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2004年06月22日
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カテゴリ: 音楽の話
一昨日名古屋の勉強会に参加した折に、帰り道に中古CDショップで買った
「マディ・“ミシシッピ”・ウォーターズ・ライヴ!」を聴きながらフト思った。

このアルバムは1980年頃の録音で、1983年に亡くなったマディにとっては晩年の作品だ。
この頃のマディは白人のロックギタリスト・ジョニーウィンターにプロデュースを任せており、
ステージでも彼にギターを弾かせている。

実はこれは結構画期的なコトなのだ。

調べてみるとこのアルバムが録音された1980年当時、
マディ翁は65歳、ジョニーウィンターは36歳。
片や黒人で戦前から活躍しているブルース界の重鎮、

おまけに2人の間には親子ほどの歳の差がある。

普通だったらマディはジョニーウィンターをガキ扱いしてけなしたり、
ジョニーはジョニーでマディを年寄り扱いして疎ましく思ったり、
という「世代間断絶」があっても不思議ではない。

何でもマディはジョニーのプレイを初めて耳にした瞬間、「ビビッ!」ときたそうで、
認めるに値する男だと直感したのだろう。
こうしてマディはあえてジョニーを起用して、ジョニーは見事それに応えている。

この2人のミュージシャンをご存じない方のために分かり易く例えると、
「つんく」が「北島三郎」のプロデュースをやる、というようなものかな?
そういうことが実際あるかもしれないが、あってもせいぜい
話題先行の、単発の企画もので終わってしまうところだろう。


4枚のアルバムをリリースしている。
「オレの残りの人生、オマエに預けたぜ!」と言ったかどうか知らないが、
そんなマディの心意気が伝わってくる。

日本の音楽業界ではちょっと考えられないことだ。

音楽業界では「リスペクト」という言葉をよく使う。

あるいは「良いものは良いと素直に認める」という意味合いまで含まれるだろうか。
マディとジョニーをつなぐ絆も、互いへの「リスペクト」だったのだろう。

では今の自分にとって「リスペクト」出来るものはあるだろうか?
もっと謙虚にならないといけないんじゃないだろうか?
マディとジョニーに教えられたようだ(^^ゞ

それにしてもアメリカという国は懐が深いなあ、とつくづく思わされる。
アメリカの大統領は大っ嫌いだけど、アメリカの人々は好きだな。





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最終更新日  2004年06月22日 21時47分47秒
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