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出生後 2~6ヶ月***
首すわりが、思いのほか早く、3ヶ月
寝返りが出来たのが、5ヵ月半
相変わらずミルクののみが悪いが、夜鳴きもせず、おとなしい。
1ヶ月未満のころ、神経質に泣きまくっていたのが
4ヶ月頃には「今週、泣いたっけ?」というほど、ご機嫌の日々。
身長、体重の曲線も、正常域のど真ん中を突っ走っている。
このころ、心配は私の心から全くかき消されてしまった。

7・8ヶ月

どうしても、体が突っ張って、後ろに後ろに、倒れてしまう。
育児の本で
「ひとり座りへの段階」の写真が載っているが、娘と全く逆。
どの赤ちゃんも、前屈の状態ばかりだ。
毎日、座らせてみるが、後ろに倒れるばかりで
一向に、進歩が無い。

また、ずりばいを6ヶ月すぎから徐々に始めていたが
ずーっと、ずりばいのまま
2ヶ月以上たとうとしていた。
いっこうに、お尻が持ち上がらず、高速ずりばい状態。

両脇を抱えて立たせてみると、床に着いた足がつま先立っている。


8ヶ月検診***
「ひとりすわり」を検査される。
もちろん、娘は出来ない。
「ずっと、長いこと、こんな調子なんです。」と言う
「あと、1歩ですね。」との返事


しかし、その2日後
両脇を持って立たせると、再びつま先立ちをする(両足)
検診では、かかとを着いていたのに・・・・・・
“出来ていたことが、出来なくなる。ってことあるのかな・・?”

友達が、「うちの子、つっぱりが強くて、精密検査受けなきゃいけないんだ。」と言う。
ぼんやりと、妊娠中、立ち読みした本に書かれていた
「突っ張りの強い場合、脳の検査が必要」という一説を思い出す。

“満9ヶ月になっても変化が無かったら専門医に見せよう”と決意
夫にも言っておく。

9ヶ月直前***
保健所に勤める友達が遊びに来る。(保健婦ではないが、乳幼児検診に携わっている)
娘をあやす彼女が
「なんか、おかしくない?」と言い出す。
「私も、なんか変だと思うねん。
検診では、大丈夫って言われたけど、気になってる。」
「保健婦さんに聞いとくわ。」

後日、電話があり、専門病院を紹介される。

9ヶ月と2日***
初診の人のみの診察日は、月曜だった。
偶然、夫の仕事が休みで、一緒に行く。
マットの敷いてある診察室で、娘は裸にされ
両足をもって、吊るされたり
右足と右手を持って、吊るされたりして
何枚も何枚も写真を撮られる。
もちろん、おお泣きし、Drのひざにおしっこを漏らしてしまう。

Dr「出産では、何かありましたか?」
私「別に、これといったことは無かったですが
苦しんだので、障害が出るかも。とは言われました。」
Dr「典型的な、脳性麻痺やね。」

診断の結果が言い渡される。
「左半身の完全麻痺。それから
知的障害の可能性もあるから、今後、診て行きましょう。」

完全麻痺?知的障害?
Drの白衣に吸い込まれそうだった。
涙は出ず、言葉も出ない。

“私のせいだ、すぐに出してあげなかったから
                  どうしよう・・・・。”


「昼から、理学療法士による講習があるので
どこかで昼食をとって、また、こちらに来てください。」
と言われる。
昼食は近くの、ベーカリーレストランへ行く。
焼きたてのパンが運ばれ、それを、モソモソ食べる。
目がうつろだったのか、夫が
「ちゃんと、食べなあかんで。」と言う。
会話は無し。横で娘が、機嫌よく椅子に寝転んでいる。
娘の顔をマトモに見られない。夫の顔も。
“わたしのせいだ・・・・・・・。”

乳幼児期の身体機能の障害は
確定、固定していない。
ボイタ法訓練(リハビリのようなもの)によって軽減され
正常の域を目標に、高められる。
母親は、理学療法士から、ボイタ法訓練を取得し
1日4回、子供にほどこすことにより
「障害の軽減化」を図るのだ。

娘との「訓練生活」が始まった。
「訓練」と呼ばれるものは、実際、いくつかあるらしい。
技法が違うのだそうだ。
けれども、このころは、ただもう
“言われたとおりにやるしかない。”
“絶対、助けなくては。”
と痛烈に想う。






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最終更新日  2001.11.08 21:16:54
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