トドのつまりは・・・

トドのつまりは・・・

2013年02月22日
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カテゴリ: AV


ドコモ、KDDI、ソフトバンクの3社から、時を同じくして、テレビとHDMI接続して使うスティック型端末が出揃ったが、詳しく見ていくと、それぞれ狙いが違うことが分かる。

  • Smart TV Stick.jpg

KDDI、Androidスティック「Smart TV Stick」を23日発売 -AV Watch

KDDIの「Smart TV Stick」のハード的な特徴は、操作デバイスが、スマフォアプリだけでなく、Bluetooth接続の専用リモコンが付属すること、microSDカードスロットがあること。CPUも、Dual CoreのOMAP4430で、割と性能もいい方だ。

UIも、テレビから離れてリモコン操作しやすいよう文字サイズをカスタマイズしたアプリやデスクトップアプリが用意されている点は、力が入っている。

提供するコンテンツについては、auスマートフォンで提供されている「auスマートパス」のサービスが、テレビに最適化して利用できる、というスタンスのようだ。

動画配信のビデオパスや、音声系のうたパス、LISMO WAVE、radiko.jp、auヘッドライン、auショッピングモール、Karada Manager for TV、au Smart Sports Fitnessなど、auスマフォユーザーにはおなじみのサービスが利用でき、ウイルスバスター for auも利用できる点は安心だ。

また、KDDIは、CATV向けAndroid STB「Smart TV Box」で、テレビ向けアプリを配信するようなので、そうしたアプリも、この端末で利用できるようにするのかもしれない。

しかも、「auスマートパス」を契約するスマフォのau IDで利用できるらしい。その分、本体価格は9,800円と素のスティック方端末そのものだが、サービスでお金を取らないのだからやむ得ないところ。

さらに、この端末、Android 4.0搭載で、「Google Play」も利用でき、汎用のAndroidアプリも利用できる点で、拡張性は高い。
見られる動画配信として、YouTubeやニコニコ動画が挙げられているが、リモコン操作が快適かどうかを別にすれば、Ustreamだって、Twitcastだって見られるはず。



汎用性では、ピカイチだし、特に既に「auスマートパス」に加入している方には、持っておいて損はない端末だろう。
  • dstick.jpg
ドコモの映像サービスをテレビでも、スティック端末「dstick」 - ケータイ Watch

NTTドコモの、「dstick」の操作は、スマフォのAndroidアプリからのみ可能で、リモコンは付属しない。Bluetoothは内蔵しているので、Bluetoothキーボードなどは利用できる。

利用できるサービスは、従来のドコモのdマーケット上で展開している映像・楽曲配信サービスで、dビデオ、dアニメストア、dヒッツの3つ。
ドコモのスマフォなどで既にこれらのサービスを利用しているユーザーは、そのアカウントを利用して、テレビでも同じサービスが利用できるようになる点は、KDDIと同様。

価格は8,925円とKDDIより安いが、CPUやメモリのスペックを見ると、2~3年前のスマフォ並みの性能で、レスポンスはいいとはいえないだろうし、フルHD動画の再生も厳しそうだ。素の端末として見るなら、おそらく4千円でも全く売れないレベルのスペックだ。

アプリ「SmartPlay by Twonky」を搭載し、YouTube動画を見たり、宅内の動画・音楽・写真コンテンツなどをDLNAで再生することもできるが、DTCP-IPには非対応でデジタル放送が見られないのも、ハード的に処理能力が足らないからだろう。

アプリに関しても、テレビ向けの独自アプリを提供するスキームは無く、あくまでスマフォやタブレットで用意したドコモのサービスが、手を加えずそのままの形で、テレビで見られるようにする、というのが主眼だ。

しかも、この端末Androidのバージョンも明確にされておらず、「GooglePlay」も利用できないため、自分で好きなアプリをインストールすることができない。
ある意味、ドコモらしからぬ、一番手抜きのサービスといえる。

7万台を無償配布:スマホ向け映像サービスをテレビでも、ドコモ「dstick」を見てきた - ITmedia Mobile

ただ、一応値段はついているものの、7万台を無償配布するキャンペーンを開始しており、実質はタダで配る戦略なのかも。
原価はおそらく2千円もしないだろうから、それで、毎月500円のサービスに一定期間加入させる縛りを付ければすぐに元は取れる。販促費としては安いものだ。


  • スマテレ.jpg
ソフトバンク、TV向け新サービス「スマテレ」 -AV Watch

ソフトバンク、「SoftBank SmartTV」を21日よりスタート | 携帯 | マイナビニュース

ソフトバンクの「スマテレ」は、端末の名前ではなく、スティック型端末を使ったサービスの名称であり、それが前に出てくる点から見ても、サービス主導の商品であることが分かる。操作は、スマフォアプリで行い、リモコンは付属しないのは、ドコモと同様。

Android端末として見ると、「GooglePlay」も利用できず、プリインストールしたアプリによるサービスしか利用できず、端末も買うのではなく、配信サービスを利用したい人向けに月額490円ので貸してもらえる形となる。

利用できるサービスは、TSUTAYA TV、GyaO!、BBTV NEXT、UULAのみで、それぞれ有料サービスは、月額490円とは別に料金が掛かる。
TSUTAYA TVは、薄型テレビ向けでもおなじみの有料のストリーミング配信だが、料金体系はテレビ向けとは違うようだ。
GyaO!も、薄型テレビ向けサービスとは違い、当面、無料のコンテンツ配信のみだそうだ。

ただ、これだけでは、一般のスマフォユーザーが、わざわざ欲しくなる端末かというと、疑問だろう。

ポイントは、BBTV NEXTというサービスだ。これは、他のスティック端末にはないサービスで、ストリーミング配信ではなく、アニメ、海外ドラマ、スポーツ、映画、ドキュメンタリーなど、50の専門チャンネルからなる月額2,625円のIP放送サービスだ。

ニュース - ビー・ビー・ケーブル、IPマルチキャスト放送のBBTVを2013年3月末に終了:ITpro

ソフトバンクは、「BBTV」という多チャンネルIP放送サービスを行っているが、専用STBを利用し、SD画質で魅力も乏しいため、そろそろサービスを一新する必要があった。
代わりに、BBTV NEXTに乗り換えてもらうことが、ソフトバンクにとって大きな課題であり、そのために「スマテレ」を提供するという色彩が強い筈だ。

すなわち、ソフトバンクにとっては、「スマテレ」は、スマフォユーザーをメインたーゲットに据えているとは言えず、むしろ、既存の「BBTV」ユーザーに、代わりに配る端末という位置付けなのだろう。
それだけでも、最初から一定数の利用者が見込めるだろうし、さらに、追加でUULAなどのサービスも利用してもらえればいい、という戦略なのかもしれない。
そう考えると、ソフトバンクらしくない、3社の中で、最も地味な存在の端末と言えなくもない。

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最終更新日  2013年02月22日 01時06分52秒


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