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なぜいま、南アメリカに残った最後の熱帯雨林がJ破壊されつつあるのか。
破壊の原因のほとんどは、先進工業地域の需要によるものだ。
その地域の人々が必要としている、あるいは必要と考えているもののためなのである。
その主なものはビーフである。
いま、アメリカ合衆国では、脂の多い、トウモロコシ飼料で育ったウシの肉はあまり人気がなくなっている。
人々はもっと脂肪の少ない、放牧地で育ったウシの肉を求めているのだ。
そのためには放牧地をたくさん作る必要が出てくる。
こうして南米では多くの森がどんどん破壊されているわけである。
いま、日本は圧力に屈してアメリカの牛肉を買い入れている。
入ってくるのは主に脂の多い、トウモロコシ飼料で育ってきたウシの肉だ。
すでに日本は捕鯨をやめろとの圧力に屈してクジラ肉を食べなくなっている。
海洋にはこれほどクジラがふんだんに泳ぎ、しかもその数が増えているという証明が科学的にもなされているのにもかかわらずに、である。
日本人がクジラを食べなくなれば、この国の牛肉の消費量は必然的に増えるだろう。
そうなれば当然もっとたくさんの森が消滅するわけだ。
気候は変化しつつある。
砂漠化していく地域は増えるいっぽうだ。
こうしたすべてのバランスの鍵となるもの、それがクジラなのである。
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