演出栗山さんの得意とするところかも。それにしても、今回の放映、いったいどれくらいの人が見たのでしょうか。とても興味あります。テレビだと、それこそ今まで舞台なんて一度も観たことないという人でも気軽な気持ちで「ちょっと観てみるか」と思えるし、普段ミュージカルと縁のない方々にも今回の映像が届いているといいなぁ。。。観る人の数が実際の観劇とは桁違いなのが、テレビの力ですから。来月のかっきーver.も楽しみです(^^)予定はこちら↓(小池徹平くんのLも合っていてとってもイイですよ♪)柿澤勇人×小池徹平篇[WOWOWライブ]11/7(土)よる8:30アマゾン★『デスノートTHE MUSICAL』ライブ録音盤 CD浦井健治バージョン★★『デスノートTHE MUSICAL』ライブ録音盤CD 柿澤勇人バージョン★
2015年10月20日
さあ、いよいよ『デスノートTHE MUSICAL』をご家庭のテレビで楽しめる日が近づいて参りました。放映予定日はこちら↓。浦井健治×小池徹平篇[WOWOWライブ]10/17(土)よる8:00柿澤勇人×小池徹平篇[WOWOWライブ]11/7(土)よる8:30そう、WOWOWです。残念ながら地上波で観ることはできません。ということで。これを観たいがために、私、WOWOW契約しました。もともと映画もドラマもあまり見ない方なので迷いましたが、浦井くん観たい想いが理性に勝利。思い切って入っちゃいました。でへ。入ると決めたら、観られるのはデスノートだけじゃないことに気づきまして。。。たとえば。・井上芳雄くん出演の連続ドラマ『海に降る』が今月からスタート。・井上芳雄くんがホストの『僕らのミュージカル・ソング』が10/27(火)よる11:00~再放送。・井上芳雄くんの『井上芳雄 シングス・ディズニー ~ワン・ナイト・ドリーム!』が10/28(水)深夜1:20~再放送。・井上芳雄くんがスペシャルサポーターを務めた『第69回トニー賞授賞式 字幕版』が11/28(土)午前8:00~再放送。・内野聖陽さん出演の舞台『禁断の裸体』が10/22(木)深夜1:00~。もちろん浦井くんが容疑者役で出演のドラマ『MOZUスピンオフ 大杉探偵事務所 ~砕かれた過去編』11/15(日)よる10:00~も。他にも・不倫探偵~最期の過ち~ 松尾スズキ×天久聖一 10/31(土)よる7:30~・歌謡ファンク喜劇「いやおうなしに」 古田新太×小泉今日子 11/19(木)よる7:00~・大人の新感線『ラストフラワーズ』11/5(木)よる11:15~・メアリー・ステュアート中谷美紀×神野三鈴 11/4(水)よる7:00~・有村架純・東山紀之「ジャンヌ・ダルク」11/13(金)よる7:00~・劇団朱雀解散公演「FINAL」早乙女太一 11/16(月)午後0:30~などなど、舞台関係の番組が案外あるのね。もちろん舞台は生で観るのが一番ですが、諸々の事情で観逃した作品や、もう一度観たい作品を、映像とはいえ観られるのはありがたい。とはいえ、そもそものきっかけはデスノート観たさ。どこが観たいってそりゃもう観たいとこだらけです。★オープニングからフルスロットルな月の『正義はどこに』が観たい&聴きたい。★徹平Lの『ゲームの始まり』での、両腕を上げる振付(ポーズ?)が観たい。★テニミュか?!と一瞬錯覚しそうな、月とLのテニスバトル『ヤツの中へ』が観たい&聴きたい。★拘束されたミサの足を愛しそうに抱くレムの『愚かな愛』が観たい&聴きたい。(←この場面、まるでイエスの足元にひざまづくマグダラのマリアのようで、美しくて切なくて悲しくて大好き)★とにかく魅力的なリューク@吉田鋼太郎さんが観たい。ドラマ版では、どちらかというとLがキラに惹かれている印象でしたが(月もLをライバルとして意識していたけれど、より強く相手に惹かれていたのはLの方)、ミュージカル版では、二人がお互いに強く惹かれあっていて。『ヤツの中へ』なんて、探り合う歌とはいえ、♪他のことなんてどうでもいい。お前しか見えない♪ですからね。愛の告白か。浦井くんの月とかっきーの月をまた見比べられるのも楽しみ。全然違う月なので、両方観ると楽しさ倍増なのです。早く土曜日にならないかなー。アマゾン★『デスノートTHE MUSICAL』ライブ録音盤 CD浦井健治バージョン★★『デスノートTHE MUSICAL』ライブ録音盤CD 柿澤勇人バージョン★
2015年10月12日
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