日々株式相場&相場感&趣味のバイク

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mou-yan

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2008.12.28
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カテゴリ: 相場感


さてこの1年、大発会の15,150円に始まり先週末現在の終値は8,730円でした。実に6,420円も下落しており、しかも上場企業の倒産も増加し、年末にはGMの問題ともあいまって派遣社員のレイオフ問題がクローズアップされてきました。これまでにもバブルの崩壊後の悪い時期はありましたが、世界的に景気後退局面が起こっているのはまさに100年に一度のことと考えることになりそうです。

さまざまな業種に波及するように景気が悪化し始め、経済活動の収縮を招くようになるならば、これまでの考えを切り捨て物事を考え直さなくてはならなくなるかもしれません。大企業にいたっては方向転換が難しく、収入が減少する中では一旦支出(出血)を止めなくてはなりません。新しい収益源の発掘とともに、新しい需要を喚起することも考えなくてはなりませんが、景気の減退とともに需要が減る中では耐えることも必要になってきます。

このような中日経平均は2年連続陰線となり、世間では3年目も陰線になると良く言われています。現在の景気状況を勘案すると頷けることではありますが、それよりもどのようにすれば現状から抜け出せるのか、米国におけるオバマ政権の財政出動に期待をしているところもありますが、それは米国における双子の赤字を増やすことにもなり、ドルの信認低下にもつながりかねません。逆に米国が双子の赤字を減らそうとすれば海外の経済が低迷する期間が長引くことにもなりかねません。

すべての均衡を保とうとすることは難しい中、少しでも現状をよくするために各国の国内における対策を充実させていくことしかないのではと考えさせられます。今回の景気低迷は金融工学を駆使した金融システムの一部崩壊が招いたことではありますが、その根底には実際の経済において生じた事が基本にあるはずです。一足飛びに心の隙間を埋めたりすることは難しいと言うことを身をもって感じたことに違いありません。

そういった意味でも計画的に物事を考え、そのことを基本とした行動を行う。とても地味なことではありますが、このようなことを行いながら、新しい風の流れを捉えて次の波に乗ることを実行する年、それが2009年になるのではと考えています。





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Last updated  2008.12.28 09:07:41
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