My Secret Room

My Secret Room

PR

カレンダー

バックナンバー

2025年12月
2025年11月
2025年10月
2025年09月
2025年08月

キーワードサーチ

▼キーワード検索

2007年08月22日
XML
テーマ: Jazz(2004)
カテゴリ: JAZZ(Far North )

「VENTO AZUL RECORDS」さんのところで、スウェーデンのImogenaレーベルを直接取り合え使えるようになりました、って、特集してました。やっほ。
その時、ImogenaのHPを覗きに行って、発見したのが、、これ、これだぁ。
新譜がでる、って、なんか、トップにあったのですね。
ヴォーカルは、好き嫌いがハッキリしてる上にインストのアルバムとは違うものを求めることが多いので、あまり自分のエリアを拡張していかないのですけど、、珍しく、試聴してとても気に入ったからすぐに「VENTO AZUL RECORDS」さんにお願いしました。

と、、言え、、いつもの事ながら、、日々の暮らしに忘れてた。(他に悩ましい事もあったしぃ)

「VENTO AZUL RECORDS」さんから、入荷のご案内があって、思い出しましたね~~。
すぐに送っていただきましたが、、がぁ、、夏休みの旅行に入ってしまったので、、聴いたのは、、昨日!
やっほ、思った以上に、、うーーん、好きっ☆

やっぱ、夏は北欧だねっ!!

私の印象は、クール&静寂感、、それでいて、、時々ちょっとだけ、くぐもったような、、どことなく女っぷり良い声。そして、時々姉御肌♪
私はね、「本当に透明な声」はあんまり得意じゃないんですね。
「透明な雰囲気」は好き☆だけどぉ。
ストレートにナチュラルに発声する唄い方は、ちょい聴きにはあっさり、、きこえるけど、なかなか、アプローチもアレンジも凝ってまっす。
でも、不自然さを感じず、かなりかなりグッドな感触。
ポップな感じも漂わせつつも、でも、きっぱり、ジャジィーで挑戦的。
いかにも、、北欧、って感じの叙情、哀愁もたっぷり。
歌のおねぇさまにとどまらぬ、積極的なバックとの絡みもあって、、
自信も野心もありそうな、、イイ感じだった。

このアルバムの私的透明感は、、ピアノ。もう、最初のタッチから、、北欧だよねぇ。。
で、美しく透明なだけでなく、Seppo Kantonenさまは、どうやら、青くめらめら燃え上がるのがお好きなようです。結構とアグレッシヴな局面も多く、でも、くどくならずにお見事に絡む。巧いとおもうのだけどぉ。

うん、聴きごたえありますわよ。。
ついでに言うと、ヴォーカルアルバムと思えないほど、エキサイティングなドラミングも聴かせる。Tomi Salesvuoさま、って有名なのかな。この御方も、遠慮無く叩きまくる局面多いのですが、すっきりときれあがってますので、全然うるさく感じまへん。
多いよねぇ。。ヨーロッパって、こういうドラム。
Ville Huolmanってベースもかっこいいのだよねぇ。
このピアノトリオのインスト部分が結構、、たまらんのです。



全10曲中8曲が、彼女がかかわった曲。2曲スタンダード。
基本的には彼女が作詞作曲。叙情豊かな陰影ある曲で彼女の世界を構築してる。
そして、素敵な曲には、自分で歌詞をつけたり、素敵な詩には、素敵なメロディつけたり、、
ピアニストでもあったそうだから、、いつか、弾き語りのアルバムなんてのも出すかも。。。?!
でも、アレンジもピアニストを中心にドラムも加わり、全員で一つの世界を造り上げているかんじかなぁ。。

始まりは、オリジナル曲でタイトル曲Irie Butterflies。雨音のような繊細でクリスタルな響きのあるピアノに導かれ登場する彼女は静かに語りかけます。
静かな流れではありますが、ダイナミックなピアノソロで大きく空間が広がり、美しくも不思議な世界にふんわりと迷い込むこと請け合い。
ベースとのデュオで始まるThe Moment。インテンポになってからも、静と動を使い分けたかっこいい演奏。バックとのタイミングもばっちり。
アルバムはヴォーカルアルバムで彼女のオリジナル中心だけど、四人が公平な立場で演奏していくがよくわかります。
Tired Moon。静かに静かにピアノとのデュオから始まって、ベース、パーカッションが加わって、、人生の悲哀がにじみ出るような、、ちょっと切ない雰囲気がある演奏。
一転、Gone Fishinは、アップテンポで減り張りある歌。甘さを排したピアノ、後ろで煽るドラム、、かなり辛口のピリっとした緊張感。
お馴染みCome Rain Or Come Shine。ジャズを聴き始めた、、遠い昔。。。よく、口ずさみましたねぇ・・。
意外と、黒っぽく、、正攻法な攻め。

後半、一曲目のオリジナル。What's On Your Mind?
恋した、、人間は、誰もが一度は口にしたくなる、、言葉?ですよねぇ。。
相手を責めるでもなく、問いただすでもなく、、
むしろ、、自分に問うような、、そんな、、言葉。
はい、、そんな、演奏となりましたねぇ。。
で、Stay Awakeですからねぇ。。
恋する女性の小さな願い。。。小さな願いは、優しいピアノで完璧だな。
Before I Go、ラップ風な感じではじまるこの曲。彼女の積極性の一つ。
ドラムのお兄様との、デュオ、っていうかいあ、、掛け合い、っていうかあ。。
ドラムのリズムにのって、格好良くきめまっせ。まっ、スパイス。
Busy Being Blueは、スウェーデン生まれだけど、今、彼女が住んでいるフィンランドのピアニスト、RITTA PAAKKIの曲。ピアノ低音が印象的な都会的な曲。高層ビルの谷間を走り抜けるポルシェの走りを思い出すピアノソロ。カッコイイ!(ポルシェ乗った事ないんですけどぉ)。
最後は、There's No You。
うむ、最近、何処かでこのメロディきいてるんだけど。。お、、思い出せない。。あぁ、エンリコラヴァだわ。。。
この可愛いらしいメロディを丁寧に丁寧に、優しく優しく、、ピアノとのデュオで締めくくります。。。終焉。

彼女の唄も、ピアノトリオの演奏も、そして、オリジナル曲も。。
なんつうか、私好みだわぁ。コンポーザーとして、素晴らしい才能がありますよね。
まぁ、世の中広いから、もっと歌の巧いおねぇさんは沢山居るかもしれないけど、彼女らしさが満載で、しかも殿方に媚びった感じはないのに、ちょいセクシーで。。♪
女性ファンも沢山つきそうな、、感じでございました。
教訓、知性と理性は大事。。

ジャズの好きな「彼」と「彼女」と「彼等の素敵な夜」、、に。。

1.Irie Butterflies
2.The Moment
3.Tired Moon
4.Gone Fishin
5.Come Rain Or Come Shine
6.What's On Your Mind?
7.Stay Awake
8.Before I Go
9.Busy Being Blue
10.There's No You

Emma Larsson (vo) (試聴可)
Seppo Kantonen (p)
Ville Huolman (b)
Tomi Salesvuo (ds,per)

Imogena (IGCD132) 2006

暑かったねぇ。。
皆さん、お元気でしたか?
私は、元気です、、でも、ちょっと、頭がイカレてる気がします。。。

そう、ちょっと、遅くなってしまったけど、特大情報!!
アースキントリオの新譜が日本からでましたぁ。

The Way You Look Tonight/Pasqua,Carpenter,Erskine
おぉ、、It Never Entered My Mind 演奏してるのねぇ。。好き☆

でで、同じくらいに特大情報。

リンクしていただいてる、何時もジェントルな「jazzaudiofanさん」が、日本語のライナーノーツ書いてるそうです!やっほぉ!

是非、是非、お買い上げの上、「二つのお仕事」、、楽しんでみてね。
と、、私、なぜか予約が、キャンセルになってしまったので、リアルショップをさがしますです。(T_T)






お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう

最終更新日  2007年08月22日 16時48分21秒
[JAZZ(Far North )] カテゴリの最新記事


【毎日開催】
15記事にいいね!で1ポイント
10秒滞在
いいね! -- / --
おめでとうございます!
ミッションを達成しました。
※「ポイントを獲得する」ボタンを押すと広告が表示されます。
x
X

© Rakuten Group, Inc.
X
Mobilize your Site
スマートフォン版を閲覧 | PC版を閲覧
Share by: