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2015.04.15

「マダム・マロリーと魔法のスパイス」をみて

テーマ： DVD映画鑑賞(14669)

カテゴリ：映画鑑賞

Journey"です。

原作は、リチャード・C・モレイスの同名小説です。

ゴールデン・グローブ賞など2つの賞にノミネートされ、ノルウェー国際映画祭

観客賞など2つの賞を受賞しています。

アメリカでPG指定、日本ではGです。

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あらすじ

インド、ムンバイ。

母に連れられ、市場に生ウニの仕入れに向かった少年ハッサン・イクバル・カ

ダム。

中、生ウニの香りをかぎ、勝手に味見をしてその美味さに唸っていたハッサンの

姿を見た漁師に「味がわかる君に売ろう」と言わせた、生ウニの味が分かる子供

だったハッサン。

料理人の母が師匠となって息子たちに料理を教え、一家で経営していた食堂は、

ある日暴徒に襲われて火を放たれ、大切なものを取りに戻った母は逃げ遅れて

焼死してしまいます。

全財産と妻を失った傷心の父(オム・プーリ)は、5人の子供たちを連れてイギリス、

ロンドンに移住します。

ロンドンでは次男のハッサン(マニシュ・ダヤル)が料理人となって調理をしますが、

入手できる野菜には魂を感じられないと感じた父は、家族を連れてヨーロッパ横断の

新たな移住先探しの旅を敢行します。

一家。そこに通りかかった美しい地元の若い女性マルグリット(シャルロット・ルボン)

に助けてもらい、さらに自宅であり合わせの食料でもてなしを受けます。

手作りのオリーブオイル、手作りのチーズ、お手製のパンなど。魂のある食材に目を

丸くするハッサンら。

近くにレストランに最適そうな空家物件を見つけた父は、そこを買ってインド料理レス

その家のまん前には、気難しいマダム・マロリー(ヘレン・ミレン)が経営するミシュ

ラン1つ星フレンチレストランがあり、案の定マダム・マロリーは降ってわいたかの

ような目の前のたんこぶ、「メゾン・ムンバイ」が気に障り…。

私の感想

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原作は、ポルトガル、リスボン出身の作家の小説だそうです。

この小説を見つけ是非映画化したいと惚れこんだのはプロデューサーのジュリエット・

ブレイク。

同じくプロデューサーに、巨匠スティーヴン・スピルバーグとオプラ・ウィンフリーも

名を連ねています。

音楽は、「スラムドッグ＄ミリオネア」のサントラ大ヒットおよびアカデミー賞作曲賞など

受賞、「ロボット」やらボリウッド作品のサントラをたくさん輩出し続けているインド人

A・R・ラフマーンが担当しています。

ハッサンの父親役を演じたのは、インド人ベテラン俳優オム・プーリ、爽やかな好青年

ハッサン役を演じたのはインド系アメリカ人俳優マニッシュ・ダヤル(英語もフランス語も

こなし物腰がソフトなハッサン、生粋のインド人俳優とはちょっと違うなと思ってみて

ました)、相手役マルグリットを演じたのは、カナダ人若手女優シャルロット・ルボン、

マダム・マロリー役を熱演していたのはイギリス人ベテラン女優ヘレン・ミレンです。

魅力的なキャスト、美味しそうな料理や美しい映像、違和感のないCG処理(マダム・マロリー

が経営するフレンチレストラン「ル・ソール・プリョルール」は張り子のようなセットで

前部分しかなかったのだそうです。)、ストーリーもなかなか面白かったと思います。

美しくまとまり過ぎてた感もあったかもかも。(￣∇￣;)

感動するほどのインパクトは感じられませんでした…、残念ながら。(-ω-;)

それがとっても残念です。

もしこれが実話の映画化だったら、もうちょっと違ったものになっていたのかもな。

以前ご紹介した 「ぼくの国、パパの国」 は、オム・プーリがこれまた父親役(インド系ではなく

パキスタン系移民ですが)を演じたイギリス映画ですが、興味深い作品なので、併せて

オススメします。　v(￣ー￣)v

☆☆☆