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2016年05月29日
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カテゴリ: 身の周りの日常
とうとう床屋を替えた。

16年前に現在地に引っ越すまでは、前の住まいの近所の床屋を利用していたが、
引っ越し先の同じ町内に床屋があったので(しかも同じ組!)、
ここで散髪しないとばつが悪いかな、と思い、以来ずっとそこで散髪してきた。



ところがこの近所の床屋、ハッキリ言って私に合わない。
床屋とユーザーとの間に「相性」というものがあるのかどうかわからないが、
少なくとも私はそこで頭を刈ってもらった後、良い気分になって帰ったことが無かった。

我慢できず、何度も床屋を替えようとは思った。
妻は、「私だったら全然気にしないわよ」と私に翻意を勧めていたが、

ずっと悶々としながらも、結局その店に通い続けた。
その間、実に16年だ。

しかしその「16年」という時間の重みを改めて目の当たりにした時、
私は人生でものすごい大損をしてきたのではないか、と今さらながら愕然とした。
そう考えると、もう人の目を気にしててはいけない、と思った。
次散髪に行く時は、前行ってたところに行こう、と心に決めた。



それで今日、16年前まで通っていたその床屋に行ってきた。
たぶん私のことなんて忘れているだろうな、と思ってドアを開けたら、
そこの娘さんが私の顔を見るなり、「あ、リカーマンさん!」と私の名前を呼んでくれたのだ。

ここは母娘二人でやってる、小さな床屋だ。
この日はあいにくお母さんの方は不在だったので、娘さんに髪を切ってもらった。

今ではきちんと理容師免許も取得し、私の満足のいく仕上がりにしてもらった。

帰り際に彼女は、
「母が帰ったら、(私が来たことを)早速報告します。母もきっと喜ぶと思います」
と言った。
もうその一言で充分だった。

次からもここを利用し続けたいと思った。



ご近所のよしみは大切にしたい。
しかしそれと同じくらい、自分の意思も大切にしたい。
今回のことは、私にとっては冒険だったが、やってよかったと思っている。





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最終更新日  2016年05月29日 18時27分56秒
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