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モンテローズは50年代にジャロ?ってレーベルから「The Message 」、っていう泣く子も黙るハードバップの名盤を出しています。独特のフレーズ、、、嗚咽のような短いタンギングなので好き嫌いはあるかもしれないけど、何となく一匹狼的な背中の哀愁がたまらなくて大好きです。再発盤CDで「Straight Ahead」を手にした時は大喜びしました。その後、ネットはじめていろんなアルバムがでてる事がわかりました。これは、4、5年前に偶然私の所にやってきた神様からの「おくりもの」。彼は、実はミンガスの有名な「直立猿人」に、これまた私の好きなジャッキーマクリーンとでててますが、彼の個性は薄いです。ミンガス恐いものね(^_^);そう、ルネトーマってギターの、やはりギター好きでは有名な「Guitar Groove」にもいるんだけど、いい味でてるねぇ~、って感じでしょうかね。やっぱ、こういう個性派はリーダー作が良いのでしょうね。でも、まぁ、、良くあることで、60年半ば以降、パットしない。。。したがって、私の中では「落ちぶれちゃった」んだなぁ~、って思ってました。どうやら、彼は60年代半ばから欧州(デンマーク?)にいたようです。その時の録音も残ってます。70年代後半にアメリカに戻ってきて活動してたようですが、確かにメンバーも地味だし、自主制作か?みたいなアルバムあります。どういう経緯で、トミーフラナガンとデュオのアルバムを出すことになったのかはわかりませんが、いろいろ考えると名盤「The Message」で共演してたトミーフラナガンの熱い友情と気持ちを感じずにはいられません。(T_T)このアルバムはバラード中心で、3曲ソプラノサックスを吹いてます。昔、彼の男一匹ここにあり~的な演奏を聴いたときはロリンズファンなのだろうか、って思っていましたが、コルトレーンも好きだったのね。Central Park West!!、A Nightingale ~、そして、自作の「Pain And Suffering...and A Little Pleasure」という素敵なワルツをソプラノで吹いてます。アルバムは切なくテナーで歌い上げる「Never Let Me Go」にはじまります。テーマをひとしきり吹きあげる頃には彼のこのアルバムに対する想いが痛いほどに伝わってきます。でも、押しつけがましいところはまったくなく、約7分朗々と吹き上げる。万感の想いはオリジナルの美しいワルツに集約されていて、たまにでてしまうフリーキーな音も気にならないのです。それはね、テクニックを重視のアーティストやクラシックの演奏では許せない部分かもしれないけど、ここでは、それも演奏の一つのように耳をふさぐ物ではありません。テナーの堂々とした個性とまた別の、実にかわいらしい音がそこに存在します。「Central Park West」等も、彼の頭にコルトレーンの演奏が有るかもしれないけど、ソロは、彼そのもです。やっぱ、「あの」短いざくざくギリがでてきたりします。テナーでアグレッシブな展開になると、押さえてた想いが溢れるように吹いたりするのですが、そのよどみないフレーズ聴いているとチャンスって言うのは誰にでも平等にまわってくるものでは無いのだなぁ、、って胸が痛くなったりします。「Theme For Ernie」もその情状豊かな唄いっぷりに聴き惚れてしまいます。最後は、「Twelve Tone Tune」。アップテンポであっけらかんとお終いにしてしまうところが、人生の浮き沈みを知り尽くした人の生きていく「わざ」を見るようでした。そう、本当に一曲一曲に、心を込めて、、、「メッセージ」を伝える姿に感動。トミーフラナガンもとても素晴らしい。沢山の唄ばんの経験者だけあって、バッキング、オブリガードはもちろん、バトンを渡された時ソロの素晴らしさは控えめながら、歌心いっぱいの素晴らしいサポートです。ナイチンゲールのヴァース部分もリリカルで可愛かった。人生は、いつか、、夕陽を見なくちゃいけないんだよね。そんなときに、是非、聴いてください。1,Never Let Me Go2,Pain And Suffering...and A Little Pleasure3,Con Alma4,Central Park West5,Vinnie's Pad6,Theme For Ernie7,A Nightingale Sang In Berkeley Square8,Twelve Tone TuneJ.R. Monterose - TsTommy Flanagan - P久しぶりに他のアルバムも聴きましたが、この人作曲も上手いのですね。The Messageで好きだった曲が彼の作曲だったのには驚きました。と、、ライナーまじめによんだら、あの「横柄な評論家」のおじさんだった。内容はやっぱ、本当によくまとめられていたけど、「晩年はふやけたサックスで」みたいな言い方してた。。へん、こうやって、演奏家を葬りさっているわけだ。リーダー作6枚?え!ちゃんと調べろよ。いつ書いたライナーなんだろう。。(-_-)と!!!モンテローズは93年に癌でなくなってますね。(T_T)グーグルくんで、J.R. Monterose、って検索すると、一番上にすごく立派な彼の事を書いたサイト発見できます!!凄い!!知り合いではないので、リンクかけませんが、(あれだけ立派だといいのかな??)興味ある方は検索してみてください。また、、長くなった。。M(__)M
2006年01月14日
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春だなぁ。。。って、毎朝聴いていたのがこのアルバムBeware of Springです。いろんなヴォーカル「かじった」けど、インストのアルバムいろいろ聴くうちにヴォーカルはかなりナチュラルな嗜好になってきました。人の声でいろんな限界に挑戦していく方向も面白いのですが、人の声の暖かさを心地よく思うようになってきたからでしょうね。で、以前、Irene Kralを好きって書きましたが、Meredith D'Ambrosioも大好きです。ネット友達に初めて紹介してもらった、Silent Passionは、Gene Bertonciniとうい好きなギターとの共演盤だったこともありとても気に入りました。とにかく、彼女の声、歌い方がとても好きになった。低いけど、暖かで、穏やかで、優しくて。。。すべてを包み込んでくれるような少し震えるような声。目の前のいる人に語りかけるような、静かで、たんたんとした歌い方。。。そのすべてが私の心を癒してくれる、安らかにしてくれる。。。春の午前中の優しい陽ざしと一緒です。「日だまり」かな。Beware of Spring / Meredith D'AmbrosioMeredith d'Ambrosio (vocal & piano 3,11,14 )Eddie Higgins (p)George Mraz (b)Jeff Hirshfield(d)1 I Fall in Love Too Easily/ Cauliflower Soul 2 Fools Fall in Love 3 Beware of Spring 4 Get Lost/Get Out of Town 5 I Haven't Got Anything Better to Do 6 Moon Dreams 7 Estate 8 Summer of My Life 9 Dearly Beloved/Clearly Beloved 10 Through a Long and Sleepless Night 11 Give It Time 12 After Awhile 13 I Had the Craziest Dream/I Can't Wait to Tell You 14 No One Knows一曲目のI Fall in Love Too Easilyから大好きなのですが、静かにはじまりテンションが上がっていくのですが、決して「やりすぎ」にはならずに余韻をもって終わります。彼女の唄ではいつも余韻を楽しめる。なんだか、どんどん自分の内側に優しいものがひろがっていく感じが手にとるようにわかります。選曲もジャススタンダードにこだわらずに素敵な曲がぽとん。って入ってたりします。(今回はEstateがはいってましたね)と、自分のオリジナル曲を適度に配合。そういうバランスもすごく自然でいいな。。オリジナル曲もとても素敵な優しい曲がおおいです。そう、タイトル曲も彼女オリジナル。ほのかに苦い想いの出残る恋を唄ったバラードなのですが(と。。思うのだけど)、たんたんと唄っていて私のお気に入りの曲でもあります。この曲ではベースのムラーツがすばらしいソロをいれてます。もう、彼女の雰囲気と曲想にあったすばらしい演奏で、思わず何度も聴きたくなるくらいです。そう、このアルバムのムラーツは、本当に歌心たっぷりで素敵です。基本的にはピアノは旦那さまのヒギンズのお仕事。もちろん、リリカルでエレガント。時にバピッシュにきっちりとエスコートしてます。でも、彼女の弾き語りも悪くないのですよ。ピアノも彼女らしい品のあるシンプルで優しいタッチです。ここでは、3曲が弾き語りです。(その時は旦那さまは抜けます)有名曲とオリジナル曲組みあわせたりして唄ったり、ジャズテイストはいっぱいだけど、さらりとした遊び心がまた楽しかったりします。穏やかだけど、沈み込むようなアルバムではないのですよ。そして、絵も描く。ジャケットはほとんど自作です。自然がいっぱいの風景画が多いのですが、その作風からも彼女の人柄がにじみ出てくるようです。-------今週も本当に素敵なアルバムをいろいろききました。かなり、感動したものもあるので、何時か日記ににも書けるといいなぁ、っておもってます。
2005年04月16日
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Live at the Village Vanguard クリポタ強化月間、最終日。それは、ハロウィ~ンであったぁ。なんかぁ、ぴったり。本当は、新譜の「Follow the Red Line: Live at the Village Vanguard 」って、言いたいところですが、お金ナイ。なんせ、、この後、私はクリスマス買い漁らなくちゃならんし。。。買う物が、、絶~~~対、絶対、買いたい物が、、あるんだも~~ん。うふ、、覚悟、、しておくようにぃ。。♪そう、今回クリポタ強化月間をしてみて分かったんだけどね、私のダーリンクリポタさまは、まだまだ、人気も知名度も局地的。(T_T)キャリアが短いわけではないし、結構、多作だとおもうけど、ジャズファンはこの方に関しては両極端に別れると判明。つうか、認知しましたわ。orz..「はまってる人種」 と 「知らない(聴いたことない)人種」この二方に別れちゃう。もともと、結構注目はされてたんだけど、私思うに、、ちょっと、昔は芋かった。。ま、その感じは、今も彼の「服装」に残る。。。m(__)mが、、2000年あたりから、一皮、二皮、、と、、むけていくようなかんじで、、、どうも、みなさん(はまってる人種)の心を鷲づかみにしたのがこのアルバムぽい。個人的にはこの頃のアルバムでは「Traveling Mercies」が圧倒的に好きなんだけど、「Lift 」はライブな分、確かにクリポタは突き抜けてる、、つうか、エラク分かりやすくブちぎれてる、、きがします。やっぱ、この手が好きもんには、たまんないっす。7曲中、4曲がクリポタソング、1曲がビルスチュ、スタンダードとミンガスの曲。時は2002年12月、場所はニューヨークはヴィレッジバンガードでございます。清く正しいジャズファンの聖地。聖地よねぇ。無伴奏でクリポタの「手慣らし」が終わると、「壊れたリコーダー」のような「ひゅろひゅろ」した笛の音、、いえいえ、ケヴィンのフェンダーローズ??ですよねぇ。これが、合図のように、一気にみんなで、なだれ込む。ドラムのビルスチュワート、ベースのスコットコリー、、この辺は、誰もが唸る布陣なのですが、やっぱ、ケヴィンヘインズって、どうなのよ?って、ま、心中あったりするのが正直多いかもしれませんが、ここではクリポタ同様、テンション高く、なかなか、良いのです。この曲の間ずっと、クリポタと一緒に動く、この「ひゅろひゅろ」。。まるで、悪霊の息づかい(爆)そして、悪霊に身をうったかのように、吹きまくるクリポタ(爆)この1曲めからクリポタはちょっと凄い、結構こわい。とどめもしらぬ怒濤の咆哮。ライブといえ、15分近い熱狂的、狂信的な演奏は、聞きものデスぜぇ。拍手が終わって、ちょっと一息なんて、このライブの観客には許されておりません。2曲目は、クリポタオリジナル。軽快に「クリポタフレーズ」で始まりますが、やっぱ、悪魔に魂売ったかのような「音。音。音。。。音」音を隙間無く埋めて、誰にも息つく暇を与えない。やっぱ、悪魔です。メンバー全員かっこいいっす。ビルスチュ、コリーはわかるんだけど、ケヴィン大ぶれ~~く。ソプラノで冒頭部分を感傷的な雰囲気でたっぷりと。観客も、やぁっと、ブレイクタイム??あぁ、やっと、息ができます。。ゆったりと、静かに時が流れる。。この美しいメロディから、次第に登り詰めていくさま、感情の起伏。。あぁ、ちょっと、ドラマチック。。再び、クリポタオリジナル。うん、やっぱヘンな感じ曲。コリーさまのソロが終わったあたりから、、後半、クリポタ怒濤の進撃。どうしちゃったんでしょう。。って、感じなんですが(爆)でも、でも、まあ、クリポタですからぁ。しかし、すげぇなぁ。。このメンバー。。。これで、来日希望。う~ん、ギターもほしぃぃ。(笑)うう、、Okinawa。なんつうか、琉球民謡みたいなメロディなんだけど。。え、そう、そのまんま、沖縄なのね。。徴兵で来てたのかな?ソプラノで、青い空をひらひら飛ぶように吹いてます。なんか、優雅、綺麗。。ま、そのまんま、終わるわけもなく、やがてそれは歌えや踊れ××の大宴会になるのでありますがあ。。わ、でたでた、再びアカペラでサックスの演奏。しかも、4分以上。なんと、これは次曲Boogie Stop Shuffle のイントロとタイトルが付いております。太く、しっかりした音。切れ味のよさ。思いっきりのよさ。繊細&濃密でありながら、何故か、大らかさも感じる、テナーサックス魅力が満載のクリポタ独り芝居!いぇ~~ぃ。切れ目無く続く、Boogie Stop Shuffle で、リズム陣が加わるとヤンやの拍手。いいよなぁ、この観客。くそ羨ましい。。。ですわぁ。15分近くやっぱり、怒濤の演奏。特に、最後のドラミングの凄さ、息もできん。う~ん、酸欠で運ばれた観客は居ないのかしらん?終わらないでぇ!!って、叫びたくなるけど、終わっちゃうのだなぁ。。世の中そんなもんだよねぇ。。いつかは、終わらねば、、で、終演!やっぱ、ドラムもベースも凄い。マイダーリン「達」は凄い。凄い。(笑)特にビルスチュさまのドラムはやっぱりかっこい。かっこよすぎます。ぎゅ~っと、タイトで、パッシと決まるから、もう、なんか、メロメロ。この二人が生み出す強力なドライブ感は全身が痺れます。悪い薬のようです。そして、理性と知性を兼ね備えた「野獣」、、クリポタさまは永遠に不滅で~す。来年は、自分のバンドで来日してねぇ!!1. 7.5 2. What You Wish 3. Stella by Starlight 4. Lift 5. Okinawa 6. Boogie Stop Shuffle Sax Intro 7. Boogie Stop Shuffle Chris Potter (ts,ss)Kevin Heys (p,fender rhodes)Scott Colley (b)Bill Stewart (ds)Sunnyside (ssc 3022) 2002さて、今日はハロウィーンです。「お菓子くれぇ~~」って、あの日。(おいおい、略しすぎぃ)ま、広いニッポンの何処かでは、厳かに?このイヴェントが行われているのでしょうが、、我が家では、ちょこっと、お飾りがでるだけです。----諸聖人の祝日の前夜(10月31日)の祭り。秋の収穫を祝い悪霊を追い出す古代ケルト人の祭りが起源。アメリカでは、カボチャの提灯(ちょうちん)などを飾り、仮装した子供たちが近所の家々からお菓子をもらう。----だそうですから、「悪霊の部類の方々」、、くれぐれも、、お気をつけて。。(爆)因みに、私、、カボチャ、といえば、、やっぱ、星祭りでーーす。冬至の事ね。実家では、星祭りと言っておりました。。あぁ、清く正しいジャズファンは、悪霊払いは、クリポタでぇ。そして、明日から11月です。楽しい11月でありますように。。おぉ、神様。
2007年10月31日
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