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2009.06.10

1971年フランス・イタリア・スペイン合作映画です。

なんだかとっても不思議な映画でした～。

たぶん江戸時代、日米修好の任務を帯び渡米した日本国大使坂口備前守の一団は、

アメリカ大統領に献上する宝刀(日本刀)を鉄道で運んでいたところ、

リンク(チャールズ・ブロンソン)とゴーシュ(アラン・ドロン)の強盗団に襲われ、

奪われてしまいます。

ゴーシュと一味は親分のリンクを裏切って逃げ、置き去りに。

大使一行はリンクの怪我の回復を待って、随行者の黒田重兵衛(三船敏郎)に

リンクはすきあらば重兵衛を出し抜いてだまして逃げようとします…。

アメリカが舞台の西部劇なんだけど、ちょんまげに和装のまさしく日本の武士が

登場する西部劇なんです。

外国映画に登場する日本文化はどこかヘンテコなところが大概見受けられ

私は不快になってしまうのですが、この映画では違和感は全くありませんでした。

日本の時代劇の武士そのもので描かれていたのでうれしくなりました。

重兵衛さんは英語も率なく話し、謙虚で堂々とリンク達と渡りあいます。

人のことをゴリラ呼ばわりし卑怯なことをするリンクの見苦しさが目立って、

でも返ってそれが日本の武士と西部劇の慣習や価値観の違いが出てたような

気がして面白くもありました。

日米仏のスター共演の西部劇、なかなかよかったです。

楽しめたのかもしれません。

アラン・ドロンのカウボーイ姿も決まってました。かっこよすぎかも。

☆☆☆☆

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最終更新日 2009.06.21 00:35:11
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