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本の紹介ではなく、読んだ感想なのでネタバレしまくりです
伊坂幸太郎著
『グラスホッパー』
読み終えて、結末にモヤモヤすると言うか、気になったので書きとめました
鈴木は最後のページで通過列車がなかなか通り過ぎないと言ってたので
鯨みたいに幻覚が見え出し、精神を病んだと解釈したのですが…
気になってネットで他の方の意見を探してみました
すると鯨の章(文庫だとP165)でホームレスの田中が、幻覚をみるきっかけは
『信号の点滅がちっとも止まらなかったり、通過列車がなかなか通り過ぎなかったり…』
(↑私もこの件で精神を病んだと思ってたんですけどね)
『信号は(幻覚の)見始めの契機で、列車は目覚めの合図』
と、あるように列車なので目覚めの合図であり、
今までの生活(令嬢)から、新しい生活が始まる意味ではないかと…
↑なるほど!!と思いました
でも『押し屋』が姿を見られた者を放置するかなぁ?と思い
案外、その列車に向かって押されたりして!?なんて考えたり(笑)
幻覚って言葉で片付けたら妻が死んでから何処までが現実で
何処からが幻覚なのかわからないし…う~ん?
あと私は気にならなかったのですが、
鯨を轢いたのは誰?って質問があったり
私は押し屋じゃないかなぁ~と思ったのですが、
でも鯨を押したのが押し屋だとしたら??
関係のない車が轢いたのでしょうか?
あっ!読み返すと運転手は轢いた時に『怒声』を上げてるので
多分、通りすがりの車みたいですね☆
じゃ~鈴木がその後『品川駅』まで意識がないのは…やっぱり幻覚?
だとすると、妻が死んでがら幻覚まじりでこれから目覚めるみたいな感じかなぁ
まあ結局は読者の受け取り方次第なのかな?
伊坂幸太郎作品は残酷な描写が出てくるのであまり好きではないのですが
映画化されたものや話題作が多くてつい読んでしまします
(映画化されたからと言って映画は見ないんですけどね…)
『ゴールデンスランバー』・『死神の精度』とかは好きでした♪
『オーデュポンの祈り』・『鴨とアヒルのコインロッカー』は読みました
次は『重力ピエロ』を読もうかな~
三浦しをん 3連発☆ 2011年08月09日
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