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2010年01月12日

若手が育たないからって魁皇を素直に讃えないのはいかがなものか

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テーマ：相撲(2069)

カテゴリ：すぽ（かけっこ多め）

　大相撲初場所３日目、大関・魁皇が幕内８０８勝目を挙げました。昭和の大横綱の一人・千代の富士を抜いて歴代最多を更新

　きょうの朝刊に、魁皇の記録は引導を渡せない若手の不甲斐なさと裏腹と書いてあったのですが、メディアはもっと素直に讃えなさいよ

　友綱親方は出身の元関脇・魁輝ですが、友綱さんでは（頭で当たる相撲がとれない）魁皇を大関に育てられないとかぼろくそに言われていた時期もあったと記憶しています。それが大関に上がってここまで長く務めているのですから、友綱さんもよい弟子に恵まれておめでとうございます

　話を魁皇に戻すと、同期の若貴・曙の３人のせいでスピード出世が目立ちませんでしたが、弱冠20歳で始まった幕内生活。90年代の幕内は若貴を初めとする藤島部屋→合併した二子山部屋が最大勢力、本割で当たらない恩恵も手伝って三役・上位を占める中、曙とか魁皇はそういう恩恵なしに戦ってきました。

　若貴はハワイ勢と戦ったために力士寿命を縮めてしまったのに、ハワイ勢と二子山勢と武蔵川勢と戦って、彼らは皆いなくなったのに、まだ土俵の上にいてモンゴル勢と戦っている魁皇。

　大記録も若手が白星献上するせいなんて言われたら、ご自身、ファンともに「もうやめてもいいな」と思わせてくれる若手に出会えるまで取らなきゃやってられないので、それまで相撲取り続けて記録をどんどん伸ばしてほしいと思います。

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