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2004年10月02日
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カテゴリ: 最近読んだ本
『茶色の朝』 (フランク・パヴロフ他著、大月書店)を読んだ。
早く言えば「如何にしてファシズムは台頭するか」ということを、例え話風に警戒した物語である。

確かに今の日本を見ていると、いろんな所にファシズム化の萌芽らしきものが見られる。
ただそれに対して今この時代に生きているわれわれは、戦後誕生した平和憲法もあることだし、今後何が起こっても
今の日本が戦前のようなファッショ化に突き進む恐れは無いだろう、と高を括っている人がほとんどだろう。

しかしここで、主人公のつぶやくこんな言葉が重くのしかかる。


「まるで、街の流れに逆らわないでいさえすれば
  安心が得られて、面倒にまきこまれることもなく、
  生活も簡単になるかのようだった。
  茶色に守られた安心、それも悪くない。」



つまりいざファッショ化の波が押し寄せようとしても、それが危険な波であることに気づかないまま、
いつの間にかその波に弄ばれることに慣らされてしまっている、ということだ。


われわれもそうならないとは言い切れない。
あるいはもしかしたら、今の日本にもその波は来ているのかもしれない。
特に日本人というのは元来「右へならえ」という習性を色濃く持つ国民だから、そういう意味では
ファシズムが浸透しやすいという土壌はあるのかもしれない。

いやー、コワイ話だ(+_+)





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最終更新日  2004年10月02日 22時23分40秒
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Re:茶色の朝(10/02)  
ともきち さん
私が最近感じるそういった傾向は、いわば「善意のファシズム」とでも言うべきものでしょうか。
先日、リカーマン1号さんが書かれた、競争を排除しようとする動きなんてのも、そのひとつだと思います。
「傷つく人がいるのはよくないこと、」いう絶対的な価値観が、根本的な意味合いを無視して暴走していく・・。
それによって、逆に傷つく人がいたとしても、また、よくない結果を招きそうであっても、絶対的なものに逆らうのは、すなわち「悪」だという短絡的な発想が、へっちゃらでまかり通っているような気がします。
ちょっと、違う話になってしまうけど、いまどきの健康ブームや清潔志向なんかも、ファシズムに近いものを感じるなあ。 (2004年10月03日 00時26分10秒)

Re[1]:茶色の朝(10/02)  
ともきちさん、こんばんは。

>私が最近感じるそういった傾向は、いわば「善意のファシズム」とでも言うべきものでしょうか。
>先日、リカーマン1号さんが書かれた、競争を排除しようとする動きなんてのも、そのひとつだと思います。
>「傷つく人がいるのはよくないこと、」いう絶対的な価値観が、根本的な意味合いを無視して暴走していく・・。
>それによって、逆に傷つく人がいたとしても、また、よくない結果を招きそうであっても、絶対的なものに逆らうのは、すなわち「悪」だという短絡的な発想が、へっちゃらでまかり通っているような気がします。
>ちょっと、違う話になってしまうけど、いまどきの健康ブームや清潔志向なんかも、ファシズムに近いものを感じるなあ。
-----

戦前のファシズムも結局は「きれいごと」から始まっていきましたよね。

内容はともかくとして、「絶対的な価値観」というものが大衆に持てはやされる様になるのは、危険の兆候だと思います。

常に物事の本質を見極めて、トレンドに押し流されることの無いようにしたいものですね。 (2004年10月03日 23時58分31秒)

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