シックハウス・カウンセリング.com

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私の始り。。



今はスキンヘッドなんてスタイルが認められているけど、20年前は黒髪しか日本には居なかった。

そういう病気があるって事を、殆んどの日本人は知らなかった。

この頭のせいで、私は世間から はみ出された。誰も見向きもしなかった。
道で会う人は皆 見て見ぬフリをした。振り向いてくれるのは、家族だけだった。


両親は必死でこの病を治す方法を探してくれた。
色んな病院を回った。

その愛情は痛いほど知ってる。
でも、それを求めてたんじゃないんだ。
認めて欲しかったんだ。
他の人と変わらないって・・。
他の人と同じ人間なんだって・・。

確かに、この病気が治れば周りと変わらない。この悩みは消える。
その為に必死になってくれてた。

でも、必死になればなるほど、他とは違うということを、認識させられるんだ・・。
それが辛かった。
家族には愛されていたけど、心は独りだった。

円形脱毛症は未だに原因も治療法も解明されていない奇病だ。
でも、今はそういう病気があるということは多くの人間が知っているし、
病気じゃなくても、そんなカッコをしてる人もいる。20年前とは風当たりが全く違う。


この耐え難い心の孤独を、痛みを持つ人を増やしちゃいけないんだ。
そんな人がいるなら救ってあげたい。
それが出来るのは、自分だけだ・・。


・・・化学物質過敏症。
私もタバコ・アレルギーから始まって、中程度の化学物質過敏症に既になっている。

自分の病を治す道を探っていて・・、また、興味があった環境問題を研究する過程で、
化学物質過敏症の本当の恐ろしさが分かってきた。

アレルギーとしての辛さ。
原因物質が身の回りに溢れていること。
なにより、心の孤独を・・。

化学物質過敏症に詳しい医者や建築関連の人は多少いる。
2004年に初めてできた資格、”シックハウス対策アドバイザー”に合格した人が数百名いる。

でも、知識と心を共に理解している人がその中に何人いるだろうか?

現在、化学物質過敏症の患者に対して何の対策も出来てない。
この病気に詳しい建築業者が偶然 知り合いにいてリフォームしてもらうとか、
北里大学研究所に通うしかない。通ったところで、完治までする見込みは無い。
今のところ泣き寝入りをするしか方法がない・・。

私に何か出来ることがあるなら力になろう。
この どうしようもない世界を生きる術を共に考えていこう。



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