悩める裁判員経験者・似蛭田妖のブログ

悩める裁判員経験者・似蛭田妖のブログ

Profile

ムーミンユーミン大好き中年

ムーミンユーミン大好き中年

Calendar

Category

カテゴリ未分類

(1384)

長崎地裁と長崎県警が「嫌がらせ行為」ないし「迷惑行為」を完全解決してくれません。

(0)

裁判員経験者が退任後、受け続ける受難を地裁と県警が助けません。

(0)

長崎地裁と長崎県警が約束を守ってくれません。

(0)

Keyword Search

▼キーワード検索

2021.02.17
XML
カテゴリ: カテゴリ未分類
福岡高検、上告断念の背景に「科捜研への不信感」か?(1) 」の続きです。​

 この対馬放火殺人事件では、その犯人と思われる男が写った防犯映像を、民間の専門家が、長崎県警科捜研が(一審の裁判員裁判の法廷に)提出したもの以上に鮮明化することが出来ました。

 この、より鮮明化された映像は、控訴人弁護人3名によって、証拠の申請がなされ、福岡高裁の裁判長から容れられて、法廷で再生されました。

 冤罪論者のみならず、有罪論者の多くも、このことに仰天しました。

 この控訴人弁護人3名が証拠として提出した、より鮮明化された映像は、冤罪論者からすると、優に、犯人と思われる男と被告人(受刑者)との同一性が否定されるものでありましたが、高裁裁判官はその主張には同調しませんでした。

 ただ、福岡高裁の裁判官は、犯人と思われる男が咥えている長い棒状のものについて、次の控訴人弁護人の主張について、後述の判断を示しました。


「この長い棒状のものは、白くて太くて長い、特定の銘柄の電子タバコです」(控訴人弁護人)

「電子タバコではなく、長い種類の、普通のタバコにも見えます」(福岡高裁裁判官)

 識者たちは、「この控訴人弁護人の主張と高裁裁判官の認識に、福岡高検の検察官たちは恐怖したはずだ。その恐怖が、死刑主張の障害となって、上告を断念したに違いない」と囁きました。

 ずばり、「この電子タバコを巡る控訴審の出来事に触れて、対馬放火殺人事件は冤罪かも知れないと感じた高検検察官がいたはずだ」と断言する識者もいるのです。

 その識者は「福岡高検は、検察のメンツを保つため、弁護側の無罪主張には同調できないが、死刑にすることだけは回避し、無期懲役刑で手を打った。それは先々の再審請求と再審無罪を見据えているからだ」とも言っています。


 実は、長崎県警科捜研職員は一審の裁判員裁判で(既述のように)「どんな銘柄のタバコであるかとかは分かりません」と証言していましたが、この証言より1年前の逮捕後に、警察が受刑者宅に行って、「電子タバコ」を押収しようとした事実があったそうです。

 しかも、この「電子タバコ」目当ての捜索は、逮捕と同時に執行された捜索差し押さえとは別に、10日以上経って、令状なしで行われたのです。

 しかし、被告人(受刑者)宅には、(警察の)お目当ての電子タバコは存在しませんでした。

 あったのは、電子タバコではなく、禁煙タバコでした。この禁煙タバコは、ヘビースモーカーである被告人(受刑者)を心配した母親が購入したものでした。

 この禁煙タバコは、防犯映像の「白くて太くて長い」電子タバコとは明らかに色彩も形状も異なるものでした。

 この事実を、控訴人弁護人は把握していたのです。

 識者たちは、当然、福岡高検の検察官たちも、膨大な内部資料を見るうちに、遅くとも、控訴審のある段階では、それを知ることになったはずだと考えています。

 そして、福岡高検の検察官たちは、長崎県警科捜研に対して、次のような思いを抱いたのではないかと言うのです。


(識者たちが考える、福岡高検の検察官たちの心の声)

「何で、現場の捜査員が、電子タバコに拘るんだよ。科捜研が解析して、教えてやったとしか思えないだろ。普通は、よお!」

「民間の専門家が、映像を、科捜研以上に鮮明化できたってのは、まずいだろうが。電子タバコであることを隠すために、これ以上、鮮明化できませんって、嘘を言ったって、思われても仕方ないだろうが!」

「たぶん、科捜研はこの映像を、民間の専門家より、もっと鮮明化できて、映像の男が被告人(受刑者)とは別人であることも、分かってたんじゃねえかって、疑われるだろうが!」

「ちゃんと、令状を取ってから、押収しろや。任意じゃ、断られることもあるから、まずいだろうが! それに、被告人(受刑者)の家族は禁煙タバコだって認識なのに、押収目録に電子タバコって記載したのは、愚の骨頂だろうが! 結局、映像のものと一致する、白くて太くて長い電子タバコは押収出来なかったんだろうが! しかも、 被告人(受刑者)が電子タバコを吸っているのを見たことがある証人もいなかったんだろうが!」

「そもそも、逮捕の日に、同時にガサ入れして、電子タバコについては家族に何も言わなかった。10日以上も経って、突然、電子タバコを任意提出して下さいって言うと、  県警科捜研が、防犯映像から電子タバコだと特定しましたよって、バレバレに思われるだろうが!」

「一審の裁判員裁判で隠していたと思われたことも、かなり、まずい。判決後の記者会見で、有罪無罪の判断が際どかったことを裁判員の人達が話したことが、新聞に載った。裁判員も新聞記者も、科捜研が手を抜いた解析をしたり、何かを隠していたんじゃないかと疑えば、有罪の判断は間違いだったって、翻意するかも知れないだろ。そもそも、直接証拠がゼロで訴因変更を受けた事件だったんだから、よお!」

「冤罪かも知れないって、再審があるかも知れないって、俺たち、エリート検事まで、悩むことになっただろうが! おい、分かってんのか!」











































お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう

Last updated  2021.09.30 13:55:38
コメント(0) | コメントを書く


【毎日開催】
15記事にいいね!で1ポイント
10秒滞在
いいね! -- / --
おめでとうございます!
ミッションを達成しました。
※「ポイントを獲得する」ボタンを押すと広告が表示されます。
x

PR


© Rakuten Group, Inc.
Mobilize your Site
スマートフォン版を閲覧 | PC版を閲覧
Share by: