Laub🍃

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2012.11.10
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カテゴリ: 🌾7種2次表
記憶に残る要さんはいつも目を細めてにこにこと笑っている。

その縫い目のようなそこを開いてみたいと思ったことは生徒なら一度はあっただろう。

今、安居を追ってかっぴらかれているその目に面影はない。

思えば彼のその縫い目は感情を抑えつける番人役をしていたのだ。

駄目な感情と彼が判断したものを抑え込み、外に逃さず殺す役目を。

時代に取り残されたそれらの感情が全てコントロールを喪った状態で蘇り、安居を殺そうとしている。

その中に残る想いは誰のためか、なんて、もう要さんには分からないんだろう。





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最終更新日  2017.07.16 22:15:12
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