八枚目:COMMON


イエー。調子は?

さて、一枚のレコード。8枚目。
今回、紹介するのは、
6月に来日&福岡でのライブも決まっている

COMMON

だ。

ライブに行く前に、
予習・復習していくってのは、基本OF基本。
ってことで、
俺なりにコモンについて書かせていただこう。

●コモン
本名Lonnie Rashid Lynn。
71年3月13日生まれの33歳。シカゴ出身。
(今は、もうシカゴにはいないとかなんとか
本で読んだ気がするが、未確認)

古いタイプの奴は、「コモン」とは呼ばず
「コモンセンス」と呼ぶ。
確かに2枚目のアルバムまで、
この人の名は「コモンセンス」だった。
が、カリフォルニアのレゲエバンドが、
「コモンセンス」を名乗っており、
しかも商標登録をしていたため、

「そぎゃんこといわれたら、
しぇからしいばってん、
自分から「センス」をとりますもんね」(@コモン)

ってことで、
渋々「センス」をとり、
「コモン」になったらしい。
(※ライナーノーツには上記のように書いているが、
ネットで調べたところ、
同名の株式会社があったから、
名前を変えたと紹介しているところもあった。
まあ、どっちでもいいけど。)

そもそもコモンの何がいいって、顔がいい。
男前よ、こいつは。
「こいつは、もてるやろうね」
と下種の勘ぐりをするのは、当然AU。
また、
「こいつはエリカ(バドゥ)を“撃って”ますけんね」と、
スーパーフリー(@早稲田)顔負けの
コメントをみせてくるのが、YURA。
こんなんばっかりか、NNNは。
まあ、たしかにこじゃれた感じもするし、
こいつはもてるやろう。

そんなことはどうでもいいが、
このコモン、
これまでに5枚のアルバムを出している。
とりあえず、タイトルだけあげると、

92年:Can I Borrow a Dollar?
94年:Resurrection
97年:One Day It'll All Make Sense
00年:Like Water for Chocolate
02年:ELECTRIC CIRCUS

どれもいいのだが、
俺的には2枚目「Resurrection」(@94年産)が好き。

(※三枚目も結構好きだが、やはり2枚目。
っていうか、全部いい。
1枚目以外は、相当聞いた。
まじでクソいい。
一枚目はTAKE IT EZ@デビューシングル
だけでも復習しとくかってくらい。)

ってことで、
今日は二枚目の紹介をしてみよう。

Resurrection/COMMON
cmn
01. Resurrection
02. I Used To Love H.E.R.
03. Watermelon
04. Book Of Life
05. In My Own World (Check The Method)
06. Another Wasted Nite With. . .
07. Nuthin' To Do
08. Communism
09. Wmoe
10. Thisisme
11. Orange Pineapple Juice
12. Chapter 13 (Rich Man Vs. Poor Man)
13. Maintaining
14. Sum Shit I Wrote
15. Pop's Rap

まずは、1曲目。
アルバムと同タイトルの「Resurrection」。
シングルカット。
この曲は文句なしに、
クラシックといっていいだろう。
個人的には、レコを買い出した初期のころに
買った12インチなんで、思い入れもある。
基本的にコモンの声が好きだし、
シニスタのスクラッチ(@SHIと郎)もクソ渋い。
しかし、なんといってもピアノのループがたまらん。

(元ネタは「Dolphin Dance」(@Ahmad Jamal)って曲。
っていうか、このAhmad Jamalって人は
NASなど、他にも結構ネタになっているんで
興味がある人は是非。)

美しいというか、切ないというか。
気取っていうなら、JAZZYでしょうな。
俺的にはクソ好き。
12インチには、
エクストラ PことLarge Professorの
REMIXも収録されているが、
俺的には、オリジナルの方か。
(そういえば、ラージ教授って最近、なんか出した?
俺的には、MAIN SOURCEがクソ好きなので、
今後すきあらばあげるしかねえ。)

っていうか。
この「Resurrection」って単語。

****************

▼Resurrection
復活。(the R-) キリストの復活
【キリスト教】(最後の審判の日における)全人類の復活。
復興。(死体)発掘.

*****************

って意味があるようだが、
どの意味で使っているのかは、俺は知らん。
知っている方、是非ともご一報を。
まあ、深い意味を込めた
「復活」ってところだろうか。よくわからんけど、
まあ、ちょっとした英単語の勉強だ。

話を元に戻そう。
この曲をはじめ、
このアルバムのほとんどをプロデュースしているのが
「NO.I.D.」って奴。
この人なしに、コモンは語れんでしょう。
この人の作るJAZZ的なビートが
コモンの声にドンピシャと思うのは俺だけか。
昔フロントで読んだ気がするが、
「NO.I.D」の名前の由来は、
本名が「DION」で、
それを逆さにしただけ、とのこと。
「なんかそれはっっ」というしかねえ。
これはNNNで例えるなら、
「名前が「ツール」なので、
「ルーツ」にしました」ってノリ。
普通にありえん話。
まあ、名前が「ツール」なんて奴はおらんが、
似たような名前の奴は存在するだろう。
スゲーセンスというしかねえが、
たまにはそういう奴がいてもいい。
っていうか、このNO.I.D.も
自身名義でアルバムを出しているが、
俺的にはいまいち。
やっぱコモンとのタッグで力を発揮しうるのかも。

(全くの余談ではあるが、(ToT)氏などは、
「NO.I.D」を「ノー・アイディー」とは読まず、
自信満々で「ノイド」と読むSKILL。やはり別格)

そんことはどうでもいい。
話を進めよう。
やはりこの人を語る上で、
はずせないのが、
2曲目。1stシングルでもある

「I Used To Love H.E.R.」

だ。
曲自体も当然かっこいいが、
問題はリリックの内容。
タイトルを見たら、
「過去の女の話」かってきもするが、
そうではない。
この曲をきっかけにあるBATTLEが発生する。
とりあえず、簡単にこの曲の内容を紹介しよう。

************************

10歳の頃、
ソウルフルでオールドスクールな
年上の女性に出あった。
程なくして、精神的にも肉体的にも
彼女と結ばれるコモンだが、
「彼女がアンダーグラウンドだった頃、
オリジナルで、ピュアで、性格の良い娘だった。
そんな彼女が懐かしいよ」と嘆く。
コモンはそんな彼女の姿を、
クラブやハウスパーティーなどで
度々見かけるようになる。
その後、彼女はビデオにでたり、
アフリカ至上主義やストップ・ザ・バイオレンスを
唱えたりするようになる。
「黒人であることについて、
彼女は俺に教えてくれた」とコモン。
が、彼女もやがてウエスト・コーストに出て行き、
男もできてBIGになる。
路線を変更して、
R&B、ハウス、ジャズなどに入れ込み、
ITS ALL GOOD、BOYZ N THE HOOD
とも付き合うようになる。
また、白人から商売のやり方を聞かされ、
そのとおりにする彼女。
話すことといえば、
ぶっ放すだの、喧嘩するだの、ぶっ飛ばすだの。
今や彼女もギャングスタ。
ギャングスタビッチとつるみ、
いつもブラントをふかし、酔っ払ってる。
ハードコアだ、リアルだと唱えてばかり。
彼女が本当にリアルだったのは、
ショウビズ入りする前だった。
コモンは言う。
「本当に多くの男にやられた彼女だけど、
彼女本来の姿を俺が取り戻してやる。
ばかげたことをやめさせるために」

************************

分かってもらえただろうか。
昔の女の話と思いきや、
HERとはHIPHOPのこと。
で、見たら分かると思うが、
中盤あたりで、
西の奴らをDISっているようにも取れる。
(コモンは意図的ではないといっているらしいが)
兎にも角にも(@Y)
これを聞いて、西の奴らが激怒。
ICE CUBEを筆頭に、
WESTSIDE CONNECTIONがぶち切れ。
(「BOYS N THE HOOD」の辺りには、
キューブも腹を立てるだろう)
ってことで、バトルに突入。

キューブの舎弟分、マック10が
デビューアルバム収録曲
「WESTCOAST SLAUGHTERHOUSE」
って曲でやり返した。
優等生って感じで、
争いごとなどのイメージがなかった
コモンがどう出るかと思いきや、
売られた喧嘩をしかっり受けて立った。
堂々たるもの。
コンピ物「RELATIVITY URBAN ASSAULT」収録の、
「THE BITCH IN YOO」って曲で、バシッと反撃。
(音はピートロックが担当)
この曲でコモンは
キューブの代表作を次々と読み込みながら、
そのキャリアを嘲笑するという、
高度かつ辛辣なDISを繰り広げる。
っていうかこの曲、

「A BITCH NIGGA WITH ATTITUDE NAMED CUBE」

っていうフレーズから始まるっていうんだから、
どんくらいのDISかは想像がつくだろう。

この当時、
皮肉なことに知名度で言えば、
当然ICE CUBEの方が上。
が、このバトルをきっかけに、
コモンの名はより広がることに。
っていうか、
完全に男を上げたってところ。
結局は、ネイションオブイスラムの指導者、
ルイスファラカーン氏が間に入り、
キューブとの話し合いがまとまり、
このビーフは終わったらしい。

っていうか、
2曲の説明でこの量。
クソ疲れた。
だから、あとは適当に。
B面の中盤10~12曲目くらいとか
俺的には好きな流れ。
まあ、全般的にクソいいんで、
まじで、これは買ってもそんはねえ。

っていうか、他のアルバムにも触れたかったが、
それはまた今度。
特に3枚目は好きなんで、
コモンが日本に来る前には、
挙げる予定。

まあ、今日はこの辺で。

PS
コモンとエリカバドゥはどうなっとるんかと思いきや、

************************

エリカ・バドゥが現在二人目の子供を妊娠しており、
その父親がウエストコーストの伝説的なラッパーである
D.O.C.であるとAllHipHop.comが伝えている。

エリカ・バドゥには
アウトキャストのアンドレ3000との間に
6歳になる息子「Seven」がいるが、
すでにエリカ・バドゥとアンドレの関係は終わっている。
また、エリカ・バドゥは過去に
コモンと付き合っていたこともあったが、
D.O.C.との関係は全く知られていなかった。

(YAHOO! ミュージックから抜粋)
*************************

とのこと。
エリカは、相当のパンスケかもしれんぞ。>AU、YURA

まあ、あの頭では
「竹の子、竹の子、ニョッキッキッ!」
はできんやろうね。
被り物が長すぎて、
腕が頭の上に上げれられんやろう。

ちなみに、
飲み会等でこのゲームがなされる際、
「♪ニョーキッキ、ニョーキッキ~」と、
O西(@AREA0832)がうれしそうに歌うとのこと。
しかもその歌が「クソうまい」っていわれとる。
ちなみに、O西は「1ニョキ」がクソ好き。


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