映画日記3

映画日記3



「アーメン・ホラー・ショー」
2003/08/01(金)
ロッキーホラーショーのティム・カリーが主役クラスで出てるというので見たんですが、、、わははしょぼい映画(笑)
だいいち原題がPass the Ammo、ぜんぜん「アーメンホラーショー」でもなんでもないの。ティムカリーが出てるのでっていうスケベ心丸出しな邦題なんだけど、うーん、どぅーなんでしょうか??(笑)
せっかく歌うシーンとかもある映画なのに、ティムカリーに歌わせてない!もったいないなー!
アメリカではキリスト教の布教や伝道にテレビを使うそうなんですが、その「テレビ伝道」のどえらい様子がパロディっぽく描かれていて、その辺は十分に楽しめる映画でした。実際の「テレビ伝道」はこの映画で描かれている世界以上のことをしてるらしくて、そういうのに興味ある人にはお勧め。

「浮き雲」
2003/08/01(金)
アキ・カウリスマキ監督、カティ・オウティネン主演の名作!
カティ・オウティネンのこわばった表情の演技が最高です。音楽もいいし、画面の色彩も凄くいいし、淡々としたシナリオとカメラワークも最高だし、凄くいい映画でした。
話はそろそろ中年に差し掛かる夫婦の、「思うようにいかない人生の様子」なんですが、登場人物がどんなに大変な状況になってもまったく泣かない、苦しそうにしない、ただ出演者全員がぎこちなくこわばった表情のまま、ぎこちなく突っ立ってるシーンとかで構成されてるんです。
なんだけど、もう、ものすごく味があっていい作品だったな~!これはぜひもう一度見たい映画。
最後はかなり幸せな気分で、希望に満ちた気持ちで見終われます。アキ・カウリスマキの世界が好きな人は必見。
色彩感覚がとても美しい映画で、その点特筆しておきたい♪

「エース・ベンチュラ」
2003/08/06(水)
ジム・キャリーなんか「しょせん面白い顔して笑わすだけでしょー???」って思ってたんだけど(特にMASKがワタクシ的にはいまいちだった)、でもエース・ベンチュラ見てスッカリ認識を新たにしました!
さすが、マトリックス・リローデッドの全米公開第2週目にいきなりトップから引き摺り下ろしただけのことはあるのね、ジム・キャリーって!
確かに、「しょせん面白い顔」をしたり「面白いポーズ」を取ったりするだけなんだけど、これがもう群を抜いて面白い!全編ほぼゲラゲラ笑いながら見てましたね~!テンポが良くて脚本もいいし、すごく面白かった~!!!見たあとに何も残らず、笑だけが残る!もう一度見なきゃ~~!物真似したいところがたくさんある(笑)
ジム・キャリーってすごいエンターテイナーなのね~!心底、感心した!とにかくストレートに笑いたいなら絶対お勧め♪ 元気のないときに見たりすると、とたんに元気もりもりになりそうな映画♪

「華麗なるヒコーキ野郎 」
2003/10/09日(木)
○監督/ジョージ・ロイ・ヒル
○cast/ロバート・レッドフォード、スーザン・サランドン、ボー・スベンソン、エドワード・ハーマン
○1975年・アメリカ
「明日に向って撃て」「スティング」でおなじみのジョージ・ロイ・ヒルとロバート・レッドフォードのコンビで、まさに絶好調という感じです。悪いのは邦題ぐらいか?(笑)それにしてもこの邦題はあまりにもセンス悪くて、「おお!見たい!」という気分にまったくならないんですが??(笑)(←これは公開当時から思ってて、公開のときもそれが理由で見に行かなかった記憶があります)
ずっと気になっててきのう初めて見ましたが、映画は素晴らしい!音楽もいいしもちろん役者もいい、カメラもいい!
舞台は第一次大戦終了後の1920年代後半、レッドフォードが扮する若き天才飛行機乗りのウォルドー・ペッパーは、曲乗り飛行や遊覧飛行をしながらアメリカを渡り歩いているという設定です。(ちなみにこの映画、原題は「グレイト・ウォルドー・ペッパー」といいます)
翼が4枚ある小さなプロペラ機に乗って、あちこちで曲乗りを披露しながらドラマは進んでいくんですが、度重なる事故にもまったくめげることなく、飛行機乗り(特に曲乗り)がやめられない、まっすぐな男を、若くて陰のないまっすぐなレッドフォードが実にうまく演じています。
物語が進む中で、ウォルドー・ペッパーがあこがれる飛行機乗りのケスラーと知り合い、最後は本気モードの飛行機ドッグバトル!
トップガンなんかよりもよほど飛行機の戦闘シーンが面白いですよ。もちろん、CGなしですべて本物のスタント。
飛行機のスタントは本当に見ていて足がすくむほど!大空で、飛んでる飛行機の翼の上に立つ曲乗りとか、実際に空でスタントやってるだけに、見ていて最近の映画よりもよっぽどドキドキします。
映画のトーンと進行はジョージ・ロイ・ヒル&ロバート・レッドフォードコンビの全盛時代ともいうべき流れで、「明日に向って撃て」や「スティング」がお好きな人は、きっと楽しめるんじゃないでしょうか?「仲間意識」とか「友情」をまったくギラつかないタッチで、クールでカッコよく、それでいて優しい雰囲気に表現させるとこのコンビは抜群ですが、この映画にもそういうタッチが活かされています。

スーザン・サランドンが、下着姿で飛行機の翼の上に立って飛ぶシーンがあるんですが、同じ年(1975年)に撮られた「ロッキー・ホラー・ショー」でもスーザン・サランドンは「ほぼ全編下着姿」(笑) この年は、とにかく下着姿でがんばってスターダムの階段の第一歩を上って行ったスーザン・サランドンなのでした(笑)


「マトリックス・レボリューションズ」
2003/11/17(月)
サスガに公開と同時に見ようとまでは思わなかったんですが、先週見てきました。面白い!・・・けど、あんまり印象に残ってないのも確かだなあ(笑)
今回は『マトリックス・ワールド』があまりなくて、ザイオンの描写中心。だからあのスタイリッシュで超クールなイメージとは少し違って、戦闘シーンなんかは「おおっ!ガンダムか?!」という感じの(笑)ど迫力で、ものすごく面白かった!
けど、ストーリー的に「えっ?そうなの?」って部分がけっこうあったりして、全体的に「スッゲ~!」という迫力は第2作の『リローデッド』のほうが少し上かも?今回はとにかくCGの凄さに圧倒されます。
しかしこういう具合にものすごく『話を広げてしまった映画』って、エンディングが難しいよね~。しかしリローデッド見てしまった人は見ないままでは終われませんよ(笑)

「アイデンティティ」
2003/11/17(月)
舞台設定は、大雨、嵐の夜、郊外のモーテル。そこに次々と関係のない人々が集まってくるんですが、これが続々とみなさんとんでもない目にあっていく(・・・というか、少しネタバレ覚悟で書くと、連続殺人の被害者になっていく)んです。
しかしもちろん犯人も分からないし、動機も方法もまったく分からないんですが、殺された人は、なぜか順にモーテルの数字のついたキーを持っている。
そしてこの「何の関係もなさそうに思えた人たち」が実は思わぬ一点でつながっていて・・・。

って書くと、ありきたりのサイコ・サスペンスっぽいでしょ?
でも、結末は全然ありきたりじゃないんですよ。かなり驚けます。(途中で多少読めるんですが、それでもこの着想は断然面白い!)
シナリオも演出も実に優れていて、久々に映画見てて「こりゃとても怖いなあ」と思いました。
ラストのラスト、最終結末は賛否両論らしいですが、まっ、ワタクシ的にはそこに行き着くまでに十分楽しませてもらったのでオウケイかな?
90分という短い映画ですが、画面からかもし出される『ただ事ではない雰囲気』と『緊迫感』はたいしたもんでした。

たまたまタダ券が手に入ったので会社を休んだ平日の午前中に観にいったんですが、わはは観客が9人(笑)でも、観終わったあとの印象ではマトリックスよりこっちが上かも?


「コール」
2004/01月01日(木)
○監督/ルイス・マンドーキ
○cast/シャリーズ・セロン、コートニー・ラヴ、ケヴェイン・ベーコン、ダコタ・ファニング
○2002年、アメリカ
去年は社会人になってからおそらく最もヒマな1年で、そのおかげで映画館にもたくさん行く機会があった。
1年のラストは、ちょっと話題になってた「コール」。
こういう誘拐の手法は斬新で、相変わらずハリウッドのこの手の映画は脚本が上手い!
30分ごとに携帯で連絡を取り合う犯人達のルールがまさに「今」っぽくて、緊張感のある展開になっててよかった。
ダコタ・ファニングが上手いし、変態ケヴィン・ベーコン(笑)も、ピカピカの青春映画「フット・ルース」で デビューしたなんて思い出せないほど偏執狂っぽい演技で、ああ面白かった!
ちょっと前に見た「アイデンティティ」もよかったけどこっちもよくできたサスペンスでした。

「L.A.コンフィデンシャル」
2004/01月01日(木)
○監督/カーティス・ハンソン
○cast/ラッセル・クロウ、ガイ・ピアース、ケヴィン・スペイシー、キム・ベイシンガー
○1998年、アメリカ
年末年始用にビデオごっそり借りてきて見てます。
1本目はずっと気になってたL.A.コンフィデンシャル。
ラッセル・クロウもケヴィン・スペイシーもキム・ベイシンガーもそれほど好きじゃないんだけど(笑) 映画はまあまあ面白かったってぐらいかな(笑)
最初1時間ずいぶんモタモタしてるなあって思ったんだけど、やはり全体に脚本はよく練れてる! ・・・ということ以外にそれほど書くことナシ(笑)

「メメント」
2004/01/01(木)
○監督/クリストファー・ノーラン  ○cast/ガイ・ピアース、キャリー・アン・モス
○2001年、アメリカ
いや、別にガイ・ピアース特集というわけじゃなかったんですが(笑)
まったく偶然、L.A.コンフィデンシャルに出てたのも知らないし、 メメントに出てるってのも全然知らなかった。
映画はリピーター続出とか、時間の流れを逆回しにしたとかで話題だったけど、 感想としては、、、うーん、普通のサスペンスだよね(笑)
ガイ・ピアースの演技はよかった、ちょっと好きになりました。 でもなあ、映画は「リピーター続出」って言っても、最後にああいうどんでん返しがあると もう一度早回しで見て確認したくなるのは人情だよね(笑)
あれをもう一度1800円払って劇場で見る気はしないなー、俺的には。

「ブリジット・ジョーンズの日記」
2004/01/01(木)
○監督/シャロン・マグアイア
○cast/レニー・ゼルウィガー、ヒュー・グラント、コリン・ファース
○2001年、アメリカ、イギリス
この映画はおそらく賛否両論なんだろうなあと思ったけど、 いやあ、俺的にはすごく面白かった!!! 大好きです、この映画(笑)
映画に何かリアリティを求める人にとっては「あり得ないよこんなの」とか 「パンツで追いかけるか普通?」ということになって全く共感できないんだろうと思うけど、 俺は映画にリアリティなんて全く求めてない(むしろファンタジーを求めたい)ので、 ものすごく面白かった!
ぶくぶくに太ったレニーがカワイクて、ちょっと見直しちゃいましたね~!
CHICAGO見てもそれほどレニーがいいとは思わなかったんだけど、この映画のレニーはいい! 脚本も気がきいてるし、ハリウッドのラヴコメディと違ってちょっとブラックな味付けがあったりして、 映画としてはかなり楽しめる出来栄えでした。
今ベスト20をリストアップ中だけど、なんかランクインしそうなヨカ~ン!(笑)


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