2012.06.30
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カテゴリ: 文学
毎年1~3冊、フランス語で小説を読んでいる。

これまでは20世紀の中編小説を読むことが多かったが、

一昨年から19世紀の長編小説を読むようにしている。

一昨年はフロベールの「感情教育」、

去年はバルザックの「ゴリオ爺さん」と「谷間の百合」を読んだ。

そして、今年はスタンダールの2大小説にチャレンジしている。

まずは「赤と黒」。

拙い語学力だけに、4ヶ月半かかってやっと読了した。

「赤と黒」は新潮文庫で3回ほど読んだが、文体が簡潔で乾いている印象だった。



結構むずかしい構文の文章が多い。

主語と述語の間に関係代名詞やらの修飾句が入っている文章が多く、

動詞が出てきた時に、主語はどれだっけと前を探すことも屡々だった。

それから、「クレーヴの奥方」から続くフランス心理小説の系譜を受け継いでいるだけあって、

三人称の小説なのに、突然登場人物達が地の文の中で「私」で語り出す。

日本語だとそのままスルーしてしまうが、原書で読んでいると、

その変化が明白で、心理小説といわれる所以なのだろうと妙に納得した。

また、時制では、過去の非現実の仮定の時に使われる、条件法過去第二形が多用され、

なるほどねと感心させられた。

私の語学力ではどこまで理解できたかは「?」だが、

やはり原文で読むのは楽しいものである。



明日からはいよいよ「パルムの僧院」である。


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最終更新日  2012.06.30 22:47:03
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