１１２日～１２１日
２００５年
５月２８日
生後１１２日、我が家に来て７１日目
「カティ、お花を食べちゃダメだってば！」
「何か、文句ある？」
５月２９日
生後１１３日、我が家に来て７２日目
カティはお父さんが大好き。
土曜、日曜はお父さんが家に居るので、べったべた甘えちゃいます。
「うふ～～ん、しあわせ」
昨日、新しいハーネスを買いました。
赤に夜光の銀色の星模様が入っています。
前のより太いので、毛に埋もれて見えないということもなく可愛いです。
首輪は一度つけてみたのですが、なんだか邪魔そうだったのでやめました。
５月３０日
生後１１４日、我が家に来て７３日目
カティは目が小さいので、なんとなく寂しそうな表情に見えます。
時々すごく大きな目に見えるのは目の周りにくっきりとアイラインのような隈取りがある為です。
そのアイラインが最近薄くなってきました。大人になると、完全に抜けるのかもしれません。
犬種によって色々ですが、柴犬などはこの黒い色が完全に抜けるのが良いとされていますし、だいたい抜けて無くなります。
良く子犬の口の周りにヒゲのように黒くある差し毛、通称「泥棒輪」も育つと大概抜けていきます。
洋犬ではアイラインのような黒い色が成犬になってもハスキーなどのように、くっきりと残るのが当たり前のものもあって、カティはどうなんだろうと思っていたのですが、どうやら、日本犬似のような雲行きです。
ブッチは長毛に隠れていましたが、大きな目をしていて、表情豊かでした。
カティの小さな目は時々何考えているのかわからない、クールな無表情です。
性格も結構クール、名前呼んだら振り向けよ。いつも無視されるので、写真を撮るのがなかなか大変です。
そういえば、土、日は１０時近くまで家族中で朝寝坊してしまったんですが、カティは家族が起き出すまで静かに我慢していました。
毎朝早かったのですが、カティの世話は一応家族の朝御飯の支度の後と決めていたので、家族の後にしかかまってもらえないと覚えたようです。
ますます、手がかからず、お利口になってきました。
あまり甘ったれでもありませんし、悪戯でもありません。
家に来た時からのぬいぐるみを今だに大事に持っているのは驚きで、ブッチだったら今頃はバラバラでした。
折角クッションをあげても数時間で引き裂くような悪戯の激しいブッチと比べて、悪戯盛りのこの大人しさは、奇跡のようです。
最近は拾い喰いもだいぶしなくなってきて、たばこの吸い殻を見つけても、口に入れようとしなくなりました。
根気良く教えると応えてくれるのが嬉しいです。
今教えたいのは「来い」。
これは、もう少し大きくならないと難しいかもしれませんが、呼ばれたら飼い主の元に来ると言う躾が出来ていると、万が一、リードが外れてしまった時にも、心配無いので、ぜひ覚えてもらいたいと思っています。
ブッチはだいたい来たけど、逃げたい時は振り返りもせず一目散だったなあ。
カティは今の所、遊びたい時や、かまって欲しい時以外は名前を呼ばれても、見向きもしない・・・
道は遠そうです。
５月３１日
生後１１５日、我が家に来て７４日目
雨上がり、嬉しくて外に飛び出すカティです。
露草の花、スギナの葉っぱ。
何でもカティの玩具になります。
まだ濡れているアスファルトに腹ばいになってしまいました。
水たまりも、へっちゃら。
本当は雨の中でだって、遊びたいカティは、お外が大好きな元気っ子です。
６月１日
生後１１６日、我が家に来て７５日目
カティはお腹が丈夫で、まだ一度もお腹を壊したことがありません。
ブッチが弱かったもので、最初はおっかなびっくりでした。
貰って来た時は、ばりばりドライフードを食べる赤ちゃんだったのですが、環境が変わったので心配で、少し離乳食に逆戻りして、フードをミルクでふやかして、特製おじやと混ぜて与えていました。
おじやは鶏胸肉のひき肉の煮たものと御飯と茹でた刻み野菜を混ぜて牛乳で煮ていました。
でも、そんな必要は全くなかったようで、後で歯ごたえのあるドライフードに変えた方が喜びました。
お肉が美味しかったらしく、それまで食べていたドライフードを嫌うようになって来たので、フードをサインスダイエットの子犬、母犬用というものに変えてみると、気に入ったらしく良く食べるようになりました。
ホームセンターやスーパーなど、どこにでも売っている普通のドッグフードですが、それ以来ずっと食べていて、飽きずに、元気に大きくなりました。
夜だけのお肉入りフードが一番待ち遠しいカティですが、それ以外の時は良い匂いがしても欲しいとねだる事もありません。
とても聞き分けの良い子です。
写真でも、チェリーセージの花をくわえていますが、ときどき、遊んでいた花びらや葉っぱを食べてしまう事がありました。
でも、それでお腹を壊したことはありません。
最近はくわえて遊ぶだけで、呑み込む事も無くなり、ますます安心していられるようになりました。
先日も庭で大きなサナギ（こがねむし？）を掘り出していて、食べてしまうのではないかとぞっとしましたが、転がして遊んで放り出してありました。
６月２日
生後１１７日、我が家に来て７６日目
そろそろ蚊が出て来る季節になりました。
獣医さんにいただいていたフィラリアの薬を飲む季節です。
ブッチも長い事フィラリアのお薬を飲んでいましたが、晩年の数年間は飲めなくなっていました。
胃腸がとても弱っていて、飲むと体調を崩してしまうからです。
幸い、晩年はずっと家の中で過ごしていたブッチだったので、蚊に襲われる機会も少なく、生涯フィラリアに感染する事はありませんでしたが、家の周りは蚊が多く、フィラリア症の危険は常にありました。
昨日の昼、フィラリアの薬を与えたのですが、ブッチの時は粉薬で、チーズにくるんでみたりして飲ませるのに苦労したのに、数年の間にキューブ状の美味しいおやつに姿を変えていました。
食べ終わっても、もっとないかと辺りを探す程で、薬を飲ませるのがとても楽になりました。
薬の副作用も無く、元気一杯のカティですが実は、夕べ、大騒動を起こしました。
夜の１０時過ぎ、寝る前に少し遊んでやろうと、カティを連れて家の前に出ました。
だいたいの日課です。
珍しく一緒に遊ぶと言って娘も外に出て来たので、カティは大はしゃぎ。
跳ねまわって、娘にじゃれついていました。
娘にリードを渡し、カティをかまっていましたが、カティが動き回るせいでリードが足にからみついたので、外そうと私がリードのまん中を持った時、娘がリードを離してしまったのです。
娘は私がリードを持つと勘違いしたのですが、私も受け取る気が無かったので、軽くリードを掴んでいただけだったので、カティはあっと言う間に手からすり抜け、リードが離れている事が分かると、そのまま矢のように走り出してしまいました。
呼んでも振り向きもしません。幹線道路に飛び出したら大変だと、必死で追い掛けたのですが、私では見失ってしまいました。
娘が、二つ先の道を入った路地で、カティを捕まえる事が出来ましたが、冷や汗をかきました。
娘も、まだスピードではなんとか負けないけれど、持久力では負けているので、この先成長したら捕まえられなくなると言っていました。
心配の種が増えました。
先日もカティを可愛がってくださる近所のおばあちゃまにじゃれて足にリードがからみついたので、足元が覚束ないおばあちゃまが転んでは大変と、急いでほどくためにちょっとリードを持ち替えようとした瞬間、逃亡してしまって、やっと捕まえた事があるのです。
逃げ出す度、逃げる範囲が広がっているカティ。
一番心配なのは、自転車や、バイクにも喜んで飛びつこうとするカティの交通事故です。
首輪をつけ、逃亡防止用予備リードをつけてリードを２本にするという方法もあるらしいんですが、余計に絡んで大変になりそう。
走り出したら一直線、スピードも持久力もある元気な橇犬の子孫に良い知恵は無いものだろうか・・・
６月３日
生後１１８日、我が家に来て７７日目
カティは、だっこ大好き犬なんですが、さすがに舌を出してしまう程暑い時はだっこを嫌がります。
寒い時はいつまでも大人しく膝にだっこされていたのに、これからますます暑くなって、だっこ出来なくなると思うと、ちょっと寂しいです。
触られるのは、暑くても大好きなので、せいぜい触ろう！
カティは猫の毛みたいに柔らかくて、とても触り心地が良いです。
ブッチは少しごそごそした粗い毛でした。
最近ちょっと痩せたように見えますが、毛が抜け変わって前程モコモコじゃなくなって来ている為です。
少しは暑い夏を過ごしやすくなるのでしょうか？
あんまり暑そうだったら、犬の美容室に連れて行かないと可哀想かもしれません。
でも、サマーカットしたら絶対貧相になると思うんです。
クマちゃんみたいなの、可愛いしなあ、しばらくは様子見です。
６月４日
生後１１９日、我が家に来て７８日目
いとこのお嫁さんの実家ではグレートピレニーズを飼っています。
遊びに行った時、いとこが散歩させると、引きずられると言っていました。
大きいので、散歩は力のある男性でも大変だそうです。
昨日の夕方、久しぶりにいとこの家に行きました。
いとこ夫婦は会社勤めなのでいなかったのですが、叔父、叔母に、カティの写真を持って行って見てもらいました。
叔父は、「これはグレートピレニーズだから、凄く大きくなるぞ」と言って譲りません。
いとこのお嫁さんの実家のグレートピレニーズも子犬の時はこんな感じで可愛かったと言うのです。
違うんだけどなあ、耳も立ってきたし、尻尾も巻いているし。
昨日、久々に会った子供の同級生のお母さんには、
「あら、何時の間にかワンちゃんが、変わってる。この子はサモエド？」って言われました。
一緒に立ち話をしていた御近所の奥さんは、
「同じ犬だと思っていた」とおっしゃるので、びっくりしました。
そういえば、ブッチも白っぽい犬でしたが、・・・
それだけカティも大きくなったって事なんですね。
だんだんブッチの大きさに近くなって来ています。
６月５日
生後１２０日、我が家に来て７９日目
カティは昨日、ウレションしちゃいました。
ちょっと歩きに行こうと通りに出た途端、可愛がってくれる新聞配達のお兄さんがバイクでやって来たので、あんまり嬉しくって、我慢してて外でしようと思っていたおしっこを、お漏らししちゃいました。
あ～、恥ずかしかった。
それから、またまた逃亡しちゃいました。
娘が庭から家に連れて来ようとした時、間違えて逃がしてしまったんです。
でも、外に出た途端、お向かいのアパートの女の人が自転車を引いてどこかにでかけようと出て来た所が見えたので、嬉しくなってそちらに駆け寄り、まとわりついてぴょこぴょこ跳ねていたので、今回はすぐ捕まえられました。
「大きくなったわね、」って、女の人に声をかけられたそうです。
何せ誰にでも愛嬌を振り撒くので、近所の人はみな知り合い～。
飼い主よりずっと社交的です。
しかし、隙があれば、逃げ出すカティです。
逃げようとしていると言うより、自由になりさえすれば興味のある方に一直線、なだけみたいですが。
好奇心旺盛、恐いもの知らずです。
一度恐い思いをした方が慎重になるんでしょうね、・・・今は無邪気で、用心深さの欠片もないなあ。
６月６日
生後１２１日、我が家に来て８０日目
今日で生後４ヶ月！おめでとう～！！
今日で、生後４ヶ月になりました。病気をする事もなく、すくすくと育ってくれて嬉しいです。
体重を測ると、６・６ｋｇありました。
４ヶ月としては重いのか軽いのか？？
この先何ｋｇくらいまで育つのか、この数字からは予想も出来ません。
でもお会いする人ごとに、「大きくなりますね、」と言われます。
頼もしい大きな犬になるのでしょうか、
愛玩犬のような愛嬌たっぷりの性格とぬいぐるみのような容姿からは想像出来ません。
大人になったら、どっしり構えて落ち着いてきたりするのかなあ、
生涯、子犬のように明るくやんちゃな悪戯っ子だったブッチのように、このまんまの性格で３０ｋｇくらいになったら凄いなあ。
愛嬌良く尻尾を振って飛びついたりしたら、皆に怖がられる存在になってしまう。
それどころか、私が引き倒されてしまいます。
お散歩デビューももうすぐ、そろそろ躾第２弾を始める時期かもしれません。
「おすわり」「お手」に加えて「待て」が出来るようになって来たこの頃。
あま噛みも我慢して、優しく舐めてくれるようになりました。
でも、この後の躾は難しいなあ、何せ引っ張らないお散歩の歩き方は失敗してブッチに教えられなかった駄目飼い主。
優雅に飼い主に従って散歩する犬達を横目に「ゼーゼー、ガハガハ」言いながら無茶苦茶に走ろうとするブッチはちょっと恥ずかしくて、幾度も教えようとしたんだけどなあ。
あきらめないで、毎日教え続ける事が大事なのだと聞きます。
途中で躾を投げ出すと、犬は「許された」と思うのだそうです。
しかも主人や子供が散歩に連れて行ったりした時はまるで教えないのが余計いけませんでした。
私より偉いと犬が認識している一家の御主人様が全く躾ないのだから、犬としては私の躾なんか聞く必要も無いと思ったのでしょう。
今度は私一人で責任を持って頑張るぞ！
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