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2004年04月05日
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カテゴリ: スポーツの話
落合監督率いるドラゴンズが、開幕3連勝と絶好調だ。

正直私は最初はこの監督をあまり評価してなかった。
「名選手必ずしも名監督にあらず」という言葉もあるくらいだし、
もともと現役時代から「孤高の人」というイメージが強く、
選手とうまくコミュニケーションを取れるのかどうかも疑問だった。

しかし秋季キャンプから春のキャンプ、オープン戦を経て開幕に至るまでの
彼の言動などを見聞きしていると、ひょっとしたら彼に対して
非常に誤解が多かったんじゃないかというように思えてきた。

彼の指導は大まかに言って、<見極め>、<信頼>、<任せる>


選手の状態はすべて自分の目で見ようとする。1・2軍合同キャンプがそれだ。
コーチの報告のみで判断する指揮官とは一線を画している。
オープン戦でも他のチームのように途中で選手をコロコロ入れ替えて、
より多くの選手を試そうというのとは対照的に、
試合終了までなるだけメンバーをいじらなかった。
1打席で結果を出せる奴か、4打席費やして始めて真価を発揮する奴か、
そのあたりを見極めていたんだろう。

そうして監督の厳しいお眼鏡にかなった選手は、よほどのことがない限り替えない。
選手は監督の信頼を肌で感じていることだろう。
そして信頼されたからには任されるわけだから、選手も思い切ったプレーが出来る。
星野監督時代のように、選手が自軍のベンチばかり気にするということがない

それが今のところすべて良いほうに回転しているのだろう。

ただここで見逃してはいけないのが、彼の選手とのコミュニケートだ。

彼はそのぶっきらぼうな言動から、あまり人と接することは
得意ではないのではないかと思ってしまうのだが、実は選手の気持ちを掴むのは
意外と上手だったりするのでは、とも思わされる。



彼は3年のブランクのある川崎を敢えて開幕投手に据えることで、
チームをひとつにまとめようとした。
実際川崎がノックアウトされた後、打線が奮起して逆転し、
図らずもチームの結束力の強さを見せ付けた。
しかしこれは非常にリスクの大きい賭けだったに違いない。
なぜならもし川崎のノックアウトによってこの開幕試合を
落とすようなことがあれば、選手から総スカンをくらい、
信頼関係に決定的な亀裂が入ってしまう恐れがあったからだ。
それでもあえて川崎の開幕投手起用にこだわったからには、
おそらく事前に各選手との間で充分な話し合いが持たれ、
合意の形成がなされていたに違いない。

ただ彼はそういったことを決して素振りでは見せない。
一軍の将としてはそれも当然なのかもしれないが、
それ以上にたぶん彼はシャイなのだろう。
一連のぶっきらぼうな言動も、
彼のシャイな性格の裏返しと見ることは出来ないだろうか。

いずれにしても、昨年あれだけアタフタしていたチームが、
ほとんど同じメンバーのままでこれだけいい試合をするようになるとは、
監督の影響力って思った以上に大きいんだ、と改めて思う。






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最終更新日  2004年04月05日 23時29分34秒
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