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2004年10月11日
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カテゴリ: 業界ネタ
酒を売るには酒販免許というものが必要だ。
ただこの酒販免許というのも、時代の流れの中でかなり緩和されてきている。

かつては『需給調整用件』というのがあり、
市町村ごとに人口何百人に対して1軒という枠を越えて免許を付与してはならないという「人口基準」と、
既存酒販店から何百メートル以内に免許を付与してはいけないという「距離基準」の
2つの基準が設けられていた。
これらは段階的に撤廃されてきており、現在は免許の申請者が適格かどうかという「人的用件」というのが
免許付与のための大きな判断材料になっている。

しかし最近いろいろ話に聞く限りでは、どうもこの「人的要件」すらもないがしろにされているようだ。

「人的用件」の検討をするまでもない、ということみたいだ。
そういう話を聞いたりすると、何だか免許制度がどんどんなし崩しになっていっているような気がする。

しかしながら先日ある報道で耳にしたのだが、酒販免許の『需給調整用件』が完全に撤廃された昨年9月には、
結構な数の新規免許の申請が寄せられたものの、その翌年、つまり今年の申請数は昨年に比べ
わずか3分の1にしかならないという。

そりゃあ申請したい人がみんな昨年のうちに出しただろうから当然じゃない?と思われるかもしれないが、
実は昨年4月に成立した議員立法『酒類小売業者の経営の改善等に関する緊急措置法』という法律の適用によって、
昨年9月から1年間の間はかなり多くの地域で酒販免許が新規では付与されていなかったのだ。
要するに実質自由化まで1年だけちょっと待っててね、ということだ。

だからその効力が切れるこの9月には相当な数の免許申請が出るんじゃないかと思っていたら、
先にも書いたように昨年のわずか3分の1しかなかったという意外な結果だったというわけだ。

あまりウマ味を感じられなくなったのではないか、という見方がされている。

今ではスーパー・コンビニなどは当たり前のように免許を申請して酒類の販売を始めているが、
それ以外の異業種、例えばドラッグストア・ホームセンター・家電量販店などのようなところでも、
酒類の販売に興味を示し、実際に免許を取得したところも多い。

ただどうも見ている限りでは、こういった異業種参入組というのは見切りをつけるのも早い。

あまり儲からないとわかるとすぐに手を引く。

まあ商売のやり方としては至極当然なことだろうから、異論を挟む筋合いのものではない。
われわれとしてもそういう動きは、競争相手が減るということだから、それはそれで有難いことには違いない。

ただどうも釈然としない気持ちは残る。

少なくとも私は酒を売ることに関してはプライドを持ってるつもりだが、自分がプライドを賭けてる仕事が
他方で持てはやされたり見切りをつけられたりと、免許の自由化の流れの中で弄ばれてるような気がするのだ。
やっぱり仕事している以上、その仕事が人に魅力を持ってもらえるような仕事であったほうが、
張り合いも出るというもんだけどなー..........。





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最終更新日  2004年10月11日 21時50分23秒
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