始まりは、オリジナル曲でタイトル曲Irie Butterflies。雨音のような繊細でクリスタルな響きのあるピアノに導かれ登場する彼女は静かに語りかけます。 静かな流れではありますが、ダイナミックなピアノソロで大きく空間が広がり、美しくも不思議な世界にふんわりと迷い込むこと請け合い。 ベースとのデュオで始まるThe Moment。インテンポになってからも、静と動を使い分けたかっこいい演奏。バックとのタイミングもばっちり。 アルバムはヴォーカルアルバムで彼女のオリジナル中心だけど、四人が公平な立場で演奏していくがよくわかります。 Tired Moon。静かに静かにピアノとのデュオから始まって、ベース、パーカッションが加わって、、人生の悲哀がにじみ出るような、、ちょっと切ない雰囲気がある演奏。 一転、Gone Fishinは、アップテンポで減り張りある歌。甘さを排したピアノ、後ろで煽るドラム、、かなり辛口のピリっとした緊張感。 お馴染みCome Rain Or Come Shine。ジャズを聴き始めた、、遠い昔。。。よく、口ずさみましたねぇ・・。 意外と、黒っぽく、、正攻法な攻め。
後半、一曲目のオリジナル。What's On Your Mind? 恋した、、人間は、誰もが一度は口にしたくなる、、言葉?ですよねぇ。。 相手を責めるでもなく、問いただすでもなく、、 むしろ、、自分に問うような、、そんな、、言葉。 はい、、そんな、演奏となりましたねぇ。。 で、Stay Awakeですからねぇ。。 恋する女性の小さな願い。。。小さな願いは、優しいピアノで完璧だな。 Before I Go、ラップ風な感じではじまるこの曲。彼女の積極性の一つ。 ドラムのお兄様との、デュオ、っていうかいあ、、掛け合い、っていうかあ。。 ドラムのリズムにのって、格好良くきめまっせ。まっ、スパイス。 Busy Being Blueは、スウェーデン生まれだけど、今、彼女が住んでいるフィンランドのピアニスト、RITTA PAAKKIの曲。ピアノ低音が印象的な都会的な曲。高層ビルの谷間を走り抜けるポルシェの走りを思い出すピアノソロ。カッコイイ!(ポルシェ乗った事ないんですけどぉ)。 最後は、There's No You。 うむ、最近、何処かでこのメロディきいてるんだけど。。お、、思い出せない。。あぁ、エンリコラヴァだわ。。。 この可愛いらしいメロディを丁寧に丁寧に、優しく優しく、、ピアノとのデュオで締めくくります。。。終焉。
1.Irie Butterflies 2.The Moment 3.Tired Moon 4.Gone Fishin 5.Come Rain Or Come Shine 6.What's On Your Mind? 7.Stay Awake 8.Before I Go 9.Busy Being Blue 10.There's No You
Emma Larsson (vo)(試聴可) Seppo Kantonen (p) Ville Huolman (b) Tomi Salesvuo (ds,per)