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2005年05月19日
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カテゴリ: お酒の話
先日の報道によると、今年4月のいわゆる「ビール類」全体の出荷の中で、『発泡酒』

『第3のビール』が19.4%のシェアを占めるに至ったということだ。
まあどちらにしても「価格訴求商品」に違いはなく、より低価格の物が出れば
そちらに乗り換えられるのは自然の摂理だろう。

それよりも深刻なのは、その両者を合わせた合計シェアが48.1%、つまり
いわゆる「ビール類」全体の半分近くが“ビールではない”ということだ。
もっともこの数字は業務用と一般家庭用が一緒くたになっており、業務用でまだまだ
ビールが圧倒的な割合を占めていることを考えれば、逆に一般家庭向けの販売としては、


つまり「ビールは外で飲むもので、家で飲むのは発泡酒か第3のビール」という
使い分けがされ始めているということか?

これはエライことだ。

そのうちに日本から『ビール』が無くなり、「ビール」と言えば『ビール風飲料』の
ことになってしまうんじゃないだろうか、などと余計な心配をしてしまいそうだ。
まあそこまで極端なことにはならないだろうが、それでもこのところ、ビール本来の
味が忘れ去られているんじゃないか、ということは感じる。

消費者の嗜好がそのように変わって行っているから仕方ないじゃないか、という
見方もあるかもしれない。
でもそういう嗜好のトレンドをつくっていく下地になったのは、このところの
不況に伴う消費者の安値志向と、それを追認するメーカーの売らんかな主義だ。


根付いており、その品質はそれぞれの国で法律によって厳しく規制がかけられている。
しかし日本ではこういったアルコール飲料に法的な規制がかけられているわけでは
ないだけに、本来はメーカーが品質保持のための確固たるポリシーを持っていなければ
ならないのに、実際にはそれがあまり感じられない。
発泡酒開発のいきさつにしても、「消費者のために」と言えば聞こえはいいが、


欧州各国のアルコール飲料に関する法規制はアルコール文化を守るためのものだから、
生産者からも消費者からも尊重されている。
しかし今の日本では文化云々以前に、市場での販売競争が優先されている。
とにかく相手よりも少しでも量を売ったほうが勝ち、........こんな大手メーカーに
文化など守ることなど到底できない。

文化としてのビールを継承・発展させていくことに関しては、良心的に細々と
造り続けている地ビールメーカーに期待するしかないのかな。





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最終更新日  2005年05月19日 21時22分25秒
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