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「KESARI/ケサリ 21人の勇者たち」2019年インド映画、原題も同じく"Kesari"です。1897年アフガン人民兵10,000人の襲撃を受け、わずか21人で勇敢に戦い抜いた英国シーク教徒兵のサラガリの戦いという史実を基にしたフィクション映画です。2時間30分という長編作品です。アメリカのレーティングは不明、日本ではR15+指定です。4つの賞にノミネートされていますが、受賞はありません。あらすじ 1897年、アフガニスタン国境に近いインド辺境の地。サマナ山脈の荒野にあるグリスタン砦の近辺にパトロールに出ていたイシャル・シン軍曹(アクシャイ・クマール)は、暴力を受け夫ムラー・サイドゥッラー(ラケーシュ・チャトゥルヴェディ・オーム)の家から徒歩で逃げてきたと思われるパシュトゥーン人女性がアフガン側からインド側に辿りつけずに3人の男らに引き摺り回されまさに殺されそうになっているのを目撃します。同じく見ていたイギリス人上官ローレンス中尉(エドワード・ソネンブリック)は手出しするな、見過ごせとイシャルに命令しますが、堪らずイシャルは飛びだしパシュトゥーン人の男らに発砲、銃撃戦となります。女性は逃げ、その場は収まり、上官の命令を聞かなかったイシャルには処分が下ると言われます。心配する同僚グラブ・シン(ヴィクラム・コーチャル)に、ジョン・ホートン中佐(マーク・ベニントン)は差別をする人ではないから大丈夫だと砦の下で話していると、戻ってきたパシュトゥーン人らに攻撃されてしまいます。不気味に笑う女性?スナイパー(ムザミル・バーワーニ)に撃たれたグラブを背負い砦に戻り援軍を頼んだイシャルは、1人で敵を追って前へと出ます。パシュトゥーン人らを撃退した後、ホートン中佐に呼ばれたイシャルは、さらに奥地の小さな砦であるサラガリ砦に転任するようにと処分を言い渡されます。ホ―トン中佐の部屋の外で待ち受けていた若いローレンス中尉は、インドの土壌が奴隷根性を産むんだぞとイシャルに言い放ちますが、ぐっと堪えて黙ってその場を立ち去るイシャル。1人でサラガリ砦へと向かうイシャルは、途中で命を助けた女性に遭遇します。また、谷川で顔を洗っていると、相思相愛で結婚し故郷でイシャルの帰りを老親と共に待つはずの妻ジーヴァニ(パリニーティ・チョープラー)の幻影が現れ、イシャルは妻との会話を楽しみながらサラガリ砦に予定より1日早く到着してしまいます。小さなサラガリ砦にはイギリス人上官などおらず、料理人のダード(ブラフマー・ミシュラ)の他に軍服も切らずに闘鶏に興じたり昼寝をするだらけた兵士が20人おりました。突然現れたシーク連隊第36分隊の新しい分隊長イシャルの到着に慌てふためく砦の兵士たち。注意をするイシャルに口答えをするチャンダ・シン伍長(ヴァンシュ・バルドワジ)。イシャルに隠れて鶏をフダーに調理させたのに気付いたイシャルは2週間食事禁止を言い渡します。見回るイシャル。イシャル自身も食事をせずに空腹に黙って耐える姿をみて、イシャルを見る目を変える兵士たち。女と子供、老人だけの近くの村に立ち寄ったイシャルは、崩れかけた村のモスクを修復しようと兵士に呼びかけると、皆がついてきて、共に汗を流し、村の住民から感謝され、イシャル分隊長と隊員の間に絆が出来ます。一方、妻に逃げられ、イシャルやインド人に根に持ったサイドゥッラーは、自分が妻に対し行った暴力などには一切触れず、他のパシュトゥーン部族の族長らを集め、イギリスとシーク兵らに反撃することで合意を取りつけます。グリスタン砦から、アフガン側から武装したパシュトゥーン人の大きな集団がこちらに向かっているとの連絡を受けたサラガリ砦。グリスタン砦から援軍を頼んでもすぐには到着しない、相手の軍勢は1万人にもなる、ホ―トン中佐はすぐの援軍は不能、サラガリ砦の放棄を命じてきます。イシャルは隊員らに逃げても咎めない、どうするかと問います。隊員らは皆逃げずにイシャルと共に戦うと答えます。サイドゥッラーは、捕えた自分の妻をイシャルが見えるように殺害してみせます。迎え撃つ覚悟を決めたイシャルは、サフラン色のターバンに巻き替え、砦の屋上から高らかに太鼓を叩き…。私の感想本作の事は、インドのヒットチャートに入っていた主題歌がよかったので、そこから興味を持ち、さらに日本でもDVD化されると知り、楽しみにしておりました。大勢で歌って踊るインド映画を見慣れていたのですが、本作は史実を元にした戦いの映画であり、舞台はインド本土ではなく、120年程前のアフガニスタンとの国境(つまりパキスタンの辺境)で、ヒンドゥー教徒ではなくシーク教徒の兵士が主人公という変わり種の作品です。シーク教徒の男性は皆頭に金属の輪っかを載せターバンを巻いていますが、そのターバンを触られたり、ターバンを取られてお団子にした髪を露出されるのは恥や侮辱なのだそうです。初めて知ったな。(* ̄- ̄)軍人とはいえ、上官の命令に背いてでも正義感を貫いたり、ひもじい思いを隊員にさせてる間自分も実は密かに同様に断食して耐えるというイシャルの姿は素晴らしいものでした。俺も断食して耐えているんだからな!と部下に主張せず、料理人が見かねて部下らに伝えるから、部下の心をつかむことができたんですねえ。( ゜ー゜)( 。_。)機関銃も大砲もミサイルもドローンも戦闘機もヘリも無線もない時代の戦いです。せめて機関銃があれば状況は違っていたでしょうに。手つかずの、緑の少ない広大な荒れ地の風景にも圧倒されましたが、援軍も間に合わない状況下で死を覚悟して迎え撃つ姿は、太平洋戦争時の日本人の立場にもダブって見えてしまいました。(*ノ-;*)音楽がやっぱりいいな。おススメします。☆☆☆☆ちなみに、主演俳優のアクシャイ・クマール自身は、敬虔なシヴァ派ヒンドゥー教徒で、自分の映画会社を2つ持ち、テコンドー(黒帯)、ムエタイ、沖縄剛柔流(黒帯)など武術を極め、2009年にインド政府からパドマ・シュリー勲章を授与され、2019年時点に世界で4番目に出演料が高額な俳優、インドで最も出演料が高額な俳優にも選ばれた52歳なんだそうです。w( ̄▽ ̄;)wタミル・ナードゥ州出身の発明家・社会活動家アルナーチャラム・ムルガナンダムが低価格で衛生的な生理用ナプキンを発明した実話を描いた、2018年制作の「パッドマン 5億人の女性を救った男」にも主演しています。是非その作品も近いうちにみてみたいと思いました。(*TーT)b
2019.11.08
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