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Apr 9, 2007
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テーマ: 中国&台湾(3328)
カテゴリ: 鉄道
イースター連休も、今日9日が最終日。

香港人の一部は、大陸や外国などにへ出かけている事でしょう。
そんな中、今日は東莞で打合せがあり行って来たのですが、そう言えば、この2月から広州深セン間を走る広深鉄路の高速列車に、新型車両が導入されたのを思い出し、この機会に乗ってみることにしました。

まずKCRでいつもどおり深センの羅湖駅まで行き、そこからイミグレを抜けてすぐお隣にある深セン駅へ行きます。
大陸では今日は平日、なので切符売り場はとても空いていました。

行きに乗ったのは、これまで主役として走ってきた従来型車両の「新時速」です。
先頭車両は流線型の速そうなスタイルですが、中のデザインは少し古くなってきたかな言う感じです。


新時速


私は4人がけの席でしたが、向かいに乗った中国人女性、老公(だんな)らしき人とずっと電話で話しています。
そしてようやく電話が終わったかと思うと、おもむろにカップラーメンを食べはじめました。



さて、この高速列車は深セン駅から広州東駅(一部は広州駅まで)を、1時間20分ほど(70元)で結んでいて、途中止まる駅は常平駅(東莞市)や石龍駅(東莞市)などごくわずかです。
列車運行本数も多くて割と便利なんですが、この鉄道は東莞地域は大きく迂回するような感じなので、行く場所によってはかえって遠くなってしまい、バスやフェリーなどで行った方が便利です。

ちなみに私が行った常平駅(東莞市)は、時間にしてわずか40分、料金は35元でした。
東莞市区の最寄駅になるのですが、中心市街地からは離れていてちょっと不便な場所です。


東莞 常平駅



さて、午前中で打合せも終わり、昼食後にまたこの駅から帰路につきます。
帰りは、せっかくだから新型車両「CRH1」に乗りたいと思い、切符売り場で聞いてみます。

切符売り場のおねえさんが言うには、30分後に来るのが新型だとのこと、列車番号の数字(3桁)の最初が9番台のものは、新型だよと教えてくれました。
ちなみに私が乗ったのは「T955次」、従来型は「T8××次」という列車番号になります。
あらかじめこれを承知して切符を買えば、新型車輌に乗れるわけですね。


さて、切符を見てみると「07車 無座」とあります。
通常は車両と座席が指定されているのですが、もう満席なので車両は指定されていますが、座席はないと言う事、要するに立って行けということです(泣)


中国も意外と進んでいるんです。
深センの駅では、出るときに改札で切符の読み取りしないといけませんから、なくさないよう注意が必要です。


CRH1 切符


ようやく待合室のゲートが開き、みんなホームへ向かいます。
ホームには、何号車というような親切な表示はまったくありません(笑)から、勘で車両の位置を見つけるしかありません。
どこが乗車扉になるかもわからないので、みんな適当なところでバラバラに待っています。


ホームで待っていると、しばらくして駅員のアナウンスがあり、遠くに新型車両の「CRH1」の白い車両が見えて来ました。
ホームに入ってくる姿は、まだ真新しくて新鮮なデザインです。


CRH1 その1


列車が到着すると、バラバラに待っていた人達が、いっせいに扉へ殺到します。
さすが中国と言った感じですが、中から降りてきた乗務員の女性が、「降りる人が先!」と叫んでいます。

さて、ようやく車両に乗り込みましたが、案の定、通路に人があふれていました。
車両の中は、かなり広くゆったりとしていて、両端には電光掲示で、次の停車駅駅名やスピード表示、温度表示が出るようになっていました。

LCDモニタが4箇所に設置されていましたが、何も写っていませんでした。
映画でもやってくれるのでしょうか、または単なるコマーシャルなのか?


CRH1 車内


列車が走り出してしばらくすると、最高速度の160kmまでスピードを上げて走っているのがわかります。
聞くところによると、この4月18日のダイヤ改正で、最高速度が200kmまで引き上げられるようで、所要時間も55分まで短縮されるとか、、、広州がさらに近くなりますね。
さすが新型車輌だけあって、静かで乗り心地もなかなかよかったです。


CRH1 電光表示



乗客を見ると、家族連れが多いようです。
今年は、香港では清明節とイースターがつながっての5連休です。
清明節には、香港人も実家のある大陸へ墓参りのために帰省する人が多いようですから、そうした帰省客のUターンなんでしょうか。


ふとスピード表示を見ると、いつの間にか100km以下にダウンしていました。
窓の外を見ると、もう深センの街並みです。
深セン駅に到着しホームに下りて、せっかくなので「CRH1」の写真を何枚か撮りました。
向こうのホームにも、「CRH1」の車両が並んでいます。


CRH1 その2


「CRH1(China Railway High-Speed1の略)」は、中国の高速鉄道計画のひとつです。
この車両は、カナダの「ボンバルディア社」の「レジーナ」と言う、スウェーデン向けの車両をベースにして、技術提供を受けて青島の「BSP」社と言う会社が製造しているとの事です。

他にも、日本の技術供与での「CRH2」タイプ(川崎重工が技術提供、E2系あさま・はやて型車両)も2月から、上海エリアなどで走り始めているようです。
他にも計画があって、「CRH3」はドイツのジーメンス社と、「CRH5」はフランスのアルストム社との提携とか。
いくつもの国の鉄道技術を導入するあたり、いかにもしたたかな中国という感じですね。 


CRH1 その3


さて、到着したホームの向かいには、長距離列車が停まっています。
行き先表示板を見たら、なんと「北京西駅」行きです。
いったいこれから出発して、何十時間かかるんでしょうか。

長距離列車の旅もしてみたいなあとは思ってはいても、なかなか時間が取れ
ず、あきらめているのですが、やはりいつかは一度乗ってみたいですね。


北京行き長距離列車



時速200kmダイヤになったら、一度広州まで行ってみようかな、いやのんびりと長距離列車の旅もしてみたいな、、などと考えながら、「CRH1」のホームを後にしました。







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Last updated  Apr 10, 2007 01:41:43 AM
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