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2012年01月25日

ioBoxの搭載ソフトについて

カテゴリ：ＡＶ

イオシスのioBoxを購入

ioBoxのベースになっているOSは、Android 2.3.1だが、テレビ向けにUIは相当カスタマイズされていて、カーソルキーで操作できる場面も多い。
（が、制約もあり、これについては長くなるので、改めてまた書きたい。）

ただ、他のスマフォでは、強制的に縦表示になるアプリのファイラ画面も、この製品では、なぜか横表示のまま表示されたりするので、GUIライブラリ自体に何らかの細工をしているようだ。

プリインストールアプリは、ほとんどめぼしいものがなく、GoogleMapsなどの標準アプリもかなりカットされている一方、何故かカメラアプリが残っているのが謎（もちろん起動しない）。

マーケットは、Android Marketが使えるが、表示されないアプリが多い。
ブラウザベースの独自マーケット「Service Center」も用意されており、取扱説明書に記載のID、パスワードを入力すると利用できる。

ただ、ここに用意されているアプリは少ない。その一方で、マイクもスピーカーもないから使えないはずのSkypeアプリがあったりして、方針がよく理解できない。

ランチャーメニューも、独自のカスタマイズが行われているようで、画面上端の細いタスクバーに、HOME、戻る、メニューのアイコンが表示され、それをマウスカーソルでクリックすることで、Androidの標準ボタンの操作を行う。
ここで、ハードキーのありがたみが分かる。タスクバーが細過ぎる上に、頻繁に行う操作だけに、マウスでクリックでは、かったるいのだ。

ただ、レスポンスはいいし、HD動画も問題なく再生できる性能はあり、使い込んでみる価値はありそうだ。

さて、最初にペアリングしたタッチパッド付きのBluetoothキーボードは、右側の「iPazzPort」というブランドの製品だったが、非常に使いづらかった。
カーソルボタンやEnterボタンの配置が独特で、しかも、他のボタンと兼用なので、Fnキーを押しながら、ボタンを押す必要がある。
この端末では、アイコンの選択やリストのスクロールは、カーソルボタンを長押しする方が楽なので、これでは使いものにならない。

次に使用したのが、左側のキーボード「Riitek Rii mini Bluetooth keyboard」。これだと、カーソルボタンがきちんと独立しているし、フルキーのボタン自体もクリック感があって、押しやすい。

ただし、所詮は汎用品なので、肝心のAndroidで重要な独立したHOME、メニューボタンがないし、文字入力中に、文字種を切り替えるボタンもないため、タッチパッドでマウスカーソルを操作する必要がある。

また、何故か原因が分からないが、ioBoxを再起動すると、すでにペアリングしたはずのBluetoothキーボードの情報が失われ、自動接続されない現象がおきている。
そのため、毎回起動時に、USBマウスでペアリング操作を行う必要があり、非常にわずらわしい。これについては、解決方法がないか、調査中だ。

ところで、Android用の専用ボタンを備えたBluetoothキーボードがないか探してみたが、ざっと見て、プリンストンテクノロジの「OPTM-BHKAN（iBOW mobile）」ぐらいしかないようだ。

ただし、そもそも全く目的が違う商品なので、タッチパッドはなく、マウスカーソルを出しての操作はできないため、これがあれば完璧という訳でもない。

もっとも、一度操作感を試してはみたいので、ヤフオクあたりで安くで手に入るようなら、買ってみてもいいかなとは思っている。