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2005年09月01日
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カテゴリ: 業界ネタ
先日、ウチに空瓶を引き取りに来てくれている「空瓶商」の人と話をしていたときのこと。

この「空瓶商」というのは、酒販店から1.8Lの空瓶を回収して、それを酒蔵に売る
仕事なのだが、清酒の消費量(特に1.8L瓶)が減ったのと、人材の確保が困難なことで、
今では同業者がほとんどいなくなっている。
それだけに逆に残った業者は重宝がられて、いい商売が出来るんじゃないか、
と思ったらさにあらず、1.8L瓶を回収している酒販店自体が以前に比べて
格段に減っているので、あまり商売にならなくなっているのだそうだ。

確かに清酒の消費量が格段に落ち込んでいる上に、瓶よりも紙パックの占める割合が
上がってきているので、1.8L瓶の流通そのものも減っているし、


また消費者の側でも、1.8L瓶がリユースされていることが知られてないのか、
結構市のゴミ収集に出している人が多いようだ。
私もそういう話をお客から聞くたびに、「ウチで引き取ります」といって回収しているのだが、
中にはそういうことすらも面倒臭がって、放ったらかしにしている酒販店も多いらしい。

また最近の酒類の購入先としてダントツに多くなってきているスーパー、
それも全国チェーンのところでは、1.8L瓶の回収はしていないらしい
(地場のスーパーやディスカウント店には回収しているところもあるようだが)。

これらの現状を総合すると、かつては「リサイクルの王様」とも謳われた1.8L空瓶の流通が、
ここへ来て危機に瀕しているということが分かる。
ただメーカー側でも、洗瓶・検瓶などに掛かるコストを考えると、リユース瓶よりも
新瓶を使用したほうがオトク、というフトコロ事情もあるようだ。


それと同時に、今までの空瓶商に委ねっ放しのリサイクルルートを見直し、
ビール瓶のように「酒販店→問屋→メーカー」という回収ルートを検討する必要が
有るんじゃないだろうか?

まあビールメーカーに比べて数が多く、かつ取引量の少ない清酒・焼酎メーカーは、
ビールメーカーのような自社配送の機能を持っているところが少なく、出荷の大半を

しかしとりあえず自社配送機能を持つ大手メーカーだけでもアクションを
起こしていってもらいたいものだ。

とにかく今の状況が進めば、近い将来「空瓶商」がいなくなり、
われわれは回収してきた1.8L空瓶を持て余してしまうことになる。
今でも地場の直販の地酒メーカーでは、自社ルートで回収しているところもあるものの、
所詮それだけでは全部はまかなえない。
残りはわれわれが有料で処分しなければいけない、なんて破目になりかねない。





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最終更新日  2005年09月01日 17時39分54秒
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