Black Swan/メディア情報の歪みを正す
1
ワンクリック情報拡散ご協力お願いします》ソース:「中韓を知りすぎた男」URL:http://kkmyo.blog70.fc2.com/ 「経済は陰うつな科学」 2月3日(金)「経済学は陰うつな科学」という言葉を以前ある有名なアメリカの経済学者が言っていましたが、本当にその通りで、経済学を一生懸命お勉強した日本の経済学者や、その他の元証券マンや、銀行マン、政府の元官僚の経済評論家たちの自信たっぷりなお説を聞いていても、首をひねるばかりです。首を傾げるどころか なかにはあいた口が塞がらない論を堂々と主張している評論家もおります。彼らは政府の負債を主婦感覚で論じているからです。つまり「日本政府の負債は日本の家計の資産」「甲の赤字は乙の黒字」であるという単純明快な国の経済を個々の家計と同一視する根本的な誤りを犯しているからです。テレビで声高に経済を語っている人たちの論は「国の借金が1000兆円に迫り、財政悪化が一段と深刻化している。そのために。早急に増税や政府支出を削減すべきである」という主張を繰り返しています。喋っている経済評論家も聞いている茶の間の国民も国の借金と個人の借金を同じに考えているからこれ以上借金すると国が破綻してしまう、だから早く政府支出を削減して借金を返さなければと思ってしまいます。個人のレベルでは借金は重荷です。もし収入以上にお金が出ていけば、私たちは、食卓に食べ物を確保したり、家賃を払ったりするために借金をしなければならない、債務とは苦しい時期とは同義語です。しかし国はお金が足らなければ国債を発行して日銀や民間銀行からお金を手に入れることができます。これを言うと必ず「日銀が国債購入と引き換えに供給するお金が過剰になり、インフレに暴走して円の価値が失墜する」と似非経済評論家はいいます。現在デフレで円高の状態なので全くなんの問題もありません。なのに彼らは常に「日銀はもっとお札を刷って金融緩和をしてデフレを脱却しなければ」という反対の言葉を平気で口にします。その矛盾に全く気がついていません。彼らは「日本をギリシャにしてよいのか」と必ず言いますが、ギリシャは毎年の経常収支赤字を埋めるために国債を外国に買ってもらっていたのです。その外国がギリシャの国債を買わなくなった。その上ヘッジファンドがギリシャの国債を売り浴びせた。これではECBが助けない限り破綻して当然です。翻って日本国を眺めれば、日本は31年ぶりに貿易赤字になったと騒いでいますが経常収支は黒字です。日本はこれまで毎年経常収支は10兆円から20兆円前後の黒字を続けてきたのです。その上対外純資産は約250兆円という巨額です。似非評論家は「我が国は世界最大の債務国になった」という誤解を招きやすい不正確な言葉で国民を不安がらせています。政府の借金は国民の間で保有されている証券類から成り、その借金は「国民への借金」です。政府が借り手であった一方で、われわれ誰もが貸し手なのです。外国人への借金がないのであれば、日本の借金は終始ゼロです。外国人を相手とする貸借がなければ、借りの合計と貸しの合計は明らかに同額になり、正味負債はゼロになるはずです。似非評論家が「これ以上の国債発行を続ければ国が破綻する」という愚かな言葉はデフレを増長し、日本経済に致命傷を与えかねません。国の借金は結局のところ我が国の通貨建て(円建て)なのだから、償還のためには、いつでも円を印刷できます。つまり日銀に貨幣を創出させることができます。アメリカも同じです。アメリカは没落しても破綻はしません。なぜならアメリカの借金はアメリカ自身の通貨、つまり米ドルでの借金です。言い換えればアメリカは米ドルで元利いずれもの支払いができます。アメリカ財務省と連邦準備制度はアメリカが必要とするドルはいつでも印刷することができるからです。それでは国が破綻すると言うことは、どいうことなのか?早い話が、つまりドルが枯渇して輸入金額が払えないことです。アジア通貨危機で韓国が破綻しそうになったのは外貨準備高が不足していたからです。韓国の場合財政赤字の穴埋めは、韓国国内に貯蓄がほとんどないため海外向け国債に頼るしか資金調達の手段がなかったからです。韓国は現在も「経常収支の赤字」「財政赤字」「企業の赤字」そのうえ家計負債が1000兆ウオンに迫る時限爆弾を抱え国の経済は火の車です。それゆえリスクを感じた外国は韓国国債を買いません。だから追い詰められた韓国は日本に5兆4千億の通貨スワップを求めたのです。通過スワップ協定というのは、2つの国が通貨を融通し合うこと、日本は外貨をたっぷり持っているので、この制度を使う訳がない。つまり韓国に5兆4000億円もの大金をいつでもあげちゃうと約束したのに等しいです。まるで日本は韓国のATMです。韓国は急落するウオン、金融負債急増、償還能力急落、石油高騰、外資の逃避、銀行の破綻、もし日本が日韓スワップ協定を拒否したら韓国経済は間違いなく崩壊していました。韓国は巨大な短期外債でもがき苦しんでいますが、その短期外債の半分までがなんと中国からの借金でした。アメリカのファンドは上手く韓国から逃げ出しつつありますが、その代わり中国が今後、サムスン、現代自動車、ポスコ製鉄といった大企業を虎視眈々と狙っています。だから中国はリスク覚悟で韓国国債を引き受けていたのです。韓国大企業の技術は全て日本からの技術です。中国は労せずして日本の技術を手に入れることができます。長くなるので今日はこの辺でやめます。国の経済の誤解を解くつもりが韓国経済の話になってしまいました。しかし日韓通貨スワップで国民の血税を平気でどぶに捨てる野田首相が「不退転の決意で消費税を上げる」など正気の沙汰とは思えません。国民を完全にバカにしています。それと常に韓国経済を賞賛している似非経済評論家も救いようがありません。
Feb 3, 2012
閲覧総数 4