いいはずなのになぜおもしろくないの?



 私は原作読んでいないんだけれど、結論から言えば、
あのドラマはあまりおもしろくない。
趣味の問題かもしれないけれど。

 ここから誤解をまねきそうな話になるかもしれないが、
あえてひっかかるところを話すと…

 ふと、「千と千尋の神隠し」を見て感じたものも思い出した。
話の趣旨は違うだろうけれど、どちらも気付きにくかったり、
忘れがちなとても大切なことについて描かれていると思う。
それも少し逆説的に描かれていて、奥深い。

 でも何か、何かおもしろくないの。
 いい話だけれど、しぶいんだけれど、私こういうドラマや
映画好きなはずなんだけれど…

 これまたよく似た感想を持ったのが、学生の頃「モモ」を
読んだ時のこと。
 そう、とっても斬新ですばらしい話なんだけれど…
いい話ってのも、教訓めいたとか言う意味じゃなくて…

 それらなぜかがわからず心にひっかかって、しかもうまく説明
できなくてすっきりしない。

 しかし、最近なぜか考えているうちに、漠然とこうじゃないかと
いうひとつの理由が…
 それは、これらの作品は作り手の思い入れが深いのか
結構メッセージ性が高くて、内容が完成されていて、
見たり、読んだりしている側が、
自分で見つけるとか、新しいことに発見して喜ぶ楽しみを
得られないからではないかと。
 私だけかもしれないけれど。
 作り手のメッセージを受け取るだけという感じに
なって物足りないのでは…と。
 こちらの想像力がはばたかないというのか。
 答えわかっているじゃないというか…

 もちろん、何か読んだり見たりするときは、作り手が
言いたいことを明確に受け止めるのも大切なことだし、
そうすることで、作り手に対する共感も生まれてくると思う。

 でも、もうひとつの楽しみは自分で自分なりに、
なにかを発見することだと思う。
 そうすることで、見たり読んだりしたものが、
また生きてくると思うのだ。
 そういう楽しみがこれらの作品には持てないような気がする…

 なんかひねくれた言い方だが、これくらいしとけばそこそこ
人の心をつかむだろうという作り手の甘さまで感じる。

 きゃあ-言ってしまった…私ってつかめてないのかな?
 たぶん、私はレア(まれという意味の方ではなく生の方)
なもの、シンプルで問いを投げかけられるような作品のが、
好みなのかも。




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