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2013.01.13

［DVD］トータル・リコール（初回生産限定）

2012年アメリカ＆カナダ映画、原題も同じく"Total Recall"です。

原作は、フィリップ・K・ディックの短編小説『追憶売ります』("We Can

Remember It for You Wholesale"です。

1990年にアーノルド・シュワルツネッガー主演で作られた同名映画のリメイク

作品です。

21世紀末、化学兵器戦争の結果、地球の大部分が居住不可能となり、居住可能

な地域は、富裕層が暮らすヨーロッパの「ブリテン連邦」（the United

Federation of Britain、UFB）と貧困層が暮らすオーストラリアの「コロニー」

のみとなります。

力となるべく出勤を強いられていました。

コロニーに暮らすダグラス・クエイド(コリン・ファレル)は、病院から助け出そうと

してくれた女性と逃げようとして引き離されるという同じ夢にうなされて目覚めます。

結婚8年目で警察官の妻ローリー(ケイト・ベッキンセイル)は、ダグを元気づけると

先に出勤していきます。

ダグは、同僚で友人のハリー(ボキーム・ウッドバイン)と共にフォールに乗り込み、

UFBのロボット兵士(シンセティック)の生産工場での作業に取り掛かります。

夢が見れるリコール社の広告に興味を持ったダグは、ハリーに相談するもやめておけと

釘を刺されますが、ダグはリコール社を訪ね、諜報員の夢を見たいと注文します。

すると、機械の準備中に、エラー音が鳴り始め、警察が踏み込んできます。

たった一人生き残ったダグは、自分でも驚くほどの機敏な動きで警察の突入をかわし、

に発砲を受け、逃げ回り…。

コリン・ファレル主演のアクション大作映画ってどうなの？と思いつつ、見始めました。

ムキムキな体に作り上げてて、演技もなかなかよかったと思います。

今回メリーナ役をジャスティン・ティンバーレイクと結婚したジェシカ・ビールが、

コーヘイゲン役をブライアン・クランストン、マサイアス役をビル・ナイが演じて

イギリス人俳優・女優が出てるし、監督はケイト・ベッキンセイルの旦那さんのレン・

ワイズマン監督なので、イギリス映画なのかと思いましたが、アメリカ＆カナダ映画

でした。

CGなど映像は文句なしの素晴らしさです。

逃げても逃げてもどこまでも追ってくる、まるで「ターミネーター3」の女ターミネー

ターのようなローリーを演じたケイト・ベッキンセイルの存在感が光ってました。

Σ(゜◇゜;) ターミネーターよりタフかも。

1990年制作の「トータル・リコール」も、アカデミー賞視覚効果賞・特別業績賞

（視覚効果）を受賞した結構見ごたえある新鮮な作品でしたが、主要キャラの名前は

同じですが、舞台が火星&地球から地球のみになってました。

23年前はそれほど地球が汚染されてなかったから火星だったのかな?

それとも火星進出は現実味がなくなったのか。

コロニーが、まるで昔の香港とタイの水上市場が合わさった感じのなんとなく薄汚い

アジアごちゃまぜ風な町だったのは、いただけませんでした。

まだ西洋人から見たアジアはあんなもんかい？

コロニーはオーストラリアなはずなんだけどなあ。

面白いのは、前回顔の割れる女性役を演じたプリシラ・アレンが今回も同様のシーン

に出演していたことです。

☆☆☆☆