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3月末を迎えました
今月に入ってから
この「中之島公園の猫たち」の特色だった
仲間たちの日常生活をお伝えする
ほっこり、のんびりの日記が
あまり書けませんでした…
書いている私たちもだったのですが
読んでくださっている皆さんも
しんどい内容ばかりが続き
きっと戸惑われた方も多かったことでしょう
本当にご心配ばかりおかけして
申し訳ありません
一昨年、昨年とは違い
今年、2010年の3月末は「猫の部屋」にとって大きな 分岐点
でした
当初、全国から集まった嘆願の声を受けて
「北部方面公園事務所」の
副所長さんはじめ、職員さんたちは
上層部である「ゆとりとみどり振興局」に
働きかけをしながら
公園内に取り残された猫たちをレスキューするため
「猫の部屋」を作ってくださいました
ただし、大阪市の 市有地
に建てられた
「猫の部屋」という施設の存在理由は
再整備工事を円滑に進めるための
一時的措置
というものでした
再整備工事期間内という
期限が付けられたスタートでしたが
とにかく、どのような理由が付けられていたにせよ
行政と協力し合って
猫たちの命を危険に晒すことなく
すべて保護できたことは
大きな意味があると思いました
2007年11月1日から続いた
中之島公園再整備工事は
本日、2007年3月31日をもって
完全に 終了
を迎えます
保護総数 87匹
不妊去勢手術数 63匹
この中には、周辺工事に追われて
閉鎖中の公園内に逃げ込んできた猫たちと
公園事務所から依頼を受けて
自立するホームレスさんから
預かった猫たちを含んでいます
譲渡数は 54匹
このほとんどが「大人猫」
私たちがそう呼んでいる 成猫
です
現在は「猫の部屋」に24匹
一時預かり中が5匹
合計 29匹
の猫たちが残っています
詳しくは 中之島公園猫対策協議会HP
をご覧ください
すでに報道などで
ご存知の方も多いと思いますが
再整備工事終了と共に
「猫の部屋」を 即撤退
という事態は
回避
されました
現在、 大阪市HP
の
ご意見・ご要望の窓口「市民の声」には
「猫の部屋」の存続を求める意見や
私たちの活動を支持する意見が
たくさん届けられていると聞きました
皆さんからの温かい思いが
その結果を導いてくださったのだと感じています
本当にありがとうございました
心から感謝しています
しかし、4月以降も「猫の部屋」は続きますが
いくつかの 問題点
は残されたままです
今後の期限のことであったり
譲渡数についての
認識の違いであったり…
具体的な問題について
まだまだ 説明
や 質問
などを重ねなければ
ならないのですが…
いちばん大きな問題点が解決しなければ
具体的なことについても
話は進まないのではないかと
私たちは感じています
いちばん大きな問題点…
それは、この活動の
本質的な部分に関わるものであり
私たちにとっては
譲れない部分でもあります
再整備工事という出来事があり
緊急避難的な形にせよ
「猫の部屋」を誕生させることになった 背景
には
いったい何があったのか?
大きな問題点の根底は
その部分にあります
公園閉鎖時、 70匹以上
いた猫たちと
ホームレスさんが抱えていた 31匹
の犬たち
公園で暮らしていた犬や猫が
これだけの数になっていたのは
何年にも渡り、繁殖を繰り返し
増えてしまったものだと思います
31匹の犬たちの問題は
公園事務所から依頼を受けた
動物愛護団体さんや推進員さんたちのお陰で
処分を免れました
そして、猫たちについては
すべて「猫の部屋」で
無事に保護することができました
しかし、それは
その時、目の前にあった問題の解決にしか過ぎず
根本的な部分での解決ではなかったのだということを
考えていただきたいと願っています
猫たちを保護する私たちとしては
今後、同じようなことを起こさないための 予防策
と
万が一、何かが起こった時のための
具体的対策
を
切り離して考えることなどできません
現在、猫たちがいなくなった公園に
再び、同じ出来事を繰り返さないこと
これは、とても重要なことです
この活動がなぜ始まったのか?
あの時、全国から寄せられた意見には
どのような指摘が多かったのか?
その背景を忘れることなく
今後も関係局には
理解を求めていきたいと考えています
とても悲しいことなのですが…
大阪市内の他の公園では
遺棄される猫たちが絶えない場所や
虐待などの被害に遭い
大きな事件が多発している場所などもあります
それだけ公園で暮らす猫たちが
多いということでしょう
しかし、どの場所にも
頑張っている方たちはおられます
個人では抱えきれないほどの
大きな責任と負担を背負い込み
必死に命を守ろうとする方たちから
何度も言われました
「どうか頑張ってください
中之島公園で 成功例
を作れば
大阪市も何かが変わるかもしれません…」
この言葉の重みを私たちは忘れません
中之島公園が抱えていた問題は
中之島だけの問題ではなく
野良猫と呼ばれる猫たちが存在する
すべての場所が抱える問題です
どこにでも起こりうることだからこそ
これからも私たちは
根本的な問題解決を
目指していきたいと考えます
3月末を迎えましたが
いつも応援してくださる皆さんには
まだ安心していただけるだけの
ご報告ができませんでした
本当に申し訳ありません
まだまだ道は険しいようです
乗り越えなければならない高いハードルもあるようです
ただ、これからも私たちは
中之島公園で芽生えた 公民協働
が
ひとつの成功例として広がり続けることを目指し
頑張っていこうと思っています
どうか、引き続き
私たちと一緒に声をあげてください
思いを乗せたその声は
きっと向こうに届くはず…
何かを変えるはずだと信じています
第二秘書
「
中之島公園猫対策協議会HP
」 info@nakanoshima-cats.com
「
中之島公園の猫たち
」
nekomat@nifmail.jp
皆さん、ご心配をおかけして申し訳ありません。
多くの方たちからの声が大阪市へ届いていることを聞き
「猫の部屋」関係者全員、とても嬉しく思っています。
本当にありがとうございます
4月以降も皆さんからの声援が私たちの支えです。
どうか引き続き「猫の部屋」を支えていてください。
よろしくお願いします
皆さんからの温かいコメントで
毎日、たくさんの勇気と元気をいただいています
ありがとうございます
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