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煩悩日記
幻影 (セフィ×クラ)★
また此処だ。
此処は現実じゃない。
昔実際に見ていたがこれは幻影だ。
ニブルヘイムの惨劇があった場所。
何度見ても辛い現実。
目の前に倒れている親しい人達。
鮮血の海。
そして、
変貌してしまった愛する人。
そして俺は震えながら剣を両手で握り愛する人に背後から剣を振り下ろす。
あぁ、そうだったのか。
セフィロスは俺が彼にした事と同じ事をエアリスに同じ事をしたんだ。
何故今頃気がついたんだろう。
止まらない震える手。
流れ続ける涙。
愛する人の鮮血を浴びる。
けれど、今、目の前にある光景は現実じゃない。
セフィロスが創りだした幻。
幻影は消えること無く映像を流し続ける。
『なに…』
驚いた顔をしてセフィロスは振り返る。
此処までは過去と同じ光景。
そして過去とは違う台詞を声に出した。
『セフィロス、この光景はもう何度も見ている。
セフィロスが創りだした幻の中で。そして俺の精神の中で』
そう言って握りしめていた剣を手を離し、両手をセフィロスの両頬へ添えるとそっとキスをした。
『こんな事をしなくても俺の中にセフィロスは何時も居る。だから話をするなら直接話したい。幻ではなくて現実世界のセフィロスと』
セフィロスはフッと咽を鳴らすような声を出した。
そして
『言うようになったな』
剣を刺された状態でセフィロスは微笑を湛える。
そう、俺はあの時セフィロスに剣を振り下ろし、魔晄の海へ、現実とは時が違う場所に落ちた彼をそのまま置き去りにした。
そして数年後、思いがけない形で結晶の中に眠るセフィロスと再会する。
あの時、置き去りにしなければ現実は違っていたのかもしれない。
悔やんでも元には戻れない。
この幻の中から出て話がしたかった。
幻は続くはずはない。
現実の世界で逢いたかった。
『このまま幻影の住人になっていればいいのに何故逃れる?』
『………』
その質問に答える気になれなかった。
僅かに頬に風を感じた。
空気を感じる。
「クラウド、目を開けろ」
現実だ。
ゆっくりと瞼を開けると忘れもしないシルエット。
細く長く美しい銀髪。
すらりと伸びた手足。
低くて通る声。
セフィロスは知っているのだろうか。
俺が発狂し同じく魔晄の海へ落ちたときの事を。
あの時、結晶化したセフィロス本体が後を追うように落ちてきた。
薄れゆく意識の中、結晶体に近づきその閉じられた瞳にキスをした事を。
それが何の意味するかを。
互いに惹かれ逢っているのに闇が存在する関係。
「久し振りだな」
「…セフィロス」
「何だその顔は?」
「………」
「私に現実で会いたかったのだろう」
「あぁ」
「だが、嬉しそうでは無いな」
「当たり前だ」
こうして対峙するのは何度目だろうか。
自分が不安定になっている時に狙ってセフィロスは現れている。
そして、核心を突かれ精神を乱れさせる台詞を言う。
「そうか」
「何か言いたい事があるから会いにきたんだろう」
「単刀直入だな」
「回りくどい話は苦手だ」
「ふ、そいった所は変わらんな」
「変わらないさ」
俺は何も変わっていない。昔の俺と違った所としたら……
「お前は何故生きている?」
突然の突拍子のない質問に言葉が出なかった。
「どうして死なないと聞いている」
真剣に聞いているのかどうなのか薄く笑っている。
「俺は生きる。何があっても。生きると友に誓ったから」
「昔は私の事を考えていたのに今は違う。何がそうさせた」
「セフィロスに出会ったからだ」
「ほう」
ずっと一緒に居たかった憧れの人。
もし死が二人を分つとしても次に生まれる時もセフィロスの傍が良いと願った事があった。
それは我侭で欲張りな願いだったのかもしれない。
けれど、セフィロスと巡り会わなければ未だに弱い自分のままだっただろう。
セフィロスの存在があったからこそ守りたい人達がいる。
一連の事が無ければ出会わなかったであろう仲間。
知る事の無かった感情。
俺にとって全ての始まりはセフィロスの存在を知ってからだ。
そして今の『クラウド』が存在する。
あの旅が大切なものを守りたいと強く思うようになった事だ。
違ったとしたら守りたいものができた事。
「セフィロスの存在が俺を変えた」
「面白いことを言うな」
「事実だ」
こつりとブーツの音をたててセフィロスへ近づく。
その行動がセフィロスには以外だったらしい。一瞬だが僅かにセフィロスの眉が上がった。
確かにこういった状況で自ら歩み寄った事は殆どなかったと思う。
昔は我武者らにセフィロスを追い掛けていた。
全てを終わらす為に。
それで終わると信じていた。
しかし、あの戦いの日々は新たな始まりでもあった。
「あの旅で俺は多くの事を失い、学んだ。そしてセフィロスを追い掛け続け辿り着いた答えがある」
「その答えはとは、何だ」
「俺は大切な仲間達をその仲間達が住む世界を守りたい。それが答えだ」
───そして…
「私はお前が守りたい物を壊したい」
そして今度はセフィロスが近づいてくる。
「お前を強くした物を壊しそしてお前が再び壊れていく様を見てみたい」
「もう二度と俺は壊れはしない」
「壊してみせるさ。私なら」
二人の距離は互いの息づかいが分かる位に近づいていた。
背の高いセフィロスの瞳を見る為に睨みつけるように顔を上げる。
「クラウドの言う大切な物を仲間を全て壊してみせる。そして壊れろ。そして壊れた精神世界で永遠に私の事だけを考えるがいい。生きる屍になれ。いや、私の人形になれ。それが私の最大の喜び。望み。目的。」
「無理だ」
「何故言い切れる?」
「セフィロスは何も知らないからだ」
「知らない?この私が?」
「俺は今でもセフィロスを愛している」
「何を言い出すかと思えば…」
セフィロスにとて意外な返答だったらしい。一瞬だがセフィロスの恐ろしく妖艶な威圧感が乱れたのを感じた。
「嘘は言っていない」
「そんな事を言っても私の望みは変わりはしない」
「俺は大切な物の存在を守る」
「いや私が壊してみせる」
「やっぱり何も分かっていないな。セフィロス」
瞳を閉じ一呼吸する。
懐かしいセフィロスの匂いだ。
「俺は今でもセフィロスを愛している。大切な存在だ」
再び口にしたその言葉にセフィロスの顔色が変わった。
「俺にとってセフィロスは大切な存在。今まで何をされてもこの思いは変わらなかった」
何時の間にかセフィロスを見つめる眼差しは和らいでいた。
「俺はセフィロスを守りたい。誰よりも」
「私は…」
右手をそっとセフィロスの左頬に添える。
「セフィロスを失うのは嫌だ。もう喪失感を味わいたくはない」
そう言ってセフィロスを抱きしめた。
ふっと昔と比べて自分の顔の位置が違うのに気づく。以前の顔の位置はセフィロスの胸の辺りだったのに現在は肩辺りだ。
「今後どんなに月日が流れようともセフィロスを忘れたりはしない」
甘い声でセフィロスの耳元で囁いた。
そして何か話そうとしたセフィロスの口をキスで塞いだ。
貪るようなキスでこの想いに嘘が無い事を伝えたかった。
「…っ……」
キスの間に漏れる甘い吐息に熱くなるのを感じる。その熱とともにセフィロスが絡め合う舌で答えを返してきた。
そしてセフィロスは右手の親指でクラウドの顎を引いた。
「クラウドから私を煽ってくるとはな」
こんな風に互いを感じ合うのは何年ぶりだろう。キスだけで全身が震える程の時が過ぎていた。
セフィロスはクラウドの腰を引き寄せもう片方の手を胸元に伸ばした。
服の上からとはいえ胸の突起を捉えている。それだけなのにクラウドは体が震えセフィロスの袖を強く掴まなければならない程になっていた。
「…んっ」
「どんなに時が流れても体は覚えているな」
忘れられるはずが無い。短かった逢瀬とはいえ何度も繰り返した関係は体の隅々にまで染み込んでいる。
緊張からか体が強張るが、刺激に反応しはじめている。
セフィロスはそれを分かっているのかまだ服の上から胸を愛撫をする。
「あっ…」
「随分感じやすくなっているな。私以外の誰かに教えられたのか?」
そう言って更に刺激を与える。
「他の男に可愛がられているのではないか?お前は一人では耐えられないからな」
「ち……違う…」
先程より体が強張っているが首を振り否定する。
「セ、フィロス…だけだ…」
「その証拠を見せてみろ」
そう言ってセフィロスはクラウドを押し倒した。
クラウドは拒絶する様子も無く体を横たえている。
「少しは抵抗するかと思ったのだかな」
セフィロスはそう言ってクラウドに膝立ちで跨がりクラウドの両手を自らの手で拘束した。
「抵抗する理由が無い」
「そうか」
そう言って左手でクラウドの服のファスナーを下げ服の中を弄りながら笑った。
そしてセフィロスは胸に顔を埋め舌を這わし突起を刺激する。ちゅっと音がするだびにクラウドは熱を帯び体が震える。
久し振りだからなのか昂りが早く感じる。
「……っ…」
セフィロスは胸に顔を埋めたままクラウドの上着を脱がし、中心に手を当てるとぴっくと体が反応する。
ふと顔を上げたセフィロスは憂いを帯びたクラウドの瞳を覗き込む。
「淫乱だな」
「………」
その問いかけにまた首を横に振り否定をした。
そしてセフィロスはクラウドのズボンに手をかけベルトを緩ませボタンとファスナーを外し下着の中へ手を入れて中心を捉える。
「あっ…」
何時の間にか素手になっているセフィロスの手は冷たくビクッと身を捩らせる。
指先を細かく動かし中心を刺激されるたびに体が頭の中まで熱くし中心が膨らんでいく。
「や…」
耐えきれずクラウドは体を反転ずるが、セフィロスは好都合とばかりにクラウドのズボンと下着を同時に剥ぎ取った。
四つん這いの体勢にさせ露になった下肢の間に入りそしてクラウドの中へ指を入れた。
「………ん…ぁ…、…ふ…」
指が一本だけなのに中を確実に捉えている。
「まだこれからだぞ、クラウド…」
そしてセフィロスは徐々に指の本数を増やしていく。
戦いにおいてセフィロスはサディスティック、非道的だがクラウドとの交わりに関しては乱暴な扱いは無い。いつもクラウドを徐々に昂らせている。
中を刺激されるたびに入り口がぎゅ、ぎゅと萎みセフィロスの指を圧迫し、体液が厭らしい音を立てる。それがまたクラウドへの刺激に変わる。
「…ん……く…」
「もう、大丈夫だろう」
そう言ってセフィロスは一気に指を抜き自分の中心をクラウドの中へ押し込んだ。
「あぁっ……」
クラウドの腰に両手で抱え突き上げる。指によって徐々に開かれ馴染まされた入り口は堅くなったセフィロスを容易く受け入れた。
「んぁあっ…」
喘ぎ声を聞いてセフィロスは唆られる。
「久し振りにその声を聞いたな…。もっと聞かせろ」
セフィロスは手を前に回しクラウドの勃ち上がっている中心を刺激しながら、更にクラウドの奥を突き上げ追い上げていく。
「ちょ…セ、フィロ…ス、ぅっく………う…ん」
「もう少し力を抜け。そのままじゃ辛くなるだけだぞ」
そう言いながらもセフィロスは前に回した手を休めること無く刺激を与える。
「…はぁ……あぁッ、セフィロス…」
微かだがセフィロスの息も荒くなっている。
再びクラウドの顔を見ようと繋がったまま仰向けにする。
甘い吐息が互いの頬にかかる。
するとクラウドからセフィロスの頭の後ろに腕を回し抱き寄せ唇を重ねる。まるで貪るようなキスをする。
「クラウド」
セフィロスは頂点が近いことを名前を呼ぶことで合図する。
「セフィロス」
クラウドも名前を呼ぶことで答える。
更に呼吸が荒くなりそして、二人は同時に達した。
そしてクラウドはそのまま意識を失った。
クラウドが気がついた時には一人だった。
まるで幻影でも見ていたかのように。
しかし、体に残る熱は幻影ではないことを知らしめている。
あの日の出来事は現実だったと。
俺は、セフィロスを忘れない。
忘れることができない。
セフィロスもクラウドに執着しているのは分かっている。
けれど、ふと不安になることがある。
どうしてセフィロスはあの時現れたのだろう。
クラウドはフェンネルを停めた。
この場所は以前は荒れ地だったが、草原に徐々になりつつあった。
瞳を閉じ深く深呼吸する。
風に乗って緑の匂いがする。
その中に僅かだが草とは違う匂いがして瞳を開けた。
そこにはとても小さな花を咲かせた植物が生えていた。
昔、花に詳しい人が花の名前と花言葉を教えてくれた植物だ。
そう、この花は
勿忘草
私を忘れないで
あぁ、そうか。
忘れて欲しくないと願ったのは俺自身だったんだ。
そして、その不安感と想いがセフィロスを俺が呼び寄せたんだ…。
セフィロス
どんなに時が過ぎても
俺を
クラウドを
忘れて欲しくはない。
これからもセフィロスを愛し続けるだろう。
そして愛して欲しい。
セフィロス
この植物を知っているか?
できるならこの植物を届けたい。
セフィロスは俺の望みを叶えてくれるだろうか。
たとえ今後何度戦うことがあっても
俺は
セフィロスを
愛してる。
永遠に。
そのことを伝えたかったんだ。
今回も直接伝えられなかった。
次に逢えた時に想いを伝えよう。
俺の事を忘れないで欲しいと───
完
1月新刊の小説をUPしました。
前回書いた『勿忘草』の続編です。
以前ブログにも触れましたが相方に『日本文学みたい』と言われたヤツです。
そして勿忘草のタイトルがついているにもかかわらず勿忘草が一度も出てこなかったので今回の『幻影』に勿忘草を絡めました。
いや、始めから続編を考えて履いたのですが、前編の勿忘草に勿忘草が出てこない事に随分たってから気がついたもので…。
それと、エロシーン。
もっとエロにしたかったのですが、私にはこれが限界です(涙)
エロが上手い人が羨ましいです。
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