ナ チ ュ ー ル

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メンデレーエフの野望

  • メンデレーエフ1869.jpg



メンデレーエフの結論は

1. 元素は原子量の順に並べると明らかにその性質ごとの周期性を表す。
2. 化学的特性の類似する元素はほぼ同じ原子量であるか(例:白金、イリジウム、オスミウム)、原子量が規則的に増加するか(例:カリウム、ルビジウム、セシウム)である。
3. 元素グループ内での原子量順に並べた元素の配列はいわゆる原子価だけでなく、ある範囲まで、独特の化学的特性と一致する。
4. 広範囲に存在している元素の原子量は小さい。
5. 分子の大きさが化合物の性質を決定するように、原子量の大きさが元素の性質を決定する。
6. 未知の元素の発見が期待される。たとえば、共に原子量が65から75の間であり、化学的特性がアルミニウムに類似する元素およびケイ素に類似する元素が存在するであろう(後年、該当するガリウム、ゲルマニウムが発見される)。
7. 元素の原子量は原子番号順で前後する元素の原子量に関する知識により修正できることがある。たとえば、テルルの原子量は123から126の間にあり、128にはなりえない。
8. 元素の特徴的な特性はその原子量から予言できる。
 wikipedia より


 メンデレーエフが予想した元素 ?=45(エカ・ホウ素)  ?=68(エカ・アルミニウム)  ?=70(エカ・ケイ素) の3元素


?=45、?=68、?=70 がメンデレーエフの壮大な野望であり、壮大な仕掛けであった。

発表した1869年時に、ほとんど反響なし。

エカ・アルミニウムとしていたガリウムは、1875年にフランスのボアボードランによって発見、雑誌で報告した。これに対して、メンデレーエフは、彼が予言した元素エカ・アルミニウムであると主張したのだ。


 エカ・ホウ素としていたスカンジウムは、1879年にスウェーデンのニルソンによって、エカ・ケイ素としていたゲルマニウムは、1886年にドイツのヴィンクラーによって発見された。



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