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紙市
映画感想とにがお絵です。
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2007.03.30
テーマ： 映画レビュー(888)
カテゴリ： 映画－ま・や行
－１９９７年作品－
[監督] 大河原孝夫
[出演] （津波浩） 渡哲也
（藤一郎） 永瀬正敏
（米崎マヨ） 酒井美紀
（橘警視）
▲似顔絵は藤一郎役の永瀬正敏さん
－－－－－－－－－－
そして犯人は、その受け渡しの模様をＴＶ放送しろ、と要求してきた．．．。
【ＴＶ中継】
とにかく前半は圧巻でした。
３億円の重さに耐えながら、必死に歩き続ける運び役の重役。
その周りを幾重にも取り巻いて、ＴＶ中継をするカメラマン達。
それを本当に東京の街中で撮影しているシーンは、とても臨場感がありました。
事件はＴＶで報道されていて、運び役の人名まで公表されているので、その人は人命救助のために、イヤでも運ばなければならない。
なおかつ犯人は受け渡し場所をコロコロかえるので、そのつど必死に運ばなければならない。
といってＴＶの前で投げ出すわけにはいかない。
この身代金受け渡しをＴＶ中継させる、という設定がとても良く、なおかつ運び役が走るシーンが多いため、自然と映画自体もスピーディーなり、おもわず画面にクギづけでした。
しかも最終的に、犯人はどうやって身代金を手に入れるのか？という点と、実はこれは運び役の大企業の重役を懲らしめるためにやっているのでは？という疑問もでてきて、この前半はとても良かったです。
【涙】
犯人がこの事件をおこした原因を静かに聞く藤。
もちろん彼は事件を追っていくうちに、その原因となる過去の事件の事も知っている。
けれど犯人が語るその過去の事件の話を聞くうちに、藤は静かに涙を流す。
あまりにも哀しい過去、つらい現実、それらの前でまったく無力な自分。
そういうものが、あの涙を流させたんじゃないかなぁ、と感じました。
＊＊＊＊＊
そのためか、残念ながら後半は、チョット印象が薄くなってしまいました。
それでもナカナカおもしろい映画だったとおもいます。
▲パンフ
[監督] 大河原孝夫
[出演] （津波浩） 渡哲也
（藤一郎） 永瀬正敏
（米崎マヨ） 酒井美紀
（橘警視）
▲似顔絵は藤一郎役の永瀬正敏さん
－－－－－－－－－－
そして犯人は、その受け渡しの模様をＴＶ放送しろ、と要求してきた．．．。
【ＴＶ中継】
とにかく前半は圧巻でした。
３億円の重さに耐えながら、必死に歩き続ける運び役の重役。
その周りを幾重にも取り巻いて、ＴＶ中継をするカメラマン達。
それを本当に東京の街中で撮影しているシーンは、とても臨場感がありました。
事件はＴＶで報道されていて、運び役の人名まで公表されているので、その人は人命救助のために、イヤでも運ばなければならない。
なおかつ犯人は受け渡し場所をコロコロかえるので、そのつど必死に運ばなければならない。
といってＴＶの前で投げ出すわけにはいかない。
この身代金受け渡しをＴＶ中継させる、という設定がとても良く、なおかつ運び役が走るシーンが多いため、自然と映画自体もスピーディーなり、おもわず画面にクギづけでした。
しかも最終的に、犯人はどうやって身代金を手に入れるのか？という点と、実はこれは運び役の大企業の重役を懲らしめるためにやっているのでは？という疑問もでてきて、この前半はとても良かったです。
【涙】
犯人がこの事件をおこした原因を静かに聞く藤。
もちろん彼は事件を追っていくうちに、その原因となる過去の事件の事も知っている。
けれど犯人が語るその過去の事件の話を聞くうちに、藤は静かに涙を流す。
あまりにも哀しい過去、つらい現実、それらの前でまったく無力な自分。
そういうものが、あの涙を流させたんじゃないかなぁ、と感じました。
＊＊＊＊＊
そのためか、残念ながら後半は、チョット印象が薄くなってしまいました。
それでもナカナカおもしろい映画だったとおもいます。
▲パンフ
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