悩める裁判員経験者・似蛭田妖のブログ

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長崎地裁と長崎県警が「嫌がらせ行為」ないし「迷惑行為」を完全解決してくれません。

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裁判員経験者が退任後、受け続ける受難を地裁と県警が助けません。

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長崎地裁と長崎県警が約束を守ってくれません。

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2020.03.19
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 その上、2人の体には、2人が完全に息絶える前にガソリンがかけられ、家屋もろとも放火されました。

 放火前には家中の畳を剥し、風通しを良くして、全焼火災を実現させたものです。この放火に使われたガソリン携行缶は被害者宅のものではなく、犯人が持ち込んだものです。火事の跡地に置いてありました。

 2人を殴打した凶器は発見されませんでしたが、頭蓋骨の陥没痕から、ハンマーのような工具であることは分かっています。火事の跡地から、そのようなものは見つかっていないので、犯人が持参して、犯行後、持ち去ったとした考えられません。

 このような事件を起こした犯人が被告人であるとすれば、上記事実に加え、逮捕後、一貫して無罪を主張して反省の色がないことも併せ考えると、判決は死刑しかないとの前評判でした。

 一方、この事件は被告人の自白がないだけでなく、凶器の発見や目撃証言などの直接証拠が皆無で、あるのは弁護側が、胡散臭く、改竄の疑いがあると主張する間接証拠ばかりでした。

 ゆえに弁護側と有識者の一定数は無罪を主張していました。

 結局、一審の長崎地裁の裁判員裁判の判決は無期懲役。その判決理由は概略、法廷で次のように朗読されました。
 「人が2人惨たらしく殺されたとは言え、計画的でなく、突発的に犯行が行われた可能性があるし、放火行為も、それほど悪質であるとは言えないから、死刑を回避して無期懲役にします」

 この判決には検察、弁護側双方が不満で控訴しました。

 不満だったのは、検察と弁護側だけじゃありません。有識者や大多数の市民が裁判官と裁判員を叩きました。その要旨は次のようなものでした。

 「死刑か無罪のどちらかのはずだ。無期懲役というのは可笑しい」

 「評議で死刑と無罪に意見が割れたから、中間の無期懲役にしたんじゃないか」

 「死刑判決を出すのが怖くて、結論を高裁に先送りしたんじゃないか」

 「無期懲役に持って行くために、計画性がない殺人と悪質ではない放火に仕立てた
  んだろうが。凶器とガソリン携行缶を持って被害者宅に押し掛けているのに、計
  画性がない殺人だなんて、裁判官と裁判員は気が狂っている」

 「裁判官と裁判員の心の中に、被告人が犯人ではないという気持ちがあったんじゃ  
  ないのか」

  新聞記者はこれらに加え、次のように言っていました。

 「極めて理不尽な判決だと思う。評議の際、裁判官、とくに裁判長の誘導があっ     
  て無期懲役にしたんじゃないですか。本当のことを教えて下さい」



 新聞記者の疑問は、世間の皆様方の疑問だと思う。


 だから僕は苦しいのです。

   守秘義務があるから、何も答えることが出来ないから。

   はっきり言うと、懲役6月になるのが怖い。それで新聞記者には話が出来なかったんだよ。

   でもね。今、それで本当にいいのか。僕は悩んでいます。それで余計に辛いんですよ。













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Last updated  2021.09.27 12:12:25
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