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単語カードを使います 。(理由は、なるべく「問題形式」にしたほうが効果があるからです。よく、「単語集の左側を隠して、1つ1つ下にずらしながら覚えていく」という方法をとる生徒がいますが、これでは書いてある順番や場所で覚えてしまい、覚えたようで覚えていないという事態がよく起こります。)
手順1.覚えたい単語を、単語カードに写します 。(表面に日本語、裏面に英語、そして何より、ボールペンで丁寧に写してください。ここが一番たいへんです。本気で覚えたいならば気合いで乗り切るんだ!)
手順2.覚えたい単語を全て写してしまったら、「英語→日本語」すなわち「和訳」の訓練です 。(知らない単語をカード化しているわけですから、めくるたびに「わからない」となります。この時点では、30枚のカードのうち、5枚わかればマシなほうです。 わからなかったからといって、ここで「漢字の練習」のように何十回と書き取って練習してはいけません 。 まずは、「目に焼き付ける」ようなイメージで裏と表を2~3回見比べてください。「覚えよう」という気で20秒くらい。出来れば発音もしながら。そうしてすぐに次の単語へと移ってしまってください 。これをやっていって最後の単語までたどりついたら、また最初の単語から同じ事をやってください。今度は2度目ですからおそらく10コくらいは言えます。そして2度目も最後までたどりついたら、また最初からやります。すべてスラスラと「英語→日本語」が言えるようになるまで続けてください。たぶん6回くらい回せば30コなら覚えるはずです。)
手 順3.次に「日本語→英語」すなわち「英訳」の訓練です 。手順2と同じ要領でやってみてください。手順2がスラスラならばこの手順3は4回くらいでマスターできます。(やはり言えなかったからといってその場で何十回も書き取りをするのだけはやめてください。)
手順4.最後に「日本語→英語の書き取り」です 。日本語を見て、その日本語を英語で書いてみよう。見事正解ならば次の単語へ進む。答えと違っていたら、 その場で「3回」(絶対覚えるぞ、と思いながら)練習する 。やはり、ここでも 何十回と書き取り練習するのだけはやめてください 。そして次の単語に取り掛かる。またわからなかったらその単語も「3回」書き取る。そして最後の単語までいったらまた最初から同じようにやる。
以上の4手順で単語は比較的スピーディーに、しかもいつまでも忘れない「強い記憶」(こっちのほうが大事)になります。
「こんな手順踏むのは面倒くさい」という人のために 簡略バージョンがあります。手順2と3はやらずに、「手順1の次にいきなり手順4へととぶ」やり方 。中1以外ならばこの「簡略バージョン」でもいいでしょう。(ただし、最初からすごい負荷が掛かりますので「根性」が必要です)。
今日のお話の要点をひとことでまとめます 。「30回書き取り×1セット」よりも「3回書き取り×10セット」の方が覚える。(大きいのを1回よりも小さいのを何回かに分ける!)