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2007年01月31日
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カテゴリ: 邦画



2003年  日本  
大沢たかお  石田ゆり子  富司純子  林隆三  

ストーリーは、東京の小学校で教壇に立つ隆之。彼はある日、体の不調を訴えて幼なじみの医者、博信に診察を受ける。そして、徐々に視力を失っていくベーチェット病と診断された。隆之は恩師の朝村へ挨拶に行き、自らの病気を告白するとともに、朝村の娘で隆之の恋人である留学中の陽子とは別れることにしたと告げる。職を辞して長崎へ帰郷した隆之は、家族や友人に支えられ、懐かしい故郷の光景を目に焼き付けていく。そんな彼のもとにある時、陽子がやって来た。隆之は陽子の将来を思い、悩む。ある日、2人は聖福寺という寺を訪れ、そこで林という老人に出会う…。  

この手の映画って感動出来て当たり前って思ってしまうんですよ。
でもなぜかこの映画には感動出来なかったです。
ベーチェット病と診断されていつ失明するか分からない恐怖と闘ってるのですが、主人公の苦悩が伝わってこなかったです。
前向きに生きていくと決心したと言えばそれまでなんですが、それでも失明する恐怖はあるはずですよね。
そして失明する事で愛する人へ負担を背負わせてしまう事など凄く重大な局面を迎えてるのに
大事な部分が凄く薄っぺらく描かれていて、これで感情移入しろってのが無理でした。

現実の世界でこれほど理解してくれる人たちに囲まれる事が出来るかって言えば疑問が残ります。

いざ自分の目が見えなくなるってなると最後に何が見たいですか?
あつぼうは間違いなく家族の顔です。
二度と家族の顔が見えなくなるって本当に恐怖ですよね。
あつぼうがこの映画に求めてたのは、この恐怖感なんです。
でも主人公は早々と悟りを開いてこの苦悩を乗り越えようとします。
自分なら最後の最後まで抵抗して色々な方法を試してみたいって思うので主人公の気持ちが理解出来なかったんでしょうね。
こういう病魔に襲われるって本当につらい事ですよね。
毎日普通に生きていけてるだけでも幸せです。

大沢たかおのキャスティングは理解出来るのですが、なぜ石田ゆり子やったんでしょう。
目が見えなってくる演技を熱演してる大沢たかおとは対称的に淡々とセリフを棒読みしてるんですよ。


長崎の景色って凄くきれいでした。
その景色が一番印象に残ってしまった映画でした。

評価(2.5)





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最終更新日  2007年01月31日 22時53分55秒
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