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2015.04.12

「荒野はつらいよ～アリゾナより愛をこめて～」をみて

テーマ： DVD映画鑑賞(14669)

カテゴリ：映画鑑賞

セス・マクファーレン監督・脚本(共同脚本)・主演作品です。

6つの賞にノミネートされています。

アメリカでR指定、日本ではR15+指定です。

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価格：3,078円（税込、送料込）

あらすじ

1882年、アメリカ西部開拓時代のアリゾナ州オールドスタンプ。

羊飼いのアルバート・スターク(セス・マクファーレン)は柵なし放し飼いで飼っている

羊が勝手によその農場の牧草を食べたからと言い渡された決闘に遅れてやってきたため

相手をさらに怒らせてしまいます。

牧草代を弁償するから今回は見逃して～と大勢の人が見守る中お願いして決闘を免れ、

見に来たのに、なんて意気地のない奴だとアルバートをなじります。

彼女であるルイーズ(アマンダ・セイフライド)からも見損なったわと別れを切り出され、

落ち込むアルバート。

後で心配して様子を見に来たのは靴職人の親友エドワード(ジョヴァンニ・リビシ)と

その彼女で娼婦のルース(サラ・シルバーマン)。

一方、金鉱帰りの老人を待ち伏せし金を奪った西部一の悪人クリンチ(リーアム・ニー

ソン)とその一行。クリンチの妻アナ(シャーリーズ・セロン)と手下の一人ルイス

(エヴァン・ジョーンズ)は、クリンチと別行動でオールドスタンプに先に来てクリンチ

らの到着を待つことにします。

アルバートは、開拓者兄妹の振りをして町で暮らし始めたアナを、酒場の乱闘で偶然

助けたことから2人は意気投合。

ーズにヤキモチを焼かせようと、町のお祭りにアナとアルバートは2人で行きます。

お祭りではカメラマンと被写体になった人達に引火しさらに撃たれて死に、オイルの

行商人は野生の牛に襲われそのまま帰らぬ人に。

今年もオールドスタンプの定説「お祭りでは人が死ぬ」は健在だった…。

射的で競うことにしたフォイとアルバート。

早撃ちでフォイを圧倒、当時まだ珍しかった1ドル札を賭けに勝ったとフォイから

せしめ、アルバートに渡します。

気が収まらないフォイがアルバートをさらにバカにしたため、さすがのアルバートも

腹を立て、思わずフォイに決闘を申し込んでしまいます。

じゃあ明日とアルバートが言ったものの、アルバートのあまりの腕の悪さを心配した

アナが機転を利かせ、決闘は1週間後に延ばしたものの…。

私の感想

冒頭から「生まれる時代と場所を間違えた者がいる」というナレーションが流れ、

それがセス・マクファーソン演じるアルバートだとすぐに分かります。

アルバートは、「西部開拓時代は、ゲスで野蛮で危険な時代なんだぜ。」と親友エド

ワードとルースに向かって解説する始末。

うーん、そんなこと、あの時代の人が言えるはずないでしょうに。

だって、それが当たり前だったでしょうから。　(-ω-;)

現代人だからこそ言える冷めた言葉。　

確かに野蛮で危険な時代だったんでしょうけどね。

あの時代にオタクはまだいないでしょうに。　(*'ω'*)

この冷めててゲスで遠慮ない口ぶり、誰かに似てるわと思ったら、2作目がもうすぐ

出来るという、 「ted」 の主人公オッサンクマのぬいぐるみテッド(ちなみにセス・

マクファーソンが監督・脚本・テッドの声担当)とその相棒の人間ジョン(マーク・

ウォルバーク演じる)を足して2で割った感じかもしれません。(・m・ )

エゲツないシーン(だからアメリカではR指定なんだな、きっと)もありましたが、

概してまあ大人が楽しめる作品だったと思います。

私は、ナバホ族に捕えられ火あぶりにされそうになったアルバートが、ナバホ語で

ウェス・ステューディ演じるコーチース族長らの誤解を解くシーンと、へなちょこ

リンカーン大統領がアルバートの卒業式に現れて変な祝辞を述べるシーン、そして

皆で口髭の歌でフォークダンスを踊るシーンがなにげに気に入ってしまいました。

フォイ役のニール・パトリック・スミスといえば、先日ご紹介した「ゴーン・ガール」を

思いだしてしまいましたが、実は本作の方が先だったのかもしれませんね。

セス・マクファーレンの友達繋がりでしょう、メジャー俳優が一瞬とか、台詞ありの

ちょこっと端役でザクザク出演していたのには驚きました。

クリストファー・ロイドは「バック・トゥー・ザ・フューチャー」のドク役で、うまく

化けててわかりにくかったカウボーイのユアン・マクレガー、一瞬で殺されたライ

アン・レイノルズ、パトリック・スチュワートはアルバートの夢の中の声などなど。

ジェイミー・フォックスは以前ご紹介した 「ジャンゴ」 の主人公の井出達で最後に

出てきます。

エンディング・クレジットが終わった後にもまた出てきました。(￣∇￣;)

是非ご自分でどこにだれが出てくるか、確認してみてください。

ちなみに、リーアム・ニーソンとアマンダ・セイフライドは「ted2」にも出て

いるようです。

☆☆☆