8:少年時代


ワーダッ。調子は?

今日は久々の
どこまでも果てしなく続く(@ISB)
まんが道。
険しいが、いい道のり。
相も変わらず、
清水邦明ばりのHARD USER@BOOK OFF。
日々DIGGIN。掘り師。
DIGDUG(@ナムコ)まるでドカタワーカー@AU
まあ、そんなことはどうでもいいが、
今日のまんが道。
毎度ながらクラシックを上げとこう。

少年時代@藤子不二雄A

作者については説明不要だが、
一応どっちがAで、どっちがFかぐらいは
簡単に書いておこう。

Aは安孫子素雄。
Fは籐本弘。

Aの王道の作品は、
はっとりくん、怪物くん、
プロゴルファー猿、笑うセールスマンなど。
「笑う~」の様なブラックユーモア系も多いようだ。

Fの王道の作品は、
ドラえもん、うめぼし殿下、
キテレツ、パーマン、エスパー真美など。

っていうか、この二人。
小学生時代からのマイメン。
二人で漫画家を目指す「まんが道」は
当コーナーのタイトルでもある。
当然クラシック。

では本題に。
ってことで少年時代。
まあ、映画化もされたし、
同名曲の井上陽水クラシックも有名なので
存在自体は知っている方も多いだろう。
元ネタっていかオリジナルは
柏原兵三って人の小説「長い道」。
これをもとに藤子不二雄Aが漫画化したそう。
ちなみに映画は、
「少年時代」を原作として山田太一が脚本。

小説「長い道」は柏原兵三が終戦までの1年間、
父の郷里の富山県入善町吉原へ疎開し、
旧上原小学校に通学した体験を
もとにして書かれた長編小説。
藤子不二雄Aも同時期に、
柏原の疎開先にほど近い
朝日町山崎村に学童疎開の経験があり、
「長い道」に感動し、
柏原家の了解のもとに漫画化。
昭和53年から1年間にわたって
「少年時代」として少年マガジン誌に連載されたらしい。
(参照:http://www.nsknet.or.jp/~bankou/OieSho000.html)
※↑のHPでは映画や小説との比較がかなり細かくされており、
ファン的には激チェキといっていいだろう。

前段はこの辺にして、肝心な内容。
いやぁぁ、これはクラシックとしか言いようがない。
時代は、太平洋戦争の末期。
主人公・進一(小学5年)は弟・進二とともに
東京から、とある田舎へ疎開。
そこでの生活。
成績・スポーツともに優秀なガキ大将・タケシや
タケシにごまをするその取り巻き。
進一と彼らとの一年間。
子ども同士の派閥問題、いじめなど、
クソリアルに描いている。
あの世界には、社会の縮図がある。

少しだけ、具体的に書かしてもらうと、
タケシは誰もが一目置くクソ王道。
計算高く、喧嘩も一級品。
誰もがタケシに逆らえない。
6~7人でいつもつるんでいるのだが、
誰がタケシの隣を歩くかで、
子分のいまのポジションが決まったりする。
そのため、子分はタケシに貢ぎ物するくらい。
疎開してきた進一は運悪くその一派へ。
タケシは進一と二人のときはたいてい優しいが
何かをきっかけにクソ意地がわるくなったりする。
また、ごまをすり気に入られ、
タケシの横を歩いていたかと思うと、
タケシの好きな女の子とちょっとでも話そうものなら、
いきなり、みんなからシカト。
この辺がクソ恐い。
そういう奴が少年時代にいたはず。
6~7人の一派の中で、
いじめられる奴、
タケシの横を歩いてもいい奴などが
タケシの独断で、
日々めまぐるしく変わっていく。
まあ、そんな話。
同じような体験をした奴も多いことだろう。

実際にそういうことがあって、
「それまで素直だったのに、
あいつのせいで、性格がひねくれた。
この漫画はまじでリアル」
って言ってる奴もいたし。
まあ、そいつは先天的に
ひねくれてた様な気もするが。

まあ、テンポがいいから、どんどん読める。
俺的には、辞書並みに厚い
1冊完結バージョンを所有。
まあ、中古屋ででも見かけたら
マチガイナく押さえとくべきだろう。

あと、なんかしらんが
クラス中がみんなで
「ア"ーッ ア"ーッ」って言うシーンは
クソ恐いのでまじで激チェキ。

今日は、この辺で。
ピース。



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