今朝銚子魚市場を見物してきた。用事があったのは銚子の隣町だがそこまで行って、銚子港を見ないわけにはいかない。僅か5駅だからすぐだよと言われて足を伸ばそうと考えたのが甘かった。駅に着いてみると総武本線を走る電車は1時間に2本。寒い駅舎で待ちぼうけを喰わされた。
銚子駅から港までは用心してタクシーに乗ったら今度はあっという間。歩いてもいいくらいの距離だった。魚市場ではちょうど近海マグロ船の水揚げの最中。接岸したマグロ船からクレーンで次々にマグロが水揚げされていた。マグロの水揚げ風景は小生の地元焼津でも珍しくはないが近づいてみると様子が違う。一番違うのは魚の色。焼津のマグロはカチンカチンに凍った白色で、こちらは本来の黒色。焼津のマグロはゴロンゴロン音を立てて水揚げされるが、こちらは数匹ずつ丁寧に船から降ろされていた。大切な近海物だから当然だが、手鉤を持った市場のオジサンに聞いてみると八丈島沖あたりで獲ったものだという。
水揚げされたマグロは本マグロ、ビンチョウマグロ、カジキマグロなど種類別に並べられていたが一本の延縄にいろいろ食いついてくるという。カジキマグロだけは船上で吻とヒレが落とされ腑も抜かれている。値段が安いくせに場所をとるので処理されてしまうのだろう。
ひとしきり水揚げ風景を見物して銚子漁協の直販所に行ってみた。ここではいろんな魚が並べられていてどれを買おうか迷っていると、ゴム長を履いたオジサンがやってきて店員にハマグリの料理法を講釈し始めた。オジサン、自信満々に料理法を説明し店員は感心して聞いている。小生も聞き耳立てていたが試してみたくなりオジサンと同じハマグリを買ってきた。

それで今夜の晩ご飯はハマグリのバター蒸し?銚子風。ハマグリは一度身を出して1cm大に切っておく。オリーブオイルにニンニクを加え茶色になるまで熱する。ハマグリを加え中火にかけると水分がたっぷり出てくるのでバター、大葉を加えメリケン粉をチョコチョコと振りかけとろみをつける。水分が足りなかったら牛乳を入れたらよい。8分目火が通ったらハマグリの殻に戻し、粉チーズをふりかけオーブントースターで焼いて完成だ。
で、その味だがさっぱりしたハマグリに似合わない濃厚な旨みと味。銚子から焼津まで発泡スチロールを抱えてきた甲斐があったと自画自賛だったが、うちのはこんなコトしてもったいない、そのまま食べればいいのにと一言。同居人を思いやる気持ちに欠けるのが欠点である。
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