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カテゴリ: カテゴリ未分類
土曜日の日記の続きです。
子宮内膜症のころ、ほんと、いろんなことが重なってしまい
最悪の精神状態だった。
遠方の彼氏が、電話の途中で、私がパニックに陥ったため
私が、自殺を図ると思い込み
私の住んでいる市町村の警察に、連絡したりもして、迷惑この上ない存在だった。(結局、警察は来なかったけど)

「お月様、御願い。
赤ちゃんをちょうだい。」とか
「マリアさま、耳が聞こえなくても

約束します。」と手を合わせていたことも
今にしてみれば、照れくさい事実だが
その時は、真剣そのもの。だった。

娘を出産した後
月明かりに照らされた、まーるい顔の、まーるい瞼の
まーるい唇と、鼻をした娘の顔をいつも眺めては
「なっちゃん、お月様から、来たんでしょ?」
「遠いところから、ママのところへ来てくれて、ありがとう。
やさしい子だね。」と話し掛けていた。

けれど、マリア様・・・と御願いしていたことは
コロッと忘れていた。

浄土真宗なのに・・・・。
子供の頃、日曜学校に通っていた時期があったこと。
父親が、キリスト教のガッコウ出身で、時々
「神様が」と言っていたこと。
そして、イエスキリストを抱いたマリア様の肖像画から


すっかり、忘れていたのにある時
突然、パッと思い出したのだ。
その時、私は娘を抱いて病院の椅子に
多分、うつむいて、ボーっとして座ってたんだと思う。
イキナリ、肩に手を置かれて、我に帰った
シスターが「神様が、元気にしてくれますよ。」
と、しゃがみこんで、おっしゃった。
「ハイ。」と小さくうなずくので精一杯。
診察を終え、廊下を歩いて病室に帰る途中で
目が合ったのだ。
壁に飾ってある、マリア様の肖像画と。
その瞬間、急に、思い出した。
マリア様に御願いしていたこと。
そして、その内容を。

その病院は京都では有名(皇太子様も春に来られた)で
肢体不自由児施設と病院を兼ねているところ。
娘は、「脳性麻痺」という病気のため
検査などのため、入院している、真っ最中だった。

「そうだ、そうだ~。
私の希望がかなったんじゃない。」
となんだか、急に気持ちが晴れ晴れした。
赤ちゃんがいなかったころの気持ち、初心に返った。
大切にするって、私、言ってたんだわ。と・・・。

そのマリア像は、もしかしてうつむいていたかもしれない
確認してないんだけど
「目が合った」気がしたんだよね。
そして
「しょんぼりしてちゃダメ」としかられたようでした。







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最終更新日  2001.11.05 21:08:45
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