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2012年01月18日

auの2012年春の発表会

カテゴリ：携帯電話

KDDIの2011年秋冬モデル発表

春モデルの端末は、スマフォのみ5機種ということで、随分絞り込んだ印象だ。
ただ、スマフォの場合、フィーチャフォンに比べてメーカーごとの差別化が難しいので、このぐらいの数が妥当なのかもしれない。

au スマートバリュー発表、固定電話とセットで月1480円割引 -- Engadget Japanese

今回の発表で一番の注目は、KDDIの光インターネット＋光電話、または、KDDIと提携するCATVインターネットサービス＋ケーブル電話に同時加入することで、携帯電話料金を1回線あたり、1480円割り引きするという新サービス「auスマートバリュー」だ。

対象をスマフォに限定なのは、増大するスマフォのトラフィックを、家では積極的に固定回線に逃してもらう代わりに、その分を値引きしましょう、という施策だ。

この手の割引は、NTT法の縛りがあるドコモも、光の独自網がないSoftbankも、どちらも打ち出せないだろう。
KDDIにしては、なかなか巧い手だ。

しかも、CATVでもOKとは。しかも、資本提携したJ:comだけではないので、ケーブルラボに参加して、地道にAndroid STBの仕様を決めたりと、汗を流してきた成果が実を結んだのかもしれない。

とはいえ、CATV事業者にメリットがなければ、こうした提携は成立しない。
しかし、ある資料によると、CATV加入者の内、テレビサービスの加入率は90％以上なのに、電話サービス、インターネットサービスの加入率は、5割にも満たないらしい。

ユーザーの側から見ても、提携するケーブル電話とau光電話、au携帯間の無料通話や割引は、すでに施策として始まっており、トータルで通信、通話料が下がるのであれば、双方にとってメリットが大きい囲い込みになるだろう。

ただし、割引を得るには、スマフォで、定額プランを契する必要がある。（なお、一台でもその契約があれば、割引自体は、フィーチャフォンにも適用されるようだが、詳細は調査中。）
しかも、月々割とは別に割り引かれるのなので、機種によっては、2000円台で定額利用ができるものもでできそうだ。

このプラン、もちろん新規契約だけでなく、既存契約者も申し込めばが利用できるようなので、固定回線が条件に合う人は、加入を検討しない手はないだろう。

「auひかりホーム」エリア拡大、新ホームゲートウェイも提供 -INTERNET Watch

もう一つ、auひかりユーザーにとって大ニュースは、契約者に無料貸与されるホームゲートウェイが、変更されることだ。
旧機種はWiFiが11nに対応していなかったが、新機種では対応になり、従来だと有料だった無線LAN機能も、auスマートバリューを利用すると、無料で利用できる。
新契約者には、新しいホームゲートウェイが配布されるほか、既存ユーザーも、3150円の手数料で交換可能だ。
交換に必要な宅配便利用料を考えれば、この手数料は妥当だろうし、それだけ払って、交換する価値はありそうだ。