43.DJ シャドウ



今日は、一枚のレコード。
今回は、久々にHIPHOPを。

ENDTRODUCING@DJ SHADOW
shadow

I-TUNESで適当にシャッフルしてて
いきなり耳にベタ張りされた楽曲。
誰の音かと、再確認。

「シャドウか。。。やるのぉぉ、やっぱ。」@胸中

正直なところ、
最近の俺は、HIPHOPっていうか
RAP MUSICに対して、
軽い不感症的なところがあった。
特に洋物に関しては、
良いとはおもっても、
それにとどまり、
オートリバース(@ODB)を
繰り返すほど、
ボコ聞きするものにも出会ってなかった。
俺の中で、

「この年になると、HIPHOPとかを聞く耳が崩れてくるんかのぉ」

って感じすらあった。
事実、FUNKやソウル、
はたまた、日本の歌謡曲やロック、
あとは、青春SHITばっか聴いてた。

そんな中、久々に繰り返し聞いたこのアルバム。
ネットをDIGって愕然。

1996年に発売されとる。

10年以上過ぎて、
俺の耳に戻ってきた。
購入した当時は、
数回聞いて、はいそれまでよ、
って感じやった気がする。
なにせ、当時は無類のRAP好き。
インスト物に関しては、
どうしても、物足らん、って感じがあった。

DJシャドウに関しては、
ミックステープとか、
ミックスCDとかは結構好きで、
何枚か持ってたりするが、
オリジナルの音源を聞いたのはマジで久々。

にしても、このアルバム。
発売されて10年とは思えんほど、クソ渋い。
たぶん当時としては、
かなり新しいことをしてたはず。

内容的には、
バリバリのインストアルバムだが、
とにもかくにも、
ドラムがクソやべえ。
マジで生演奏を超えるプログラミングとその響き。
単純なドラムと思いきや、
微妙なところにハイハットやスネアが入ってたりする。
それが、マジでアイヤーな感じで、きまっとる。

まぁ、注目すべきは、擦り。
イロイロな声ネタが擦られているが、
その鳴り具合が絶妙。
また、擦りのはまり具合も間違いねえ。
実際のところ、擦りのSKILLってのは
すげえスピードで進化しているため、
バトルに出場するような現役の擦り屋なら
楽にできるレベルなんかもしれんが、
それでもその響きとハメ具合には
うなる以外ねえ。

当然、そこにはシャドウのプロデュース力の高さってのがあるハズ。
サンプリングに拘った音作りの中で、
ここまでのレベルを表現できるのは
ヤハリ群を抜いとるんやねえか。
全く持って色あせることがねえ名作やろう。

内容的には、もう聞いてもらうしかねえが、
緩いのから激しいのまで、多種多様。
また、インストアルバムってのはこういうもんやろうが、
とにかく一曲の中で、展開がクソ渋い。
歴然としたストーリーが在る。
タイトルを分かる範囲で訳してみたが、
そう思って聞くと、やはり渋さはいっそう増した。
中盤、ビートが狂ったり、いきなりの抜きがあったりして
ハッとして、耳が驚いたりもする。
この辺は、クソ重要な要素となっとる。
メリハリもあり、RAPがなくても、
まったくもって十分すぎる完成度。
飽きることなく、1枚を通していける。

個人的には、
4曲目「CHANGELING / TRANSMISSION 1」
8曲目「MUTUAL SLUMP」
11曲目「MIDNIGHT IN A PERFECT WORLD」
12曲目「NAPALM BRAIN/SCATTER BRAIN」
とかが好き。

インストアルバムってのをDIGりたい気分です。
まぁ、この音に自身のRAPを乗せたいか
っていうと、それとこれとは話は別なんですが。

今日は、こんなもんで。

ピース。


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