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2007年04月04日
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テーマ: 高校野球(3781)
カテゴリ: スポーツの話
昨日の選抜高校野球・決勝戦は、実に見応えのあるいい試合だった(といっても、終始観ていた訳ではないが)。

個人的には「希望枠」での選出であるということと、守備力重視で勝ち上がってきたことから、
『大垣日大』にシンパシーを感じてはいたが、『常葉菊川』が接戦を制したことにはまた違った感慨を覚えた。
それは『常葉菊川』がほとんど送りバントをやらないからだ。

ノーアウトor1アウトでランナーが出ると、打順もあまり関係なく判で押したように
バントでランナーを送ることが当たり前のようになっている昨今の高校野球では、
ともすれば『常葉菊川』のようなチームは奇異に移るかもしれないし、批判の対象とされる可能性もある。
そんな中で自らの信念に基づいた野球を実践した、『常葉菊川』の監督には拍手を送りたいと思う。

よく、高校野球とプロ野球は違う、と言われる。

そして高校野球は、「教育の一環である」とも言われる。
その論法でいくと、送りバントを多用するのも「教育の一環」だからだ、と言うことも出来るだろう。

ここから先は私の仮説でしかないが、送りバントは「自己犠牲」の精神に基づくもので、
「フォア・ザ・チーム」という考え方につながる。
またコツコツと1点1点手堅く得点していくことが、「1点を大切にする」という思想につながる。
「高校野球=教育の一環」と考える人達は、おそらくこのような根拠に基づいて
指導しておられるんだろうと思う。

それはまったく間違ってはいないと思う。
しかしそれと正反対の野球は、してはいけないのだろうか?
ノーアウトランナー1塁で強行するのは、ある意味「バクチ」的な要素が強いが、
“清らかな”高校球児にそんなことをさせちゃいけないのだろうか?

どのチームを見てもあまりそういう雰囲気ではなさそうだ。
結構点差が開いていても敢えてバントをするチームが多いことが、それを物語っている。

送りバントを多用した方が、高校野球では勝てる確率が高いから、という考え方もあるだろう。
しかしすべてのチームがコレについて何らかのデータをとって裏付けをしているとも思えないし、
そうでなければ「結果論」でしかなくなる。


当たり前だが、野球に「清らかな野球」とか、「やくざな野球」など、あるはずは無く、
本来プロも高校生もやってる競技の本質はまったく変わらないはずだ。
しかしながら、他の競技のことについては私も詳しくは解からないが、
こと野球に関しては、どうも両者の隔たりが大きすぎるように思う。
高校野球だって、もっとチーム間で多様な戦術があってもいいと思うのだが。

確かに高校のクラブ活動とは教育の一環であるが、競技の内容、特に戦術面などにまで
「教育」が持ち込まれているとしたら、それはいかがなものだろうか、と思わざるを得ない。





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最終更新日  2007年04月04日 22時15分19秒
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